サノフィ・アベンティスのpress releaseによると、同社は、アレルギー性疾患治療剤「アレグラ®」(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩; Fexofenadine Hydrochloride)に関する特許(第3041954号及び第3037697号)の無効審決を不服とし、2011年12月15日付けで審決取消訴訟を提起したとのことです。
各特許についての無効審決の請求人は高田製薬と沢井製薬。
特許庁は各々下記理由で無効審決を下しました。
特許第3041954号
- 無効2010-800207(請求人: 高田製薬)進歩性欠如
- 無効2010-800220(請求人: 沢井製薬)進歩性欠如・実施可能要件違反
特許第3037697号(上記出願の分割)
- 無効2010-800206(請求人: 高田製薬)新規性欠如・進歩性欠如
- 無効2010-800215(請求人: 沢井製薬)新規性欠如・進歩性欠如
参考:
- サノフィ・アベンティス press release: 2011.12.15 「アレグラ®」(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩)に対する特許無効審決取消し訴訟を知財高裁に控訴
- 2005.02.10 「メレル v. 特許庁長官(ターフェナジン事件)」 東京高裁平成16年(行ケ)233
コメント