2019年7月22日付のセルトリオン・ヘルスケア・ジャパンのプレスリリース及び日本化薬のプレスリリースによれば、トラスツズマブBS点滴静注用60mg・同150mg(一般名:トラスツズマブ(遺伝子組換え)[トラスツズマブ後続1])に関して、セルトリオン社とジェネンテック社で係争中の特許無効審判請求は和解により解決することで合意したとのことです。
参考:
- 日本化薬 press release: 2019.07.22 「トラスツズマブ(遺伝子組換え)製剤のバイオ後続品(バイオシミラー)に関する特許訴訟の終結について」
- セルトリオン・ヘルスケア・ジャパン press release: 2019.07.22 「トラスツズマブ(遺伝子組換え)製剤のバイオ後続品(バイオシミラー)に関する特許訴訟の終結について」
- 2018.10.22 「セルトリオン v. ジェネンテック」 知財高裁平成29年(行ケ)10106
- 2018.10.11 「ファイザー・セルトリオン v. ジェネンテック」 知財高裁平成29年(行ケ)10165; 平成29年(行ケ)10192
- ハーセプチン®用途特許侵害訴訟。日本化薬バイオシミラーの承認効能効果受け、中外が差止請求放棄
- 中外がハーセプチン®バイオシミラー承認申請した日本化薬に対し用途特許侵害で製造販売差止訴訟提起
コメント
2019.08.21 セルトリオン press releaseより
トラスツズマブBS点滴静注用60mg「CTH」・同150mg「CTH」 【用法・用量】承認事項一部変更承認取得のお知らせ
http://www.celltrionhealthcare.com/jp/news/board/detail.do?seq=318&division=N
「2019年8月21日、抗HER2ヒト化モノクローナル抗体 抗悪性腫瘍剤 トラスツズマブBS点滴静注用60mg「CTH」・同150mg「CTH」の「HER2過剰発現が確認された乳癌」に対する【用法・用量】として、B法を追加する承認事項一部変更承認を取得致しました。これにより、本剤の【効能・効果】および【用法・用量】は、先行バイオ医薬品と同様となります。」