バイエル薬品が「グルコバイ錠」(一般名:アカルボース)の組成物特許の有効性をめぐり、特許権者であるドイツ・バイエル社と、大洋薬品との間で行われていた訴訟に関し、10月1日、両社は知的財産高等裁判所において和解合意に至った。これにより、「グルコバイ錠」の特許に関連した大洋薬品との一連の係争は解決した。なお、大洋薬品は、アカルボース含有製剤として、アカルボース錠50mg/100mg「タイヨー」を2007年7月に、アカルボースOD錠50mg/100mg「タイヨー」を2009年5月にそれぞれ販売を開始している。
参考:
- バイエル薬品プレスリリース: 2009.10.06 ドイツ・バイエル社と大洋薬品工業、「グルコバイ®錠」の特許をめぐる訴訟で和解
- 大洋薬品プレスリリース: 2009.10.06 大洋薬品工業(株)とドイツ・バイエル社 食後過血糖改善剤 アカルボースの特許をめぐる訴訟で和解
- アカルボース:
アカルボース(Acarbose)はα−グルコシダーゼインヒビター(alpha-glucosidaser inhibitor)として開発され、バイエル(Bayer)が、II型糖尿病治療薬(糖尿病の食後過血糖の改善を効能効果)として製造販売している(日本での製品名はグルコバイ(Glucobay)錠)。 - Wikipedia: Acarbose
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