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*Case2013

2013.08.09 「デュポン ニュートリション バイオサイエンシズ エイピーエス v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10350

ポリデキストロースの用途発明の表現上の相違と実質的な相違: 知財高裁平成24年(行ケ)10350【背景】「満腹化剤としてのバルク剤」に関する特許出願(特願2002-578889、特表2005-508845)の拒絶審決(不服2010-18740)取消訴訟。争点は新規性。本件補正前の請求項1:哺乳動物の食欲抑制のための組成物であって,食物摂取抑制有効量のポリデキストロースを含む組成物。本件補正後の請求...
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*Pharma/IP news

2013.11.11 特許庁 延長登録出願に係る閲覧等の運用の見直し

特許庁は、営業秘密の保護の重要性が高まっていることにかんがみ、特許法第67条の2第2項に規定する資料(延長の理由を記載した資料)につき、特許法186条1項に基づき閲覧等の請求があったときは、当該資料の中に営業秘密が記載されている旨の延長登録出願人からの申出を要件として、閲覧等の制限を行う運用を2009年9月1日より開始しているが運用の見直しの概要の一部を明確にする修正を行った。2013年11月11...
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*Case2013

2013.07.24 「遼東化学 v. 宇部興産・田辺三菱」 知財高裁平成24年(行ケ)10207

公知ラセミ体を構成する一方の光学異性体の新規性・進歩性: 知財高裁平成24年(行ケ)10207被告らが保有する「光学活性ピペリジン誘導体の酸付加塩及びその製法」に関する特許(第4704362号)について、原告がした無効審判を請求不成立とした審決(無効2011-800097号)に対する取消訴訟。公知ラセミ体を構成する一方の光学異性体の新規性・進歩性が争点。原審参照: 2012.04.23 「遼東化学...
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*Case2013

2013.07.24 「遼東化学 v. 宇部興産・田辺三菱」 知財高裁平成24年(行ケ)10206

公知ラセミ体を構成する一方の光学異性体の新規性・進歩性: 知財高裁平成24年(行ケ)10206【背景】被告らが保有する「光学活性ピペリジン誘導体の酸付加塩及びその製法」に関する特許(第4562229号)について、原告がした無効審判を請求不成立とした審決(無効2011-800097号)に対する取消訴訟。公知ラセミ体を構成する一方の光学異性体の新規性・進歩性が争点。原審参照: 2012.04.23 「...
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*Case2013

2013.07.11 「田辺三菱・宇部興産 v. 遼東化学」 知財高裁平成24年(行ケ)10297

ベポタスチン製剤(タリオン錠)発明の進歩性: 知財高裁平成24年(行ケ)10297【背景】田辺三菱・宇部興産(原告ら)が保有する「経口投与製剤」に関する特許(3909998号)に対する遼東化学(被告)の特許無効審判の請求において、特許庁が特許を無効とした審決(無効2011-800177号)に対して、原告が審決の取消しを求めた事案。争点は進歩性。請求項1(本件発明1):ベポタスチンのベンゼンスルホン...
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*Case2013

2013.04.11 「X v. 花王」 知財高裁平成24年(行ケ)10299

実施可能要件・サポート要件を満たす明細書記載とは: 知財高裁平成24年(行ケ)10299【背景】被告(花王)の「液体調味料の製造方法」に関する特許(第4767719)に対する原告(X)の無効審判の請求(無効2011-800233)について、特許庁が同請求は成り立たないとした審決には、訂正要件の認定の誤り(取消事由1)、実施可能要件に係る認定判断の誤り(取消事由2)及びサポート要件に係る認定判断の誤...
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*Case2013

2013.04.18 「三菱化学 v. Y」 知財高裁平成24年(ネ)10028, 10045

アンプラーグ関連職務発明対価請求事件、消滅時効の進行の中断: 知財高裁平成24年(ネ)10028, 10045【背景】原審参照: 2012.02.17 「X v. 三菱化学」 東京地裁平成21年(ワ)17204【要旨】主 文1 本件控訴に基づき,原判決を次のとおり変更する。(1) 控訴人は,被控訴人に対し,5900万円及びこれに対する平成19年2月2日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え...
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*Case2013

2013.04.11 「セルジーン v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10124

レナリドミドとデキサメタゾンの組合せ医薬: 知財高裁平成24年(行ケ)10124【背景】「癌および他の疾患を治療および管理するための免疫調節性化合物を用いた方法および組成物」に関する特許出願(特願2004-505051、特表2005-530784、WO2003/097052)の拒絶審決(不服2009-7935号)取消訴訟。争点は進歩性。本件補正発明:治療上有効な量の化合物3-(4-アミノ-1-オキ...
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*Case2013

2013.03.27 「大長企画 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10284

引用発明の1成分にことさら着目することの動機づけ: 知財高裁平成24年(行ケ)10284【背景】「強筋肉剤,抗炎症剤」に関する特許出願(特願2002-303877、特開2004-182599)の拒絶審決取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:A.シムノールまたはシムノール硫酸エステルB.大豆イソフラボンまたは大豆イソフラボン配糖体C.クルクミンのA,BおよびCの成分を含むことを特徴とする強筋肉剤,抗脳梗...
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*Pharma/IP news

「セイロガン糖衣Aと正露丸糖衣S」 大阪高裁 大幸薬品の控訴棄却

2013年9月26日、大幸薬品のプレスリリースによれば、同社がキョクトウ株式会社に対して大阪高裁に控訴していた不正競争行為差止等請求訴訟に関して、控訴を棄却する旨の判決が下されたとのことです。参考: 2013.09.26 「大幸薬品 v. キョクトウ」 大阪高裁平成24年(ネ)2928 2012.09.20 「大幸薬品 v. キョクトウ」 大阪地裁平成23年(ワ)12566大幸薬品press re...
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*Case2013

2013.03.25 「本州化学工業 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10245

製造方法の進歩性判断: 知財高裁平成24年(行ケ)10245【背景】「1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサンの製造方法」に関する特許出願(特願2002-526737, WO02/22536)の拒絶審決(不服2009-22810)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1: (a)フェノールと3,3,5-トリメチルシクロヘキサノンとを,酸触媒の存在下に,1,1-ビス(4-...
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*Case2013

2013.03.27 「ジェリジーン メディカル v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10354

非外傷性の皮膚の陥没: 知財高裁平成24年(行ケ)10354【背景】「老齢関連の軟組織の欠陥の増強と修復」に関する特許出願(特願2001-534337、特表2003-517858、WO01/32129)の拒絶審決(不服2009-005175)取消訴訟。争点は進歩性。本願発明:生体外で複数の哺乳類の細胞が単離された後に,患者の組織の欠陥補修や増殖のための医用組成物の調整において生体外で単離された哺乳...
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*Case2013

2013.03.25 「ジェリジーン メディカル v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10324

免疫原性の問題を解決するために培養技術を置換するという動機付け: 知財高裁平成24年(行ケ)10324【背景】「真皮,皮下,および声帯組織欠損の増大および修復」に関する特許出願(平成10年特許願第539578号、特表2001-509064、WO98/40027)の拒絶審決取消訴訟。争点は進歩性。本願発明:患者の欠損を矯正する医療組成物の製造に,試験管内培養自己由来細胞を使用する方法であって,該医療...
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*Case2013

2013.03.19 「メリアル v. フジタ製薬」 知財高裁平成24年(行ケ)10037

発明が未完成かどうか: 知財高裁平成24年(行ケ)10037【背景】原告が保有する「ペット寄生虫の治療・予防用組成物」に関する特許(第3765891号)を無効とした審決の取消訴訟。争点は、訂正後の請求項1ないし34に係る発明の特許法29条1項柱書該当性の有無及び実施可能要件違反の有無。請求項1(訂正発明1):(下線を付した部分は本件の争点となる構成要件の部分であり「構成要件1F(2)」と称する。)...
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*Case2013

2013.03.18 「タカラバイオ v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10252

引用発明の物が本来有していていた作用・効果についての出願後の知見は進歩性判断に参酌できるか: 知財高裁平成24年(行ケ)10252【背景】「耐熱性リボヌクレアーゼH」に関する特許出願(特願2006-167465、特開2006-288400)の拒絶審決(不服2009-17666号)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1(本願補正発明):下記の群より選択され,かつ,耐熱性リボヌクレアーゼH活性を有することを...
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*Case2013

2013.03.13 「X v. Y」 知財高裁平成24年(行ケ)10059

共同出願違反かどうか: 知財高裁平成24年(行ケ)10059【背景】被告(Y)が保有する「二重瞼形成用テープまたは糸及びその製造方法」に関する特許第3277180号に対する無効審判請求について、「本件審判の請求は,成り立たない。」との特許庁の審決に対する審決取消訴訟。争点は共同出願違反(特許法38条)かどうか。【要旨】主 文1 原告の請求を棄却する。2 訴訟費用は原告の負担とする。裁判所の判断(抜...
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*Case2013

2013.02.28 「武田薬品 v. 後発品メーカー」 東京地裁平成23年(ワ)19435, 19436

組み合わせてなる医薬に関する特許権の効力: 東京地裁平成23年(ワ)19435, 19436【背景】「ピオグリタゾンとα-グルコシダーゼ阻害剤とを組み合わせてなる医薬」に関する特許権(特許第3148973号)及び「ピオグリタゾンとビグアナイド剤とを組み合わせてなる医薬」に関する特許権(特許第3973280号)を有する原告(武田薬品)が、被告(後発品メーカー)に対し、原告製品であるアクトスの後発品の...
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*Case2013

2013.02.28 「マクニール v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10205

ニコチンの口腔内投与製剤: 知財高裁平成24年(行ケ)10205【背景】「口腔内投与のためのニコチンを含む液体医薬製剤」に関する特許出願(特願2003-556064、特表2005-518392、WO2003/055486)の拒絶審決(不服2009-7293)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:ニコチン遊離塩基を含む液体医薬製剤であって,スプレーにより口腔に投与するためのものであり,そして緩衝および/...
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*Case2013

2013.02.27 「アクゾノーベル v. 昭和電工」 知財高裁平成24年(行ケ)10221

共通する成分が主成分か不純物かは、容易想到性判断に影響を与えるか2: 知財高裁平成24年(行ケ)10221【背景】被告(昭和電工)が有している「洗浄剤組成物」に関する特許権(特許3927623号)について、原告(アクゾノーベル)がした無効審判請求(無効2011-800146)を不成立とした審決の取消訴訟。争点は進歩性。請求項1(本件発明1):A)アスパラギン酸二酢酸塩類及び/またはグルタミン酸二酢...
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*Case2013

2013.02.27 「アクゾノーベル v. 昭和電工」 知財高裁平成24年(行ケ)10177

共通する成分が主成分か不純物かは、容易想到性判断に影響を与えるか: 知財高裁平成24年(行ケ)10177【背景】被告(昭和電工)が有している「洗浄剤組成物」に関する特許権(特許4114820号)について、原告(アクゾノーベル)がした無効審判請求(無効2009-800152)を不成立とした審決の取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:水酸化ナトリウム,アスパラギン酸二酢酸塩類及び/またはグルタミン酸二酢酸...
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*Case2013

2013.02.20 「宇部興産 v. 国」 知財高裁平成24年(行コ)10007

存続期間延長分の特許料納付期限徒過: 知財高裁平成24年(行コ)10007【背景】2012.08.31 「宇部興産 v. 国」 東京地裁平成23年(行ウ)443の控訴審。【要旨】主 文1 本件控訴を棄却する。(他略)裁判所の判断(抜粋)1 当裁判所は,控訴人の請求は理由がないものと判断する。その理由は,次のとおり付加,訂正するほかは,原判決の「事実及び理由」欄第3の1ないし3(原判決16頁26行目...
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*Case2013

2013.02.14 「KBC v. メディオン」 知財高裁平成24年(行ケ)10215

炭酸パック特許: 知財高裁平成24年(行ケ)10215【背景】被告(メディオン)が保有する「二酸化炭素含有粘性組成物」に関する特許(特許第4659980号)について、特許無効審判の請求は成り立たないと特許庁が審決したため(無効2011-800244)、原告(KBC)は審決取消訴訟を提起した。本件審決の理由は、実施可能要件及びサポート要件を満足しないものとすることはできない,などとしたものである。請...
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*Case2013

2013.02.12 「MIT v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10071

併用医薬の薬理試験結果と実施可能要件: 知財高裁平成24年(行ケ)10071【背景】「処方した人の脳シチジンレベルを上昇させる薬を調合するためのウリジンの使用方法及び同薬として使用する組成物」に関する出願(特願2000-562028; 特表2003-517437; WO00/006174)の拒絶審決(不服2008-23607号)取消訴訟。審決は、本件出願は実施可能要件を満たしていないから拒絶すべき...
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*Pharma/IP news

2013.06.13 「Myriad事件 最高裁判決受けUSPTOがpreliminary guidanceを公表」

Molecular Pathology v. Myriad Genetics, Inc.事件の米国最高裁判決を受け、USPTOは核酸関連技術に関するpreliminary guidanceを公表した。 USPTO webpage: 2013.06.13 Supreme Court Decision in Association for Molecular Pathology v. Myriad G...
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*Pharma/IP news

2013.06.13 「ファイザー・武田 特許侵害訴訟でテバ・サンから21.5億ドルの和解金」

米国においてProtonix®(米国製品名、一般名:pantoprazole)の物質特許(特許番号4,758,579)が満了する2011年1月より前に本剤の後発品をTeva社およびSun社が販売したことに対し、Nycomed社(武田薬品に買収された)とPfizer社が提起していた特許侵害訴訟について、Teva社および Sun社が武田薬品およびPfizer社に合計21.5億USドルの和解金を支払うこ...
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*Case2013

2013.01.31 「X v. アステラス」 知財高裁平成24年(ネ)10052

塩酸タムスロシン関連発明の職務発明対価請求事件: 知財高裁平成24年(ネ)10052(原審: 2012.04.27 「A1 v. アステラス」 東京地裁平成21年(ワ)34203)【背景】アステラス(第1審被告)の元従業員である第1審原告(X)が、第1審被告に対し、ハルナールの有効成分である塩酸タムスロシンに関する物質発明(日本物質特許1443699号)及び塩酸タムスロシンの製法に関する発明(日本...
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*Case2013

2013.01.30 「メルク v. 日本薬品工業」 知財高裁平成23年(行ケ)10340

フォサマック: フリー体からその塩・水和物の進歩性: 知財高裁平成23年(行ケ)10340【背景】原告(メルク)が保有する「4-アミノ-1-ヒドロキシブチリデン-1,1-ビスホスホン酸又はその塩の製造方法及び前記酸の特定の塩」に関する特許(特許第1931325、特願平2-152494、特開平3-101684、特公平6-62651)について被告(日本薬品工業)が請求した無効審判(無効2008-800...
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*Case2012

2012.12.26 「エーザイ v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10131

塩酸ドネペジルの製剤発明: 知財高裁平成24年(行ケ)10131【背景】「甘味を有する薬剤組成物」に関する特許出願(特願2001-98970、特開2001-342151)の拒絶審決(不服2011-25385号)取消訴訟。争点は進歩性の有無。請求項1: 塩酸ドネペジルおよびスクラロースを含有する薬剤組成物引用発明: 苦味を有する薬剤及びスクラロースを含有する薬剤組成物一致点: スクラロースを含有する...
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*Case2012

2012.12.19 「X v. 特許庁長官」 知財高裁平成23年(行ケ)10448

エチルからブチルへの容易想到性判断: 知財高裁平成23年(行ケ)10448【背景】「血管新生抑制剤」に関する特許出願(特願2002-32844; 特開2003-238441)の拒絶審決(不服2008-28310号事件)の取消訴訟。争点は発明の進歩性の有無。請求項1(本願発明):「テトラブチルアンモニウム塩を有効成分とすることを特徴とする腫瘍細胞増殖抑制剤。」引用例1発明と本願発明との相違点は、本願...
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*Case2012

2012.12.05 「サンド v. ワーナー-ランバート」 知財高裁平成23年(行ケ)10445

アトルバスタチンの結晶特許: 知財高裁平成23年(行ケ)10445【背景】「結晶性のアトルバスタチン」に関する被告(ワーナー-ランバート)の特許(第3296564号)に対する原告(サンド)の無効審判請求について、請求は成り立たないとした審決(無効2010-800235)の取消訴訟。原告の主張は、実施可能要件に係る判断の誤り(取消事由1)および本件発明の容易想到性に係る判断の誤り(取消事由2)。請求...
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*Pharma/IP news

インド最高裁 NovartisのGlivec®の結晶形発明で判決

2013年4月1日、インド最高裁判所は、Glivec® (imatinib mesylate)に関する発明(イマニチブメシル酸塩のβ型結晶形)がインド特許法3(d)等に基づいて拒絶されたことに対して不服を申し立てていたNovartisの訴えを退ける判決を下しました。参考:Novartis website: Glivec information center2013.04.01 「NOVARTIS ...
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*Case2012

2012.12.03 「三栄源エフ・エフ・アイ v. ツルヤ化成工業」 知財高裁平成24年(行ケ)10057

酸味のマスキング方法の進歩性: 知財高裁平成24年(行ケ)10057【背景】原告(三栄源エフ・エフ・アイ)の「酸味のマスキング方法」に関する特許第3929101号の無効審判請求を認容した審決(無効2011-800050号)の取消訴訟。争点は進歩性。請求項1(本件発明):「クエン酸,酒石酸及び酢酸からなる群から選択される少なくとも1種の酸味剤を含有し,経口摂取又は口内利用時に酸味を呈する製品に,スク...
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*Case2012

2012.10.16 「P1 v. ニプロ」 大阪地裁平成21年(ワ)4377

職務発明の対価請求事件: 大阪地裁平成21年(ワ)4377【背景】被告(ニプロ)の元従業員である原告(P1)が、被告に対し、被告在職中に、単独又は共同でした職務発明等に係る特許等を受ける権利又はその共有持分を被告に承継させたとして、平成16年法律第79号による改正前の特許法35条3項等に基づき、上記承継の相当の対価の未払い分である金12億2052万8199円のうち金1億円等の支払を求めた事案。【要...
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*Case2012

2012.10.29 「アルベマール v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10076

サポート要件と実施可能要件: 知財高裁平成24年(行ケ)10076【背景】「ヒンダードフェノール性酸化防止剤組成物」に関する特許出願(特願2002-72173; 特開2002-317179)の拒絶審決(不服2008-14384)取消訴訟。争点は,特許法36条6項1号該当性(サポート要件)の有無。本願発明1:「化合物の混合物を含んで成るヒンダード フェノール性酸化防止剤組成物であって,該化合物の混合...
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*Case2012

2012.09.27 「武田薬品 v. 沢井製薬」 大阪地裁平成23年(ワ)7576, 7578

組み合わせてなる医薬に関する特許権の効力: 大阪地裁平成23年(ワ)7576, 7578【背景】「ピオグリタゾンとα-グルコシダーゼ阻害剤とを組み合わせてなる医薬」に関する特許権(特許第3148973号)及び「ピオグリタゾンとビグアナイド剤とを組み合わせてなる医薬」に関する特許権(特許第3973280号)を有する原告(武田薬品)が、被告(沢井製薬などの後発品メーカー)に対し、原告製品であるアクトス...
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*Case2012

2012.09.24 「帝國製薬 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10005

グルコサミン含有パップ剤の進歩性: 知財高裁平成24年(行ケ)10005【背景】「グルコサミン含有パップ剤」に関する特許出願(特願2001-317930号)の拒絶審決(不服2009-5037)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:少なくとも水溶性高分子化合物2~30重量部,水20~80重量部,架橋剤0.01~5重量部,およびpH調整剤0.5~10重量部を必須成分とする架橋型含水ゲルに,有効成分としてグ...
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*Pharma/IP news

2013.02.19 「中外 オキサロール®軟膏後発品 特許侵害訴訟提起」

中外製薬は、尋常性乾癬等角化症治療剤「オキサロール®軟膏25μg/g」について、同製品の後発品販売者である岩城製薬、高田製薬、ポーラファルマ、および、これら後発品の原薬等国内管理人であるDKSHジャパンに対し、中外製薬が保有する製法特許の侵害を理由として、2月19日付で東京地裁に特許権侵害行為の差し止めを求める訴訟を提起し、併せて仮処分命令の申立てをした。オキサロール®軟膏は、活性型ビタミンD3誘...
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*Case2012

2012.09.20 「大幸薬品 v. キョクトウ」 大阪地裁平成23年(ワ)12566

正露丸糖衣事件: 大阪地裁平成23年(ワ)12566【背景】原告(大幸薬品)は、被告(キョクトウ)の行為が、①不正競争防止法2条1項2号の他人の商品等表示として著名な原告各表示と同一又は類似の商品表示を使用した商品を譲渡する行為に当たるとして、又は②法2条1項1号の他人の商品等表示として需要者の間に広く認識されている原告各表示と同一又は類似の商品表示を使用した商品を譲渡し、原告商品と混同を生じさせ...
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*Case2012

2012.08.31 「宇部興産 v. 国」 東京地裁平成23年(行ウ)443

存続期間延長分の特許料納付期限徒過: 東京地裁平成23年(行ウ)443【背景】原告が「ピペリジン誘導体,その製造方法並びにそれを含む抗ヒスタミン剤」に関する特許権(出願番号: S63-175142、公告番号: H05-033953、登録番号: 第1821360号、出願日: 昭和63年7月15日、出願公告年月日: 平成5年5月20日、登録年月日: 平成6年2月10日)の第17年分特許料の追納期間経過...
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*Case2012

2012.08.28 「ファイザー・プロダクツ v. 特許庁長官」 知財高裁平成23年(行ケ)10352

単回投与の進歩性: 知財高裁平成23年(行ケ)10352【背景】「マイコプラズマ・ハイオニューモニエを用いた単回ワクチン接種」に関する特許出願(特願2003-509957、特表2005-515162、WO2003/003941)の拒絶審決(不服2008-6757号)取消訴訟。争点は進歩性。本願補正発明1:マイコプラズマ・ハイオニューモニエ(Mycoplasma hyoneumoniae)の感染に起...
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*Case2012

2012.08.09 「テバ v. 東理」 知財高裁平成23年(ネ)10057

時機に後れた攻撃防御方法に当たるか否か: 知財高裁平成23年(ネ)10057【背景】「プラバスタチンラクトン及びエピプラバスタチンを実質的に含まないプラバスタチンナトリウム,並びにそれを含む組成物」に関する特許権(特許第3737801号)を有する原告(テバ)が、被告(東理)に対し、被告製品の販売差止め等を求めた事案。審理の経緯: 本件は、被告製品が本件特許の技術的範囲に属することについては当事者間...
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*Case2012

2012.07.18 「田岡化学工業 v. 大阪ガスケミカル」 知財高裁平成24年(ネ)10016

先使用による通常実施権を認めた事例: 知財高裁平成24年(ネ)10016【背景】原判決(2012.01.26 「田岡化学工業 v. 大阪ガスケミカル」 大阪地裁平成22年(ワ)9102)は、特許権者である田岡化学工業(控訴人)の請求を全部棄却したため、控訴人が原判決を不服として控訴した。【要旨】主 文本件控訴を棄却する。(他略)1 争点3(被控訴人は,本件特許発明2に係る本件特許権について,先使用...
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*Case2012

2012.06.28 「ジェネンテック v. 特許庁長官」 知財高裁平成23年(行ケ)10179

hVEGF拮抗剤の加齢性黄斑変性に対する治療作用の裏付け: 知財高裁平成23年(行ケ)10179【背景】「血管内皮増殖因子拮抗剤」に関する特許出願(平成8年特許願第529682号、特表平11-502853、WO96/30046)の拒絶審決(不服2007-23530号)取消訴訟。審決は、実施可能要件違反およびサポート要件違反であると判断した。請求項1:加齢性黄斑変性の治療のための医薬の調製におけるh...
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*Pharma/IP news

2012.12.28 「塩野義 米国Doribax®後発品申請に対する侵害訴訟提起」

塩野義製薬のプレスリリースによると、同社は、Johnson&Johnsonに導出しているカルバペネム系抗生物質注射製剤「Doribax®」(一般名:ドリペネム水和物、doripenem hydrate、国内製品名「フィニバックス®」)の後発品申請をFDAに行ったSandoz Inc.に対し、塩野義が保有する結晶特許(特許満了日 2021年3月30日)の侵害を理由として、米国ニュージャージー州連邦地...
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*Topics

2012年、医薬系”特許的”な判決を振り返る。

プロダクト・バイ・プロセスで記載された特許発明の技術的範囲と発明の要旨認定との関係2012年、最もホットだった"特許的"ニュースのひとつは、大合議判決が出たということもあり、プロダクト・バイ・プロセスで記載された特許発明の技術的範囲と発明の要旨認定との関係をどう考えればよいのかという問題だったのではないでしょうか?侵害事件の大合議判決(2012.01.27 「テバ v. 協和発酵キリン」 知財高裁...
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*Case2012

2012.12.14 「AstraZeneca v. Aurobindo」 CAFC Docket No.2010-1460

クレストールANDA訴訟CAFC判決、アストラゼネカ・塩野義が勝訴: CAFC Docket No.2010-1460【背景】The drug product here at issue is the “statin” having the brand name Crestor®. The active ingredient of Crestor® is rosuvastatin. In suit...
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*Case2012

2012.06.26 「フェリング v. 特許庁長官」 知財高裁平成23年(行ケ)10198

ミニリンメルト®OD錠に関する出願の進歩性: 知財高裁平成23年(行ケ)10198【背景】「デスモプレシンの口腔内分散性医薬製剤」に関する特許出願(特願2004-502972, 特表2006-502972, WO03/94886)の拒絶審決(不服2008-30442号)取消訴訟。請求項1:デスモプレシン酢酸塩とゼラチンとマンニトールとを含み,口腔内で10秒以内に崩壊し,口腔粘膜からデスモプレシン酢...
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*Pharma/IP news

2012.12.05 「ファイザー リピトール®錠 結晶特許 知財高裁 審決取消判決」

2012年12月5日、ファイザーのプレスリリースによれば、「リピトール®錠」(一般名:アトルバスタチンカルシウム水和物)の結晶形に関する特許の有効性を争っていた審決取消訴訟について、知財高裁は審決を取り消す判決を下した、とのことです。参考: 2011.11.22 「サンド v. ワーナー-ランバート」特許庁審決 無効2010-800235号事件 ファイザー、リピトールの後発品に対して特許侵害訴訟を...
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*Case2012

2012.06.06 「ジヤンセン v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10061

審判請求書却下決定の運用と違法性: 知財高裁平成24年(行ケ)10061【背景】「てんかんおよび関連疾患を治療するためのスルファメートおよびスルファミド誘導体」に関する出願(特願2007-516789, 特表2008-503488, WO2006/007436)の拒絶査定不服審判(不服2011-14228)における審判請求書却下決定に対する取消請求事件。原告は、取消事由として、本件決定の違法性を主...
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*Case2012

2012.05.31 「X v. 特許庁長官」 知財高裁平成23年(行ケ)10277

引用発明の適格性は実施例に限られるか: 知財高裁平成23年(行ケ)10277【背景】「セミフルオロアルカン及びその使用」に関する出願(特願2003-344963号)の拒絶審決(不服2008-71)取消訴訟。争点は進歩性の有無。請求項1:下記一般式(略)の線形又は分岐セミフルオロアルカンを含む、挿管液体吸入法用液体呼吸剤であって、-線形セミフルオロアルカンが、下記一般式(略)を有し、-分岐セミフルオ...
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