Types of Patent

スポンサーリンク
*Case2009

2009.03.31 「テイコクメディックス v. クレハ」 知財高裁平成20年(行ケ)10065

除くクレームと新たな技術的事項の導入: 知財高裁平成20年(行ケ)10065【背景】「経口投与用吸着剤,並びに腎疾患治療又は予防剤,及び肝疾患治療又は予防剤」に関する被告(クレハ)の特許(第3835698号)について、原告(テイコクメディックス)が特許無効審判請求をしたところ特許庁が請求不成立の審決をしたことから原告がその取消しを求めた事案。争点は、①本件補正、いわゆる「除くクレーム」を内容とする...
0
*Case2009

2009.05.29 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10459

特67条の3第1項1号の解釈と特68条の2の解釈: 知財高裁平成20年(行ケ)10459【背景】「長期徐放型マイクロカプセル」に関する特許(第2653255号)の特許権者である原告(武田薬品)が、リュープリンSR注射用キット11.25(有効成分: 酢酸リュープロレリン)の承認処分に基づき、本件特許につき特許権の存続期間の延長登録の出願(延長登録出願2005-700082)をしたが、拒絶査定・拒絶審...
0
*Case2009

2009.05.29 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10460

特67条の3第1項1号の解釈と特68条の2の解釈: 知財高裁平成20年(行ケ)10460【背景】徐放性モルヒネ製剤に関する特許(第3134187号)の特許権者である原告(武田薬品)が、パシーフカプセル30mg(有効成分: 塩酸モルヒネ)の承認処分に基づき、本件特許につき特許権の存続期間の延長登録の出願(延長登録出願2005-700090)をしたが、拒絶査定・拒絶審決(不服2006-20937号)を...
0
スポンサーリンク
*Case2009

2009.05.29 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10458

特67条の3第1項1号の解釈と特68条の2の解釈: 知財高裁平成20年(行ケ)10458【背景】徐放性モルヒネ製剤に関する特許(第3677156号)の特許権者である原告(武田薬品)が、パシーフカプセル30mg(有効成分: 塩酸モルヒネ)の承認処分に基づき、本件特許につき特許権の存続期間の延長登録の出願(延長登録出願2005-700093)をしたが、拒絶査定・拒絶審決(不服2006-20940号)を...
2
*Case2009

2009.05.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10478

処分の対象が「特許発明の構成要件として明確に特定され」ていることが必要?: 知財高裁平成20年(行ケ)10478「有核顆粒およびその製造法」に関する特許(第2120237号)の特許権者である原告(武田薬品)が、タケプロンOD錠15(有効成分: ランソプラゾール)の製造承認事項の一変に係る処分に基づき、本件特許につき特許権の存続期間の延長登録の出願(延長登録出願2006-700072)をしたが、拒絶...
0
*Case2009

2009.05.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10477

処分の対象が「特許発明の構成要件として明確に特定され」ていることが必要?: 知財高裁平成20年(行ケ)10477「有核顆粒およびその製造法」に関する特許(第2138026号)の特許権者である原告(武田薬品)が、タケプロンOD錠15(有効成分: ランソプラゾール)の製造承認事項の一変に係る処分に基づき、本件特許につき特許権の存続期間の延長登録の出願(延長登録出願2006-700069)をしたが、拒絶...
0
*Case2009

2009.05.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10476

処分の対象が「特許発明の構成要件として明確に特定され」ていることが必要?: 知財高裁平成20年(行ケ)10476【背景】「有核顆粒およびその製造法」に関する特許(第2138026号)の特許権者である原告(武田薬品)が、タケプロンカプセル15(有効成分: ランソプラゾール)の製造承認事項の一変に係る処分に基づき、本件特許につき特許権の存続期間の延長登録の出願(延長登録出願2006-700068)をし...
0
*Case1971-1980

1976.12.21 「5-ニトロ安息香酸エステル製法事件」 東京高裁昭和48年(行ケ)20

製造中間体の有用性: 東京高裁昭和48年(行ケ)20【背景】「2―アルコキシ―4―アルカノイルアミノ―5―ニトロ安息香酸エステルの製法」に関する特許出願の進歩性判断において、中間体の製造方法のクレームの有用性が問題となった。特許庁は、ニトロ基の導入位置に関して進歩性を欠くとする理由の他に、「本願発明の目的物質が医薬物質製造の中間体として使用できることは認められるが、その有用性はあくまで最終目的物質...
1
*Case2009

2009.03.25 「X v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10261

キシリトール調合物: 知財高裁平成20年(行ケ)10261【背景】「上気道状態を治療するためのキシリトール調合物」に関する特許出願(特願2000-537427)の拒絶審決取消訴訟。請求項1:鼻の鬱血,再発性副鼻洞感染,又はバクテリアに伴う鼻の感染又は炎症を治療又は防止するために,それを必要としている人に対して鼻内へ投与するための鼻洗浄調合物であって,キシリトールを水溶液の状態で含有しており,キシリ...
0
*Case2009

2009.01.27 「惠民製藥 v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10166

発明の要旨の認定と特許請求の範囲の用語の意義の解釈: 知財高裁平成20年(行ケ)10166【背景】「直接錠剤化用調合物および補助剤の調合方法」に関する特許出願(特願2001-310741)の拒絶審決取消訴訟。請求項1:A)一種または一種以上の希釈賦形剤約5~約99重量%及び/または薬学的活性成分0~約99重量%,B)結合剤約1~約99重量%,及び必要に応じて,C)崩壊剤0~約10重量%の全部または...
0
*Pharma/IP news

2009.04.28 「先端医療分野における特許保護の在り方について(案)」に関する意見募集

知的財産戦略本部 知的財産による競争力強化専門調査会の先端医療特許検討委員会が取りまとめた「先端医療分野における特許保護の在り方について(案)」についてのパブリックコメントを募集中。期間は5月17日(日)まで。特に、用法・用量に特徴のある発明についての特許保護の今後の在り方として、「新用法・用量の医薬の発明を「物」の発明として保護すべく、審査基準を改訂すべきである。」とまとめています。詳細はこちら...
0
*Case2008

2008.12.25 「バイエルクロップサイエンス v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10302

木材及び木質合板類浸み込用: 知財高裁平成20年(行ケ)10302【背景】「工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤」に関する特許(特許第3162459号)に関し、原告が訂正審判請求したところ、特許庁が請求不成立との審決をしたことから、原告がその取消しを求めた事案。争点は、本件訂正が、独立特許要件を満たしているか(すなわち特開昭61-267575号公報(「刊行物1」)に記載された発明との関係で...
0
*Case2008

2008.12.15 「ニプロファーマ v. 富田製薬」 知財高裁平成20年(行ケ)10144

重炭酸透析用人工腎臓潅流用剤: 知財高裁平成20年(行ケ)10144【背景】被告(富田製薬)が特許権者である「重炭酸透析用人工腎臓潅流用剤の製造方法及び人工腎臓潅流用剤」に関する特許(第2769592号)の請求項9及び10について、無効審判請求不成立の審決に不服の原告(ニプロファーマ)が審決取消訴訟を提起した。争点は、①実施可能要件及びサポート要件違反の有無、②特開平2-311419号公報(甲2文...
0
*Case2008

2008.11.26 「バイエル v. 大洋薬品」 東京地裁平成19年(ワ)26761

高純度アカルボース事件: 東京地裁平成19年(ワ)26761【背景】高純度アカルボースについての特許権(第2502551号)を有する原告(バイエル)が、被告(大洋薬品)製剤の製造・販売行為は特許権を侵害するとして、被告製剤の製造及び販売の差止め等を求めた。主な争点は、(1)本件特許発明は特開昭57-185298(乙2)及び特開昭57-212196(乙3)(いずれも原告自身の出願公開)により新規性を...
1
*Case2007

2007.09.11 「Aventis and King v. Lupin」 CAFC Docket No. 2006-1530, -1555

光学異性体の非自明性: CAFC Docket No. 2006-1530, -1555【背景】King社が販売する降圧薬であるramipril(商標名: Altace; Angiotensin-Converting Enzyme (ACE) inhibitor)について、ジェネリックメーカーであるLupin社がFDAにANDA申請したことに対し、ramiprilをカバーするUS 5,061,72...
0
*Case2007

2007.09.05 「Forest v. Ivax and Cipla」 CAFC Docket No.2007-1059

光学異性体の非自明性: CAFC Docket No.2007-1059【背景】"substantially pure (+)-enantiomer of citalopram"つまり"escitalopram"をカバーするUS reissue Patent 34,712の特許権者であるForest社が販売する抗うつ薬であるescitalopram oxalate(商標名: Lexapro; 選択...
0
*Case2007

2007.08.30 「バクスター v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10559

国際公開が特30条1項「刊行物に発表」に該当するか?: 知財高裁平成18年(行ケ)10559【背景】「腹膜透析または連続的な腎臓置換治療のための2部分の重炭酸塩ベースの溶液」に関する出願(特願2001-167510、特開2002-370988)に係る発明について、出願人(バクスター社)がした国際出願の公開(WO01/17534)は、特30条1項にいう「刊行物に発表」には該当しないから、同規定の適用...
3
*Case2008

Levofloxacin – Daiichi’s patent term extension revoked in appeal proceedings.

無効2007-800168及び無効2007-800169【背景】第一製薬(現: 第一三共)はクラビット(Cravit)®(有効成分はレボフロキサシン(levofloxacin))の〈適応菌種〉レジオネラ属の効能追加承認(承認番号: 20500AMZ00563000号)に基づいて特許権(特許番号: 1659502及び2008845(前者の分割))の存続期間延長登録(延長登録出願番号: 2006-70...
0
*Case2008

2008.11.26 「グラクソ v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10379

薬を含む加圧容器の貯蔵方法および包装: 知財高裁平成19年(行ケ)10379【背景】「薬を含む加圧容器の貯蔵方法および包装」に関する発明(特表2002-532216、WO2000/037336)について、本願発明と引用発明との相違点である包装を備えている点は周知技術であり、引用発明の容器に該周知技術を適用することは当業者であれば容易に想到し得ることであるとして進歩性無しとした拒絶審決に対して、原告...
0
*Case2007

2007.08.21 「セプラコール v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10498

光学異性体の進歩性: 知財高裁平成18年(行ケ)10498【背景】「β2気管支拡張薬の改善使用」に関する出願(特願平4-81971、特開平5-97707)に係る発明について、特29条2項違反を理由に拒絶審決が下されたため、原告(セプラコール)は審決取消訴訟を提起した。請求項1:R-エナンチオマーを95%以上含有するテルブタリン又はR,R-エナンチオマーを95%以上含有するフォルモテロールを有効成分...
0
*Case2008

2008.11.20 「バイエルクロップサイエンス v. エンシステックス」 知財高裁平成20年(ネ)10027

工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤: 知財高裁平成20年(ネ)10027原審: 2008.01.30 「エンシステックス v. バイエルクロップサイエンス」 東京地裁平成19年(ワ)24878【背景】エンシステックス(被控訴人)が、「工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤」に関する特許権(特許3162450号)を有するバイエルクロップサイエンス(控訴人)に対し、バイエルクロップサイ...
0
*Case2008

2008.11.20 「バイエルクロップサイエンス v. エンシステックス」 知財高裁平成20年(行ケ)10068

イエシロアリ又はヤマトシロアリより保護するための害虫防除剤: 知財高裁平成20年(行ケ)10068【背景】バイエルクロップサイエンス(原告)が有する「工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤」に関する特許(特許3162450号)について、エンシステックス(被告)から無効審判請求がなされ、その中で特許庁が訂正を認めた上、本件訂正発明1,2についての特許を無効とする旨の審決をしたことから、原告がそ...
0
*Case2008

2008.10.28 「参天製薬 v. 千寿製薬」 知財高裁平成19年(行ケ)10331

開口点眼容器: 知財高裁平成19年(行ケ)10331【背景】被告(千寿製薬)は、「開口点眼容器及びそれの製造方法」に関する本件特許(第3694446号)について無効審判を請求、特許権者である原告(参天製薬)は訂正請求したが、訂正後の請求項1ないし9はいずれも進歩性なしであるとされ無効審決。本件はその審決取消訴訟。【要旨】原告は、本件発明1と甲1発明Aとの一致点の認定の誤り及び相違点看過、さらに各相...
0
*Case2008

2008.10.06 「ユーロスクリーン v. 小野薬品」 大阪地裁平成18年(ワ)7760

ケモカイン受容体88C(CCR5)の機能: 大阪地裁平成18年(ワ)7760【背景】原告は、被告のスクリーニング行為などがケモカイン受容体88C(CCR5)に関する本件特許権(第3288384号)を侵害するとして、被告に対し、特100条1項又は2項等に基づき、ケモカイン受容体CCR5のDNA、DNAベクター、トランスフェクトされた細胞及びポリペプチド、並びにこれらを使用して得られた記録媒体及びON...
0
*Case2007

2007.08.08 「ファリスバイオテック v. 日本スキャンティボディ」 知財高裁平成18年(行ケ)10406

hPTH(1-37)配列由来のペプチド: 知財高裁平成18年(行ケ)10406【背景】原告(ファリスバイオテック )は、「hPTH(1-37)配列由来のペプチド」を発明の名称とする特許第3457004号の特許権者であり、29条2項違反等により無効とする審決が下されたため、審決取消訴訟を提起した。【要旨】裁判所は、取消事由4(相違点の判断の誤り)についての(1) 相違点(a)の判断の誤りについて「原...
0
*Case2007

2007.07.11 「Daiichi Sankyo v. Apotex」 CAFC Docket No.06-1564

FLOXIN OTIC事件(the level of ordinary skill in the art): CAFC Docket No.06-1564【背景】第一三共が販売するニューキノロン系抗菌耳科用製剤であるオフロキサシン(ofloxacin、商標名:FLOXIN OTIC、日本ではTARIVID、タリビッド)について、ジェネリックメーカーであるApotex社がFDAにANDA申請(パラグ...
0
*Case2007

2007.07.05 「イミュネックス v. 国」 東京地裁平成19年(行ウ)56

年金の追納期限徒過: 東京地裁平成19年(行ウ)56【背景】原告が「後期段階炎症反応の治療用組成物」に関する特許権(特許第3122139)の第5年分の特許料納付期限の追納期限の経過後に第5年分の追納手続を行ったのに対し、特許庁長官が前記納付書について手続却下処分を行ったことについて、前記追納期限の徒過につき原告の責めに帰することができない理由(特112条の2第1項)があるとして、前記却下処分の取消...
0
*Case2007

2007.07.04 「メルク v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10271

結晶多形発明と進歩性: 知財高裁平成18年(行ケ)10271【背景】原告は、「タキキニン受容体拮抗薬~メチルモルホリンの多形結晶」とする発明(特願平11-507368、特表2000-513383、WO1999/001444)について拒絶査定不服審判を請求したが、請求は成り立たない旨の審決をされたため、審決取消訴訟を提起した。審決の理由は、引用発明(WO/1995/023798、出願人はMerck)...
0
*Case2008

2008.10.02 「大洋薬品 v. バイエル」 知財高裁平成19年(行ケ)10430

高純度アカルボース事件: 知財高裁平成19年(行ケ)10430【背景】大洋薬品(原告)が、バイエル(被告)を特許権者とする「高純度アカルボース」に関する特許第2502551号のうち請求項1ないし3に係る発明の特許につき無効審判請求(2007年4月19日)をしたが、審判請求は成り立たないとの審決(同年12月11日)がされたため、同審決の取消しを求め知財高裁に提訴した事案。請求項1:水とは別に約93重...
2
*Case2007

2007.05.30 「フレゼニウス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10244

記載不備の訂正の許否: 知財高裁平成17年(行ケ)10244【背景】「非PVC多層フィルム」に関する特許(特許第3155924号)に対して、異議申立てがされたところ、記載不備(特36条4項、36条6項2号違反)を理由に取消し決定がなされ、この決定に対して、原告は特許取消決定取消請求訴訟を提起した。【要旨】当裁判所の判断「前記第3に記載のとおり,原告は,本件訂正審判請求に係る訂正を認める審決が確定し...
0
*Case2007

2007.05.30 「フレゼニウス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10799

記載不備の訂正の許否: 知財高裁平成17年(行ケ)10799【背景】医薬バッグ用の「非PVC多層フィルム」に関する特許(特許第3155924号)に対して、異議申立て(異議2001-72839号)がされたところ、記載不備(特36条4項、36条6項2号違反)を理由に取消し決定がなされ、この決定に対して、原告は特許取消決定取消請求訴訟を提起(本事件と同日に判決言渡。2007.05.30 「フレゼニウス ...
0
*Case2007

2007.06.28 「アプライド・リサーチ・システムズ v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10442

医薬用途発明の効果の定量性: 知財高裁平成18年(行ケ)10442【背景】原告は、「受精能を変化させる方法」との発明(特表平9-509418)について拒絶査定不服審判を請求したが、請求は成り立たない旨の審決をされたため、審決取消訴訟を提起した。【要旨】裁判所は、特36条4項について、「この要件を医薬についての用途発明についてみると,一般に,物質名,化学構造だけからその有用性を予測することは困難であ...
2
*Case2007

2007.05.16 「ロレアル v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10291

公知成分同士の組合せ: 知財高裁平成18年(行ケ)10291【背景】「(a)グラフトシリコーンポリマーと、(b)アミノシリコーン、シリコーン樹脂、及びシリコーンガムから選択される少なくとも1つのシリコーンとを含有する、ケラチン物質をトリートメントすることを意図した化粧用または皮膚病用組成物」に関する発明についての、進歩性なしとの拒絶審決に対する取消訴訟。引例との相違点は、本願発明が、組成物の構成成...
0
*Case2007

2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10016

プロピオン酸ベクロメタゾンの存続期間延長登録出願: 知財高裁平成19年(行ケ)10016本件処分は「キュバール100エアゾール」承認番号21400AMY00147000に対しての事案。「キュバール50エアゾール」承認番号21400AMY00146000について同内容の判決が同日付で下されている。参照: 2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)100...
0
*Case2007

2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017

プロピオン酸ベクロメタゾンの存続期間延長登録出願: 知財高裁平成19年(行ケ)10017【背景】原告(スリーエム)は、 処分の対象になった物: プロピオン酸ベクロメタゾン、 処分の対象となった物について特定された用途:気管支喘息ただし、「下記の気管支喘息・全身性ステロイド剤依存の患者におけるステロイド剤の減量又は離脱・ステロイド剤以外では治療効果が十分得られない患者」を除く。とする薬事承認処分(申...
2
*Case2007

2007.03.28 「ノバルティス v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10371

バルサルタンの固体経口剤形: 知財高裁平成18年(行ケ)10371【背景】「バルサルタンの固体経口剤形」に関する発明(特表2000-506540; WO97/49394)について、拒絶査定を受け、審判請求とともに手続補正書を提出したが、手続補正を却下された上で、審判請求は成り立たない旨の審決をされたため、取消決定取消訴訟を提起した。審決の理由は、補正後の本願発明は(ノバルティス自身の出願公開公報「...
0
*Case2008

2008.08.06 「スキーペンズ アイ リサーチ v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10304

局所投与の有用性を裏付ける記載: 知財高裁平成19年(行ケ)10304【背景】「シェーグレン症候群における眼のアンドロゲン療法」に関する特許出願(WO93/20823; 特表平07-508716)について、明細書の記載要件を満たしていないと判断された拒絶審決の取消しを求めた事案。本願明細書には、アンドロゲン等の有用性に関する薬理試験として、マウスを用いた「全身投与」の実験結果の記載があるのみだった...
0
*Case2007

2007.07.19 「武田 v. 特許庁長官(長期徐放型マイクロカプセル事件)」 知財高裁平成18年(行ケ)10311

特許権の存続期間延長登録要件の解釈: 知財高裁平成18年(行ケ)10311【背景】原告(武田薬品)は、先の薬事承認処分(販売名:リュープリン注射用3.75、酢酸リュープロレリンを有効成分とし効能・効果を前立腺癌とする1ヵ月製剤)の後、本件薬事承認処分(販売名:リュープリンSR注射用キット11.25、酢酸リュープロレリンを有効成分とし効能・効果を前立腺癌とする3ヵ月製剤)に基づいて新規製剤特許(「長...
0
*Case2007

2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10588

ランソプラゾールの効能・効果である「ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助」は「抗菌」用途と実質的に違うのか: 知財高裁平成17年(行ケ)10588タケプロンカプセル30の承認に基づく事件であり、2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10587の判決内容と同じ。
0
*Case2007

2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10587

ランソプラゾールの効能・効果である「ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助」は「抗菌」用途と実質的に違うのか: 知財高裁平成17年(行ケ)10587【背景】ランソプラゾール(Lansoprazole、プロトンポンプインヒビター、販売名タケプロンカプセル15)の一変承認に基づく特許権存続期間延長登録出願(2000-700166)の拒絶審決取消訴訟。本件処分は、「効能及び効果」について、「胃潰瘍又は十二指...
0
*Case2007

2007.03.15 「X v. 大塚製薬」 知財高裁平成18年(ネ)10074

物質発明において生物系研究者が発明者たるには?: 知財高裁平成18年(ネ)10074【背景】抗血小板剤プレタール®(Pletaal®、一般名: シロスタゾール(Cilostazol)に関する職務発明対価請求事件。テトラゾリルアルコキシカルボスチリル誘導体とそれを含有する医薬成分に関する米国特許権にかかる発明(抗血小板薬プレタール)について、元従業員である控訴人(原告)が、控訴人は本件発明の発明者と...
0
*Case2008

2008.07.30 「ファルマシア・アンド・アップジョン v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10377

用途発明の引用適格: 知財高裁平成19年(行ケ)10377【背景】「高選択的ノルエピネフリン再取込みインヒビターおよびその使用方法」に関する発明(特表2003-503450)は引例との関係で進歩性なし、とされた拒絶審決に対する審決取消訴訟。請求項1(本願補正発明1):ノルエピネフリン再取込みの選択的阻害は望まれるが,セロトニン再取込みの阻害は望まれない慢性疼痛の治療または予防のための医薬組成物であ...
0
*Case2008

2008.07.30 「スミスクライン ビーチャム v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10224

内面の被覆に特徴があるサルメテロール吸入器の発明: 知財高裁平成19年(行ケ)10224【背景】「サルメテロール用計量投与用吸入器」に関する請求項1に係る本願発明(特表平11-509434号)は、引例および周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから進歩性なし、とされた拒絶審決に対する審決取消訴訟。【要旨】アルブテロールで争われた2008.07.30 「スミスクライン ビー...
0
*Case2008

2008.07.30 「スミスクライン ビーチャム v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10223

内面の被覆に特徴があるアルブテロール吸入器の発明: 知財高裁平成19年(行ケ)10223【背景】「アルブテロール用計量投与用吸入器」に関する請求項1に係る本願発明(特表平11-509433号)は、引例および周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから進歩性なし、とされた拒絶審決に対する審決取消訴訟。請求項1:「一以上のフルオロカーボンポリマーを一以上の非フルオロカーボンポリ...
0
*Case2007

2007.03.01 「ブリストルマイヤーズスクイブ v. 日本ケミカルリサーチ」 知財高裁平成17年(行ケ)10818

臨床試験プロトコールと引例適格: 知財高裁平成17年(行ケ)10818【背景】BRISTOL MYERS SQUIBB(原告)は「タキソールを有効成分とする制癌剤」に関する特許(特許第2848760号)の特許権者であったが、新規性、進歩性、及びサポート要件を満たさないとの理由で無効審決とされたため、取消訴訟を提起した。問題となった請求項1は、「固形癌、白血病または卵巣癌~患者を治療するためのタキソ...
0
*Case2008

2008.08.20 「AstraZeneca v. Apotex and Impax」 CAFC Docket No. 2007-1414, -1416, -1458, -1459

臨床試験(clinical study)は公然実施(public use)?: CAFC Docket No. 2007-1414, -1416, -1458, -1459 (In re omeprazole patent litigation)【背景】Astrazenecaが販売するPrilosecの有効成分omeprazole(オメプラゾール、プロトンポンプインヒビター)製剤をカバーする特許に...
0
*Case2007

2007.02.27 「味の素 v. 中外」 知財高裁平成17年(行ケ)10732

味の素 v. 中外 「生理活性タンパク質の製造法」: 知財高裁平成17年(行ケ)10732【背景】「生理活性タンパク質の製造法」とする発明(特許第2576200号)の特許権者であった原告(味の素)が、特29条2項等により無効とすべきものであるとした無効審決について、その取消訴訟を提起した。【要旨】原告は、審決が進歩性の引例とされた論文について周知技術の認定等の進歩性の判断を誤ったものであると主張し...
1
*Case2007

2007.02.27 「味の素 v. 中外」 知財高裁平成18年(ネ)10038

先使用権の判断はされず: 知財高裁平成18年(ネ)10038【背景】中外の腎性貧血症治療剤「エポジン(遺伝子組換えヒトEPO)」と白血球減少症治療剤「ノイトロジン(遺伝子組換えヒトG-CSF)」の製造・販売行為が味の素の「生理活性タンパク質の製造法」とする発明の特許権(特許第2576200号)を侵害するとして味の素が損害賠償請求訴訟を提起した。請求項1:「生理活性タンパク質をコードする遺伝子及びジ...
0
*Case2008

2008.07.03 「新日鐵化学 v. エア・ウォーター」 知財高裁平成19年(行ケ)10160

副生成物の技術的意義: 知財高裁平成19年(行ケ)10160【背景】「フェノール性化合物及びその製造方法」に関する特許(特許第3403178号)の無効審決(無効2005-80195号)を不服として、特許権者である原告(新日鐵化学)が審決の取消しを求めた事案。そもそも「主成分」でる一般式(1)化合物(nが0)には新規性に問題があったため、主な争点は、一般式(1)化合物製造時の副生成物である「少量成分...
0
*Case2008

2008.06.30 「シオノケミカル v. ファイザー」 知財高裁平成19年(行ケ)10378

特29条1項3号の「刊行物に記載された化学物質発明」とは?: 知財高裁平成19年(行ケ)10378【背景】原告(シオノケミカル)が、被告(ファイザー)を特許権者とする「結晶性アジスロマイシン2水和物及びその製法」に関する特許(第1903527号)につき無効審判請求(無効2007-800042号)をしたが、審判請求は成り立たないとの審決がなされたため、同審決の取消しを求めた事案。原告は、甲第2号証に...
0
スポンサーリンク