第一三共とマイラン社とが争っていた高血圧症治療剤BenicarⓇ、Benicar HCTⓇ及びAZORⓇに関するANDA訴訟において、2010年9月9日、CAFCは、第一三共のオルメサルタンメドキソミル(olmesartan medoxomil)特許が有効であると認めた地裁判決を支持しました。
マイラン社は、「DuPont社の(1)’902特許及び(2)’069特許に記載されたangiotensin receptor blockerの存在、(3)プロドラッグとしてmedoxomilを採用することの周知性の点から、オルメサルタンメドキソミル米国物質特許(米国特許番号5,616,599)のクレーム13は自明である」と主張していました。
- CAFC判決: 2010.09.09 CAFC Docket No. 2009-1511 「DAIICHI SANKYO CO., LTD. V. MATRIX LABORATORIES, LTD.」
- Orange book: Bericar
- Orange book: Benicar HCT
- Orange book: AZOR
- 第一三共プレスリリース: 2010.09.10 「米国におけるオルメサルタン メドキソミル特許侵害訴訟の勝訴について」
- オルメテック®開発ストーリー オルメサルタン メドキソミルの誕生
- Wilipedia: Drug development of ARB
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