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楽天メディカル、光免疫療法の技術基盤プラットフォーム 商標権の問題で「イルミノックス(Illuminox)」から「アルミノックス(Alluminox)」へ名称変更を発表

2022年3月8日、楽天メディカルは、特定の細胞に選択的に光感受性物質を運び、光を照射することによって標的の細胞を壊死させる治療法を開発するための独自技術基盤に使用してきた「イルミノックス(Illuminox)」の名称について、グローバルでの使用に商標権の問題が生じたため、2022年4月1日より順次使用を中止し、新しい名称「アルミノックス™(Alluminox™)」を使用することを発表した。 新た...
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小野薬品がイミフィンジ®を販売するアストラゼネカに対して抗PD-L1抗体に関する特許権侵害差止・損害賠償請求訴訟を提起(訴額は約320億円)

2022年2月28日、小野薬品工業株式会社(以下「小野薬品」)のプレスリリース(アストラゼネカ株式会社に対する特許侵害訴訟の提起について)によると、小野薬品が権利を有する抗PD-L1抗体に関する特許(特許第5885764号、特許第6258428号)に基づき、「イミフィンジ®」(一般名:デュルバルマブ)を販売しているアストラゼネカ株式会社(以下「アストラゼネカ」)に対し、2月28日に特許権侵害行為に...
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骨粗鬆症治療剤エディロール®後発品原薬の結晶形に関する特許権侵害訴訟 東京地裁が中外の訴えを棄却

2020年2月17日、沢井製薬及び日医工が、骨粗鬆症治療剤(活性型ビタミンD3製剤)エディロール®カプセル0.5µg、同0.75µg(一般名:エルデカルシトール(eldecalcitol))の後発品(『エルデカルシトールカプセル0.5μg・0.75μg「サワイ」』、『エルデカルシトールカプセル 0.5μg、0.75μg「日医工」』)の製造販売承認をそれぞれ取得しました。 これを受けて、同日、中外製...
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ViiV・GSK・塩野義とGilead 抗HIV薬を巡るグローバル特許紛争で和解・・・ドルテグラビル(dolutegravir)とビクテグラビル(bictegravir)

2022年2月1日、GlaxoSmithKline社(GSK)は、塩野義製薬(塩野義)らとともに資本参加しているViiV Healthcare社(ViiV)および塩野義が保有するHIVの治療に用いられる抗レトロウイルス薬ドルテグラビル(dolutegravir)に関する特許をめぐり、ViiV、GSK、塩野義、Gilead Sciences, Inc.(Gilead)との間で争われていたグローバルな...
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選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤「イグザレルト®」・・・リバーロキサバンに関する特許権について(3)

1.謹告「リバーロキサバンに関する特許権について」の再々掲載 2022年2月1日、バイエル薬品より「リバーロキサバンに関する特許権について」の謹告文が掲載されました(2022.02.01 日刊薬業 【謹告】リバーロキサバンに関する特許権について)。 謹   告 リバーロキサバンに関する特許権について  バイエル薬品株式会社(以下「当社」)は、リバーロキサバンを有効成分とする「イグザレルト®錠10m...
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骨粗鬆症治療剤(ビスホスホネート製剤)「リクラスト®点滴静注液5mg」・・・ゾレドロン酸に関する特許権について(2)

1.謹告「ゾレドロン酸に関する特許権について」の再掲載 2022年1月28日、ノバルティスファーマおよび旭化成ファーマより「ゾレドロン酸に関する特許権について」の謹告文が掲載されました(参考: 2022.01.28 日刊薬業 【謹告】ゾレドロン酸に関する特許権について)。 謹告文によると、ノバルティスファーマは、ビスホスホネートの投与法に関する特許権(日本特許第4722375号、日本特許第5005...
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医薬品特許プール Medicines Patent Pool(MPP)を介してSARS-CoV-2による感染症(COVID-19)治療薬モルヌピラビル/molnupiravirを低・中所得国105カ国に供給へ

本記事では、SARS-CoV-2による感染症(COVID-19)に対する経口治療薬であるモルヌピラビル/molnupiravirについて、ジェネリックメーカー27社がMedicines Patent Pool(MPP)とサブライセンス契約を締結し、低・中所得国105カ国にそのジェネリック製品を供給するという2022年1月20日の発表を取り上げます。 米メルク社(MSD)とMPPとの間で締結されたラ...
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「ニュープロ®パッチ」・・・ロチゴチン経皮吸収型製剤に関する特許権について

2022年1月12日、UCB S.A.、LTS Lohmann Therapie-System AG及び大塚製薬株式会社より「ロチゴチン経皮吸収型製剤に関する特許権について」の謹告文が掲載されました(2022.01.12 日刊薬業【謹告】ロチゴチン経皮吸収型製剤に関する特許権について)。 ロチゴチン経皮吸収型製剤に関する特許権について  UCB S.A.はロチゴチン経皮吸収型製剤「ニュープロ®パッ...
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抗アレルギー点眼剤「アレジオン®LX点眼液0.1%」・・・エピナスチン又はその塩を含む医薬に関する特許権について

2022年1月11日、参天製薬より「エピナスチン又はその塩を含む医薬に関する特許権について」の謹告文が掲載されました(2022.01.11 日刊薬業【謹告】エピナスチン又はその塩を含む医薬に関する特許権について)。 エピナスチン又はその塩を含む医薬に関する特許権について  参天製薬株式会社(以下、「当社」)は、エピナスチン塩酸塩を有効成分として0.1%含み、効能・効果をアレルギー性結膜炎とする「ア...
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モデルナ社 COVID-19ワクチンのmRNA配列に関する米国特許出願 NIHとの協議のため一旦放棄

モデルナ社が行ったCOVID-19ワクチンのmRNA配列に関する米国特許出願について、モデルナ社と米国国立衛生研究所(NIH)との間で共同発明者を巡り主張が対立していた問題(参考記事: モデルナ社 COVID-19ワクチンのmRNA配列 NIHの科学者が共同発明者であるとの主張を受け入れず、モデルナ社の科学者だけが発明者である旨を表明)で、2021年12月17日、モデルナ社は、現在の状況下でmRN...
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公共の利益のための通常実施権の許諾を求める裁定の請求2021-1 工業所有権審議会 発明実施部会(第1回)が開催

2021年12月2日、工業所有権審議会 発明実施部会(第1回)が開催されたとのことです。議事録や議事要旨については非公開となります。裁定請求2021-1については第2回以降も引き続き議論することになったとのことです。 裁定請求2021-1については、過去記事「理研・ヘリオス・大阪大学の「網膜色素上皮細胞の製造方法」特許に公共の利益のための通常実施権の設定を求めてビジョンケアが裁定を請求・・・iPS...
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LATUDA®(ラツーダ)の用途特許についてInter Partes Reviewの申立てにより米国特許商標庁が特許性なしの決定

2021年12月9日付、大日本住友製薬のプレスリリース「非定型抗精神病薬「LATUDA」の用途特許に関するInter Partes Review に対する米国特許商標庁の決定について」によると、米国における非定型抗精神病薬「LATUDA®」(一般名:ルラシドン塩酸塩、以下「ラツーダ」)の用途特許(米国特許番号:9,815,827、以下「本特許」)に関して、米国特許商標庁(USPTO)に対して、Sl...
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モデルナ社 COVID-19ワクチンのmRNA配列 NIHの科学者が共同発明者であるとの主張を受け入れず、モデルナ社の科学者だけが発明者である旨を表明

SARS-CoV-2のスパイクタンパク質をコードするmRNAを有効成分とするワクチンを開発したモデルナ社は、2020年10月8日には、パンデミックの間、COVID-19の知的財産権を行使しないことを宣言しました。さらに、COVAXによる分配へのワクチン提供、アフリカにおける生産工場の建設など、ワクチン・アクセスについてとても精力的に取り組んでいます。 2020.10.08 Moderna pres...
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TRIPS協定及び公衆衛生に関する宣言(ドーハ宣言)から20年

「TRIPS協定(Trade-Related Aspects of Intellectual Property Rights Agreement 知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)及び公衆衛生に関する宣言」(Declaration on the TRIPS agreement and public health; 以下、「ドーハ宣言」ともいう。)がWTO閣僚会議において採択されたのが2001...
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小野薬品と本庶氏との係争 全面的解決を図る和解で決着

2021年11月12日の小野薬品工業(以下、「小野薬品」)のプレスリリースによると、大阪地方裁判所令和2年(ワ)第5608号対第三者訴訟関連分配金請求事件(以下「本訴訟」)について、裁判所からの和解の勧めを受けて、本日、小野薬品と本庶佑氏(以下「本庶氏」)との間で和解が成立したとのことです。 小野薬品は、2020年6月19日付にて本庶氏よりPD-1特許に関する対第三者訴訟関連分配金として226億2...
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RCEP(地域的な包括的経済連携協定)が2022年1月1日に発効・・・知的財産分野、特に医薬品に関連する条項について

1.はじめに 2022年1月1日、RCEP(地域的な包括的経済連携協定 Regional Comprehensive Economic Partnership Agreement)が発効します。 2021.11.02 Minister for Trade, Tourism and Investment (Australia) : Australia to become an original pa...
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レミッチ®用途特許の延長登録に関する審決取消請求事件 最高裁が上告棄却・上告不受理決定したことにより知財高裁の審決取消(延長登録有効)判決が確定

東レ株式会社(以下、「東レ」)の2021年10月25日付お知らせ「経口そう痒症改善剤レミッチ®の用途特許に関する審決取消訴訟の判決確定について」によると、東レが医薬品製造販売承認を取得した経口そう痒症改善剤レミッチ®に関する用途特許(特許第3531170号)の特許延長登録に関して、東レは、2021年3月25日に知財高裁にて、 延長登録拒絶審決の取消判決(下表1のNo. 4) 延長登録無効審決の取消...
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肺炎球菌結合型ワクチンを巡るグローパルな特許紛争でファイザーとMSDが和解

肺炎球菌結合型ワクチンを巡りファイザーとメルク・シャープ・アンド・ドーム(以下「MSD」と略す。)との間で勃発していた特許紛争は、実質的にはファイザーの勝訴的和解で決着しました。 肺炎球菌ワクチンのグローバル市場は、2026年以降には100億米ドルに迫ろうかという超巨大市場であり、その覇権を握るのはファイザーなのかそれともMSDが食い込んでいくかのかが注目されていました。 1.肺炎球菌ワクチン (...
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抗PD-1抗体に関する本庶特許の発明者を巡る米国での裁判、そして日本・・・(5)

>(4)から続く 前回記事「抗PD-1抗体に関する本庶特許の発明者を巡る米国での裁判、そして日本・・・(4)」 本庶氏及び小野薬品が特許権者である抗PD-1抗体等に関する特許(いわゆる「本庶特許」)の共同発明者を巡る米国での争いが、日本にも飛び火するのでは・・・と心配していましたが(2020.06.19 記事(1))、その予感が当たってしまいました。こうなることは自明の理といえるかもしれません。 ...
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理研・ヘリオス・大阪大学の「網膜色素上皮細胞の製造方法」特許に公共の利益のための通常実施権の設定を求めてビジョンケアが裁定を請求・・・iPS細胞を用いた世界初の臨床応用からなかなか進まないヘリオス・大日本住友による加齢黄斑変性に対する再生医療の治験

1.はじめに 理研・ヘリオス・大阪大学が特許権者である発明の名称を「網膜色素上皮細胞の製造方法」とする特許第6518878号に係る特許権を含む網膜色素上皮細胞を用いた再生医療についての独占ライセンス契約が理研-ヘリオス-大日本住友製薬の間で締結されているという状況のもと、2021年7月13日に、第三者であるビジョンケアらが、同特許権について公共の利益のための通常実施権の許諾を求める裁定の請求を行い...
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中国人民解放軍による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するファビピラビル(Favipiravir)の使用に関する特許出願について(2)

SARS-CoV-2阻害剤として用いられるファビピラビル(アビガン®の有効成分)に関する発明について、中国人民解放軍軍事科学院(Academy of Military Medical Sciences)による日本への特許出願が公開されました。 【公開番号】特開2021-116296 【公開日】2021.08.10 【発明の名称】コロナウイルス感染の治療におけるファビピラビルの使用 【出願番号】特願...
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中国人民解放軍による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するファビピラビル(Favipiravir)の使用に関する特許出願について

ファビピラビル(favipiravir)は、富山化学工業(株)(現:富士フイルム富山化学(株))により創製された低分子の経口抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠」の有効成分です。 ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐというメカニズムを有していることから、インフルエンザウイルスと同種のRNAウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対しても効果...
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武漢ウイルス研究所と中国人民解放軍軍事科学院との共同研究成果・・・新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症に対するレムデシビルの使用に関する特許出願について(2)

もともとエボラウイルスへの抗ウイルス活性を示す新規ヌクレオチドアナログのプロドラッグとしてギリアド社(Gilead Sciences, Inc.)が開発を進めていたレムデシビル(remdesivir)が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症の治療薬として有効であることが示され、これまで治療薬がなかった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した患者の命を救うための新たな手段を...
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日本新薬とSarepta(サレプタ社) アンチセンス核酸医薬品技術及びデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬(ビルテプソ(Viltepso)®とVyondys 53®)を巡る特許紛争が勃発

ジストロフィン遺伝子のmRNA前駆体のエクソン53部分に結合することでエクソン53をスキップさせ、機能するジストロフィンタンパクを発現させるアンチセンス核酸医薬品技術及びデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬を巡り、競合する日本新薬とSarepta Therapeutics社(以下「サレプタ社」)の間で特許紛争が米国で勃発しました。 アンチセンス核酸医薬品であるデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬と...
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Patent linkage in China – 中国国家知識産権局(CNIPA)が医薬特許紛争の早期解決メカニズム(early resolution mechanism for drug patent disputes)いわゆるパテントリンケージ(patent linkage)に関する実施弁法を発表 –

2021年6月1日より施行された中華人民共和国(中国)第4次改正専利法において、医薬特許紛争の早期解決メカニズム(early resolution mechanisms for drug patent disputes)いわゆるパテントリンケージ(patent linkage)制度が導入されました(第76条)。 その制度の詳細運用についてはこれまで公表されていませんでしたが、2021年7月4日、中...
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選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤「イグザレルト®」・・・リバーロキサバンに関する特許権について(2)

2021年6月28日、バイエル薬品より「リバーロキサバンに関する特許権について」の謹告文が掲載されました(2021.06.28 日刊薬業 【謹告】リバーロキサバンに関する特許権について)。 2020年12月4日(過去記事)から再度の謹告となります。 リバーロキサバン(rivaroxaban)は、選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤イグザレルト®(Xarelto®)の有効成分です。 イグザレルト®(Xa...
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Purple Book(パープルブック)からバイオ医薬品の特許リストが閲覧可能に・・・Humira®(adalimumab)を例に検索してみる

2021年6月25日より、Purple Book(パープルブック)から、先発バイオ医薬品に関連する特許リストが閲覧できるようになりました。 Purple Book Homepageはこちらになります。 Patent List The Biological Product Patent Transparency (BPPT) section of the Consolidated Appropria...
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テリパラチド酢酸塩に関する特許権について(3)

旭化成ファーマ(株)は、ヒト副甲状腺ホルモン(PTH)の活性部分であるN端側の1-34ペプチド断片であるテリパラチド(Teriparatide)酢酸塩を有効成分とする週1回皮下投与の骨粗鬆症治療剤「テリボン(TERIBONE)®皮下注用56.5μg」を製造販売しています(再審査期間は終了、2011年9月26日~2017年9月25日(6年))。 2021年6月21日付の「【謹告】テリパラチド酢酸塩に...
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アデュカヌマブに関連する特許について

2021年6月7日(米国時間)、FDAは、ADUHELM™(一般名:アデュカヌマブ(aducanumab))を、患者のアミロイドβプラークの減少に基づき、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease)治療薬として承認しました。 エーザイのプレスリリースによると、アデュカヌマブは、2007年にNeurimmune社から導入されたヒトモノクローナル抗体で、2017年10月より、バイオジェン...
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抗PD-1抗体に関する本庶特許の発明者を巡る米国での裁判、そして日本・・・(4)

>(3)から続く 前回記事「抗PD-1抗体に関する本庶特許の発明者を巡る米国での裁判、そして日本・・・(3)」 2021年5月24日、米国最高裁は、抗PD-1抗体等に関する米国特許(いわゆる「本庶特許」)に共同発明者の追加を認めたCAFC判決には明らかな法的問題があると主張する小野薬品、本庶氏、BMSによる請願書を却下しました("Petition DENIED. Justice Breyer to...
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製薬会社の”IPランドスケープ”の取り組み(塩野義の例)・・・「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」より

特許庁は、「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」を公表した。ヒアリング調査の結果には、医薬・製薬・バイオ業種の例として、塩野義製薬株式会社におけるIPランドスケープの取り組みの背景や状況等が掲載されているので取り上げる。
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ブラジル延長制度の違憲決定 医薬品特許は遡及適用・失効へ

ブラジルにおいて医薬品、医療装置、医療材料に与えられた特許権の存続期間の延長(特許付与日から10年の存続期間の享受)は遡及的に失効することになる。 2021年5月12日、ブラジル連邦最高裁判所(Supremo tribunal federal(STF))は、特許権の存続期間の延長制度(特許付与日から10年の存続期間の享受)に関する産業財産権法第40条補項の規定を違憲とした決定(2021年5月6日)...
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COVID-19ワクチンの知的財産権の放棄を支持したバイデン政権と各製薬業界団体の失望・・・将来のパンデミックに対するイノベーションは誰が担うのか?

2021年5月5日、米通商代表部(USTR)のタイ代表は、WTOでの議論(TRIPS協定において定められた知的財産保護に関する規程の適用除外/履行義務免除(waiver)を求める提案)を受けて、バイデン政権がCOVID-19ワクチンの知的財産権保護の放棄(前記waiver)を支持することを発表しました。その発表に対して各製薬業界団体は反対と失望の声明を出しています。 バイデン政権の安全で効果的なワ...
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抗PD-1抗体に関する本庶特許の発明者を巡る米国での裁判、そして日本・・・(3)

>(2)から続く 前回記事「抗PD-1抗体に関する本庶特許の発明者を巡る米国での裁判、そして日本・・・(2)」 小野薬品、本庶氏、BMSは、CAFC判決には明らかな法的問題があると主張して、米国最高裁判所に請願書を提出した。 1.はじめに 2021年3月8日、小野薬品、本庶氏、BMS(以下、まとめて「小野薬品ら」)は、抗PD-1抗体等に関する6つの米国特許(いわゆる「本庶特許」)の共同発明者として...
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東和薬品のピタバスタチンOD錠 興和が製剤特許侵害で、さらに追加の損害賠償請求

2021年4月5日付、興和のプレスリリース「高コレステロール血症治療剤「リバロ」の特許権侵害に対する損害賠償請求訴訟の提起について 」によると、興和は、興和が保有する高コレステロール血症治療剤「リバロ錠」(一般名:ピタバスタチンカルシウム)に係る医薬特許(特許第5190159号、以下「本件特許」)の侵害に対する損害賠償請求訴訟を、後発医薬品である『ピタバスタチン Ca・OD錠 1mg/2mg/4m...
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田辺三菱製薬 米国におけるカナグリフロジン水和物(INVOKANA®/INVOKAMET®)特許侵害訴訟の地裁勝訴について

2021年3月31日付、田辺三菱製薬のプレスリリース「米国におけるカナグリフロジン水和物 特許侵害訴訟の地裁勝訴について」によると、田辺三菱製薬がJanssen Pharmaceuticals, Inc.等と共同で、米国のニュージャージー連邦地方裁判所に提起していた、カナグリフロジン水和物(米国製品名INVOKANA®/INVOKAMET®)に関する特許侵害訴訟において、3月22日、同裁判所は、「...
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製薬協 政策提言2021を発表「『イノベーションの創出』と『イノベーションの適切な評価』を車の両輪として強力に推進することが不可欠」

日本製薬工業協会(製薬協)は、そのウェブサイトに「製薬協 政策提言2021」を公開しました(2021年3月12日公開)。 去る2019年1月に日本製薬工業協会(以下、製薬協)は、いま製薬業界に何が求められ、社会に対して何を発信していくべきか、また創薬イノベーションをさらに促進するためには何が必要かを整理し、まとめたものを「製薬協 政策提言 2019」として発表し、関係各位の協力を得ながらその実現に...
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ペメトレキセド点滴静注液に関する特許権について

2021年3月10日、富士フイルム富山化学(株)より「ペメトレキセド点滴静注液に関する特許権について」の謹告文が掲載されました。 2021.03.10 富士フイルム富山化学(株)press release: ペメトレキセド点滴静注液における特許権に関する謹告掲載のお知らせ 2021.03.10 日刊薬業 【謹告】ペメトレキセド点滴静注液に関する特許権について 富士フイルム富山化学(株)は、2021...
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日本のパテントリンケージの現状の課題とその解決に向けた提案

1.はじめに パテントリンケージ(patent linkage)とは、後発医薬品承認時に先発医薬品の有効特許を考慮する仕組みであり、その制度内容は国によって異なるが、その意義は総じて、先発医薬品を保護する特許権の重要性を尊重しつつ先発医薬品メーカーと後発医薬品メーカーとの特許紛争を事前に整理することによって後発医薬品の市場への安定供給を実現することを目的としている。代表的なものとして、例えば、米国...
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武田と帝人ファーマ、糖尿病薬4剤の販売移管・資産譲渡契約を締結・・・特許独占期間と他社DPP4阻害薬ジェネリック参入時期のインパクト

2021年2月26日、武田薬品工業は、糖尿病治療薬4剤について、帝人ファーマに販売を移管するとともに、日本における製造販売承認及びこれに関連する資産を譲渡することを決定し、帝人及び帝人ファーマとの間で資産譲渡契約を締結したと発表しました。本記事は、本譲渡対象製品及び競合するDPP-4阻害剤製品を保護するそれぞれの基本特許(物質特許)に係る特許権存続期間満了時期の前後関係から、本譲渡対象製品の将来の...
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中外製薬 エディロール®カプセル(エルデカルシトール)に関する特許権侵害訴訟を再提起

2021年2月17日付の中外製薬からのプレスリリース(「エディロールカプセルに関する特許権侵害訴訟の再提起について」)によると、中外製薬は、骨粗鬆症治療剤(活性型ビタミンD3製剤)エディロール®カプセル0.5μg、同0.75μg(一般名: エルデカルシトール(Eldecalcitol)。以下、エディロールカプセル)の後発医薬品に関し、中外製薬が保有する物質特許に基づいて、沢井製薬、日医工及び日産化...
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前立腺がん治療剤XTANDI®(イクスタンジ)のパテントクリフ

1.2027年度以降の備え - 問われるアステラスの事業戦略 - アステラス製薬のR&Dミーティング(2020年12月10日開催)の冒頭、安川健司氏(代表取締役社長 CEO)から、 最近よく私共が受ける質問としましては、『アステラス製薬の2027年度以降の戦略が良く分からない。説明してほしい。その備えは何なのか。』・・・をよくお聞き致します。・・・その答えがFocus Areaアプローチなのであり...
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中外製薬 エルデカルシトールに関する特許権侵害訴訟を取下げへ

1.特許第3429432号に基づく特許権侵害訴訟の取り下げ 2021年1月27日付の日医工、沢井製薬、日産化学からのプレスリリースによると、骨粗鬆症治療剤(活性型ビタミンD3製剤)エディロール®(一般名:エルデカルシトール)の後発医薬品またはその原薬の製造等をしている日医工、沢井製薬および日産化学に対して、物質特許第3429432号の特許権を侵害すると主張して、2020年11月27日付にて中外製薬...
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パロノセトロン塩酸塩(アロキシ®)に関する特許権について

2021年1月25日、ヘルシン・ヘルスケアSA及び大鵬薬品工業(株)より「パロノセトロン塩酸塩(アロキシ®)に関する特許権について」の謹告文が掲載されました(2021.1.25 日刊薬業 【謹告】パロノセトロン塩酸塩(アロキシ®)に関する特許権について)。 ヘルシン・ヘルスケアSAは、パロノセトロン塩酸塩をそれぞれ有効成分として含む医薬品「アロキシ®静注液0.75mg」及び「アロキシ®点滴静注0....
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マルホ「ヒルドイド」商標権の侵害・不正競争行為に基づき、健栄製薬「ヒルマイルド」の販売差止仮処分の申立て

マルホ(株)のプレスリリースによると、マルホ(株)は、健栄製薬(株)が製造販売する「ヒルマイルド」の販売等が、ヒルドイド®に係るマルホ(株)の商標権の侵害及び不正競争防止法2条1項1号に定める不正競争行為に該当すると判断し、2021年1月21日付で、大阪地方裁判所に、商標権侵害および不正競争行為に基づき、「ヒルマイルド」の販売の差止等を求めて仮処分の申立てを行ったとのことです。 2021.01.2...
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オレンジブック・パープルブックに関連する法改正

ジェトロ・ニューヨーク事務所 知的財産部からのニュースによると、以下のとおり、米国食品医薬品局(FDA)が発行する低分子医薬品のデータベース(Orange book)及びバイオ医薬品のリスト(Purple Book)に関連する法律案が成立したとのことです。今年中にはバイオ医薬品について提供された特許とその有効期間の情報がパープルブックに掲載されるようです。 オレンシブック(Orange Book)...
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選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤「イグザレルト®」・・・リバーロキサバンに関する特許権について

2020年12月4日、バイエル薬品より「リバーロキサバンに関する特許権について」の謹告文が掲載されました(2020.12.04 日刊薬業 【謹告】リバーロキサバンに関する特許権について)。 リバーロキサバン(rivaroxaban)は、選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤イグザレルト®(Xarelto®)の有効成分です。イグザレルト®(Xarelto®)は、Bayer社の主力製品で、2019年には同社...
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知的財産権とCOVID-19についての製薬団体のステートメント

1.はじめに 製薬産業にとって、知的財産権はイノベーションの原動力であり、成功確率が極めて低い挑戦にも敢えて膨大な投資ができるインセンティブを与えてくれます。いまだに有効な治療法が見つかっていない病気に対する、新しい治療薬や診断薬等(アンメット・メディカル・ニーズ)への挑戦と投資が繰り返され、幾多の発明が生まれては消え、患者様や医療現場に至るものは極僅か。それでも世の中に出た医薬品には患者様や医療...
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*Pharma/IP news

中外 エディロール特許侵害で日産化学・沢井・日医工を提訴

中外製薬のプレスリリース(2020.11.27 エディロールカプセルに関する特許権侵害訴訟の提起について)によると、2020年11月27日、中外製薬は、骨粗鬆症治療剤(活性型ビタミンD3製剤)エディロール®カプセル0.5μg、同0.75μg(一般名: エルデカルシトール(Eldecalcitol))の後発医薬品に関し、中外製薬が保有する物質特許に基づいて、日産化学に対し、後発医薬品の原薬の原料の生...
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世界で最も売れている医薬品ヒュミラ®、日本市場にもバイオシミラーが参入へ・・・協和キリン富士フイルムバイオロジクスが仕掛けた特許訴訟

2020年6月29日、協和キリン富士フイルムバイオロジクスは、ヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体製剤「ヒュミラ®」のバイオシミラー医薬品『アダリムマブBS皮下注「FKB」』に関し、先発医薬品であるヒュミラ®と一部同じ適応症で日本において医薬品製造販売承認を取得しました(2020.06.29 協和キリン富士フイルムバイオロジクス press release: ヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナ...
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