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*Case2015

2015.08.05 「X1・X2 v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10238

活性発泡体事件: 知財高裁平成26年(行ケ)10238 【背景】 「活性発泡体」に関する特許出願(特願2006-536494号、WO2006/117881、再表2006/117881)の拒絶審決(不服2011-20954)取消訴訟。争点は実施可能要件(特許法36条4項1号)違反か否か。 請求項1: 天然若しくは合成ゴム又は合成樹脂製で独立気泡構造の気泡シートを備えた活性発泡体であって,前記気泡シー...
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*Case2015

2015.07.31 「日産化学 v. 相模化成工業・日医工・壽製薬」 東京地裁平成26年(ワ)688

ピタバスタチン結晶の特許性: 東京地裁平成26年(ワ)688 【背景】 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告らによる原薬又は製剤の製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事案。本件各特許権が特許無効審判によ...
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*Case2015

2015.07.23 「興和 v. 東和薬品」 知財高裁平成26年(ネ)10138

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その9): 知財高裁平成26年(ネ)10138 【背景】 「PITAVA」の標準文字からなる商標(分割商標権第4942833号の2、指定商品はピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤)の商標権者である控訴人(興和)が、被控訴人(東和薬品)に対し、「ピタバ」を付したPTPシートを包装とするピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤の販売差止め及び廃棄を求めた事案。 原...
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*Case2015

2015.07.16 「興和 v. Meiji Seikaファルマ」 知財高裁平成26年(ネ)10098

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その8): 知財高裁平成26年(ネ)10098 【背景】 「PITAVA」の標準文字からなる商標(分割商標権第4942833号の2、指定商品はピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤)の商標権者である控訴人(興和)が、「ピタバ」を付したピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤を販売する被控訴人(Meiji Seikaファルマ)の行為が商標権侵害に該当すると主張して...
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*Case2015

2015.06.10 「国 v. レクサン」 知財高裁平成26年(行コ)10004; 10005

補正ミスに気付かず特許査定に。特許査定を取り消せるのか?: 知財高裁平成26年(行コ)10004; 10005 (原審: 2014.03.07 「レクサン v. 国」 東京地裁平成24年(行ウ)591) 【背景】 「1-[(6,7-置換-アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]-4-(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体」に関する特願2007-542886(WO2006/054830; 特表200...
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*Case2015

2015.06.08 「興和 v. ニプロ」 知財高裁平成26年(ネ)10128

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その7): 知財高裁平成26年(ネ)10128 (原審: 2014.10.30 「興和 v. ニプロ」東京地裁平成26年(ワ)773; 別紙目録) 【背景】 控訴人(興和)が、被控訴人(ニプロ)による被控訴人各全体標章(それぞれ横書きの「ピタバ」と「スタチン」を上下二段に配して成る標章)あるいは被控訴人各標章(被控訴人各全体標章からそれぞれ「ピタバ」の部分を抜...
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*Case2015

2015.04.28 「日産化学 v. 沢井製薬」 東京地裁平成26年(ワ)5187

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成26年(ワ)5187 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告による原薬の保存行為、製剤の製造・販売が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事案。 ...
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*Case2015

2015.04.13 「リボコル, バイオエナジー v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10179; 平成26年(行ケ)10190

共有に係る特許出願の拒絶審決取消訴訟は固有必要的共同訴訟: 知財高裁平成26年(行ケ)10179; 平成26年(行ケ)10190 【背景】 「心血管の機能を向上する為の組成物及び方法」に関する本件特許出願(特願2002-515280号)に係る特許を受ける権利は、リボコルとバイオエナジーの共有だった。本件特許出願の拒絶審決取消訴訟が提起(平成26年(行ケ)10179)されたが、原告訴訟代理人の過誤に...
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*Case2015

2015.03.25 「東京都立産業技術研究センター v. 東京工業大学」 知財高裁平成25年(ネ)10100

共同発明者と認められるためには: 知財高裁平成25年(ネ)10100 【背景】 本件は、被控訴人(東京工業大学)と共同研究をしていた控訴人(東京都立産業技術研究センター)が、被控訴人に対し、被控訴人がした「生体吸収性の傾斜した多孔質複合体及びそれを用いた人工骨,並びにそれらの製造方法」に関する特許出願(特願2011-148123号等)につき、特許を受ける権利を有することの確認を求めるとともに、共同...
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*Case2015

2015.03.11 「コスメディ製薬 v. バイオセレンタック」 知財高裁平成26年(行ケ)10204

訂正が特許請求の範囲の減縮を目的とするものであるというためには: 知財高裁平成26年(行ケ)10204 【背景】 被告(バイオセレンタック)が保有する「経皮吸収製剤,経皮吸収製剤保持シート,及び経皮吸収製剤保持用具」に関する特許第4913030号に対して原告(コスメディ製薬)がした無効審判請求について、本件訂正を認め無効審判請求は成り立たないとした審決(無効2012-800073)の取消しを求めて...
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*Case2015

2015.02.24 「大長企画 v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10159

緑イ貝を選択することの容易想到性: 知財高裁平成26年(行ケ)10159 【背景】 「健康食品」に関する特許出願(特願2009-114271)の拒絶審決取消訴訟。争点は進歩性。 請求項1: A.大豆イソフラボンまたは大豆イソフラボン配糖体,B.クルクミン,C.緑イ貝,およびD.コール酸,またはシムノールまたはシムノール硫酸エステルのA,B,C,Dを含むことを特徴とする健康食品。 【要旨】 主 文 ...
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*Case2015

2015.02.19 「大鵬薬品 v. アンティキャンサー」 知財高裁平成25年(行ケ)10311

リサーチツール特許に関する争い: 知財高裁平成25年(行ケ)10311 【背景】 被告が保有する「ヒト疾患に対するモデル動物」に関する特許第2664261号について無効審判請求不成立審決(無効2012-800093)の取消訴訟。争点は、新規性判断又は進歩性判断の誤りの有無等。 請求項1: ヒト腫瘍疾患に対する非ヒトモデル動物であって,前記動物が前記動物の相当する器官中へ移植された脳以外のヒト器官か...
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*Case2015

2015.02.10 「日産化学 v. 陽進堂」 東京地裁平成26年(ワ)3343

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成26年(ワ)3343 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告による原薬及び製剤の使用・製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事案。 ...
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*Case2015

2015.01.26 「沢井製薬 v. 旭化成ファーマ」 判定2014-600029

新規有効成分(普通錠)の承認に基づく延長特許の効力はOD錠に及ぶ?: 判定2014-600029 【背景】 請求人(沢井製薬)が、ナフトピジルOD錠「サワイ」は、旭化成ファーマが保有する「良性前立腺肥大における排尿困難症を治療するためのナフトピジルの用途」に関する特許第1878494号の特願平11-700022により存続期間が延長された特許の技術的範囲に属しない、との判定を求めるというもの。 【特...
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*Case2015

2015.01.21 判定2014-600018; 2014-600019; 2014-600020

単剤承認で延長された特許権の効力は配合剤に及ぶか?: 判定2014-600018; 2014-600019; 2014-600020 請求人が求める請求の趣旨は、判定請求書の記載によれば、 判定2014-600018: 「イ号物品(テルミサルタン+アムロジピンベシル酸塩 配合剤)は、特許第2709225号に係る特許権存続期間延長登録出願2002-700138号により延長された当該特許発明の技術的範...
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*Case2015

2015.01.27 「日産化学・興和 v. ダイト・持田・東和・鶴原・科研・小林化工・Meiji Seikaファルマ」 東京地裁平成25年(ワ)33993

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成25年(ワ)33993 【背景】 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告らによる原薬及び製剤の製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた...
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*Case2014

2014.10.30 「興和 v. 沢井製薬」 東京地裁平成26年(ワ)768

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その2): 東京地裁平成26年(ワ)768 【背景】 薬剤を指定商品とする商標権(第4942833号)を有する原告(興和)が、被告(沢井製薬)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章の使用の差止め及び被告標章を付した薬剤の廃棄を求めた事案。 【要旨】 主 文 原告の請求をいずれも棄却する...
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*Case2014

2014.10.14 「沢井製薬 v. ベーリンガー インゲルハイム」 判定2014-600007; 2014-600008

単剤承認で延長された特許権の効力は配合剤に及ぶか?: 判定2014-600007; 2014-600008 請求人(沢井製薬)が求める請求の趣旨は、判定請求書の記載によれば、「別紙イ号製品目録に記載された医薬品は、平成15年6月25日登録に係る存続期間延長された特許第2709225号の技術的範囲に属しない、との判定を求める」というもの。 同特許はベーリンガーインゲルハイムが開発したアンジオテンシン...
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*Case2014

2014.09.25 「アストラゼネカ v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10326; 10327

イレッサ(IRESSA)の一変承認に基づく特許存続期間延長登録出願: 知財高裁平成25年(行ケ)10326; 知財高裁平成25年(行ケ)10327 【背景】 「キナゾリン誘導体」に関する特許権(特許第2994165号; 特許第3040486号)の存続期間延長登録出願(2012-700002号; 2012-700003号)の拒絶審決(不服2013-10794号; 不服2013-10795号)取消訴訟...
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*Case2014

2014.08.28 「興和 v. Meiji Seikaファルマ」 東京地裁平成26年(ワ)770

ピタバスタチンのピタバとPITAVA: 東京地裁平成26年(ワ)770 【背景】 薬剤を指定商品とする商標権(第4942833号)を有する原告(興和)が、被告(Meiji Seikaファルマ)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章の使用の差止め及び被告標章を付した薬剤の廃棄を求めた事案。 被告商品: 【要旨】 主 文 原告...
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*Case2014

2014.09.10 「カルピス v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10209

医薬用途発明の進歩性(阻害活性と作用の関係性についての技術常識の認定): 知財高裁平成25年(行ケ)10209 【背景】 「動脈硬化予防剤,血管内膜の肥厚抑制剤及び血管内皮機能改善剤」に関する特許出願(特願2008-500515号)の拒絶審決(不服2011-151号)取消訴訟。争点は進歩性。 請求項10(補正発明): Ile Pro Pro及び/又はVal Pro Proを有効成分として含有し,血...
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*Case2014

2014.08.07 「セルジーン v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10170

異性体の進歩性、一行記載の用途の進歩性: 知財高裁平成25年(行ケ)10170 【背景】 「(+)-2-[1-(3-エトキシ-4-メトキシフェニル)-2-メチルスルホニルエチル]-4-アセチルアミノイソインドリン-1,3-ジオン,その使用方法及び組成物」に関する特許出願(特願2003-577877; 特表2005-525386)の拒絶審決取消訴訟。引用発明の化合物の(+)異性体を選択して、それを乾...
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*Case2014

2014.07.30 「X v. アルコン リサーチ, 協和発酵キリン」 知財高裁平成25年(行ケ)10058

「ヒト結膜肥満細胞安定化剤」の進歩性: 知財高裁平成25年(行ケ)10058 【背景】 「アレルギー性眼疾患を処置するためのドキセピン誘導体を含有する局所的眼科用処方物」に関する特許第3068858号について原告(X)がした無効審判請求(無効2011-800018)を不成立とした審決の取消訴訟。主な争点は進歩性であり、下記クレームの「ヒト結膜肥満細胞安定化剤」という発明特定事項が甲1及び甲4から動...
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*Case2014

2014.03.07 「レクサン v. 国」 東京地裁平成24年(行ウ)591

補正ミスに気付かず特許査定に。特許査定を取り消せるのか?: 東京地裁平成24年(行ウ)591 【背景】 「1-[(6,7-置換-アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]-4-(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体」に関する特願2007-542886(WO2006/054830; 特表2008-520653)について、出願人(原告)は、誤った内容を記載した手続補正書を提出したまま特許査定となったこと...
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*Case2013

2013.12.19 「アンティキャンサー v. 大鵬薬品」 知財高裁平成24年(ネ)10054

リサーチツール特許に関する争い: 知財高裁平成24年(ネ)10054 【背景】 「ヒト疾患に対するモデル動物」に関する特許権(第2664261号)を有していた原告(アンティキャンサー)が、被告(大鵬薬品)に対し、 ①浜松医大勤務医師らが被告の委託を受けて新規抗がん剤(TSU68)の評価実験に使用した実験用モデル動物(本訴マウス)が、原告の特許発明の技術的範囲に属するものである ②被告が上記医師らに...
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*Case2013

2013.10.16 「沢井製薬 v. 第一三共」 知財高裁平成24年(行ケ)10419

米国カルベジロール試験の信憑性と顕著な効果: 知財高裁平成24年(行ケ)10419 【背景】 被告(第一三共)が有する「うっ血性心不全の治療へのカルバゾール化合物の利用」に関する特許(3546058)に対して原告(沢井製薬)がした無効審判請求を不成立とした審決(無効2007-800192)の取消訴訟。 請求項1: 利尿薬,アンギオテンシン変換酵素阻害剤および/またはジゴキシンでのバックグランド療法...
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*Case2013

2013.10.10 「ECI v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10014

進歩性判断に後出し実験データが参酌されなかった一事例: 知財高裁平成25年(行ケ)10014 【背景】 「eMIPを有効成分とするガン治療剤」に関する特許出願(特願2007-500440)の拒絶審決(不服2010-8649)取消訴訟。争点は明確性(法36条6項2号)と進歩性(法29条2項)。 請求項1(本願発明1): 放射線照射によりガン局所に炎症を生起させた状態でeMIP を投与することを特徴と...
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*Case2013

2013.10.03 「壽製薬 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10415

併用発明の相乗効果と顕著な効果: 知財高裁平成24年(行ケ)10415 【背景】 「血清コレステロール低下剤或はアテローム性硬化症の予防又は治療剤」に関する特許出願(特願2003-185171号; 特開2005-015434)の拒絶審決(不服2010-8202)取消訴訟。特許庁は、引用例1と引用例2に記載された発明に基づいて進歩性なしと審決した。 請求項1(本件補正発明): 下記化学式(56)で表...
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*Case2013

2013.09.30 「ジェネンテック v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10309

ゾレア(Xolair)皮下注用(オマリズマブ(Omalizumab))特許権の存続期間の延長登録出願: 知財高裁平成24年(行ケ)10309 【背景】 原告は,「特定Fcεレセプターのための免疫グロブリン変異体」に関する特許権の特許権者であるが,本件特許の請求項15に係る発明の実施に医薬品製造販売承認に係る処分(本件処分)を受けることが必要であったとして,5年の特許権存続期間の延長登録を求めて,特...
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*Case2013

2013.09.30 「ジェネンテック v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10268

ゾレア(Xolair)皮下注用(オマリズマブ(Omalizumab))特許の誤記の訂正: 知財高裁平成24年(行ケ)10268 【背景】 「特定Fcεレセプターのための免疫グロブリン変異体」に関する特許(第3457962号)の訂正審判(訂正2011-390107号)についての審決(訂正不成立)取消訴訟。 請求項15: 配列番号8および9にそれぞれ示すヒト化マウス抗体humae11 1型のFab H...
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*Case2013

2013.09.18 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10295

特許権存続期間延長登録出願に係る出張と信義則: 知財高裁平成24年(行ケ)10295【背景】原告が有する特許権(3677156号)の存続期間延長登録出願(2005-700093号)の拒絶審決取消訴訟。審決の理由は、本件処分の対象となった医薬品「パシーフカプセル30mg(一般名称:塩酸モルヒネ)」(本件対象医薬)は,本件特許発明の技術的範囲に属するものであると認めることができないから、本件出願に係る...
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*Case2013

2013.08.09 「デュポン ニュートリション バイオサイエンシズ エイピーエス v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10350

ポリデキストロースの用途発明の表現上の相違と実質的な相違: 知財高裁平成24年(行ケ)10350 【背景】 「満腹化剤としてのバルク剤」に関する特許出願(特願2002-578889、特表2005-508845)の拒絶審決(不服2010-18740)取消訴訟。争点は新規性。 本件補正前の請求項1: 哺乳動物の食欲抑制のための組成物であって,食物摂取抑制有効量のポリデキストロースを含む組成物。 本件補...
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*Case2013

2013.07.11 「田辺三菱・宇部興産 v. 遼東化学」 知財高裁平成24年(行ケ)10297

ベポタスチン製剤(タリオン錠)発明の進歩性: 知財高裁平成24年(行ケ)10297 【背景】 田辺三菱・宇部興産(原告ら)が保有する「経口投与製剤」に関する特許(3909998号)に対する遼東化学(被告)の特許無効審判の請求において、特許庁が特許を無効とした審決(無効2011-800177号)に対して、原告が審決の取消しを求めた事案。争点は進歩性。 請求項1(本件発明1): ベポタスチンのベンゼン...
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*Case2013

2013.04.18 「三菱化学 v. Y」 知財高裁平成24年(ネ)10028, 10045

アンプラーグ関連職務発明対価請求事件、消滅時効の進行の中断: 知財高裁平成24年(ネ)10028, 10045 【背景】 原審参照: 2012.02.17 「X v. 三菱化学」 東京地裁平成21年(ワ)17204 【要旨】 主 文 1 本件控訴に基づき,原判決を次のとおり変更する。 (1) 控訴人は,被控訴人に対し,5900万円及びこれに対する平成19年2月2日から支払済みまで年5分の割合による...
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*Case2013

2013.04.11 「セルジーン v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10124

レナリドミドとデキサメタゾンの組合せ医薬: 知財高裁平成24年(行ケ)10124 【背景】 「癌および他の疾患を治療および管理するための免疫調節性化合物を用いた方法および組成物」に関する特許出願(特願2004-505051、特表2005-530784、WO2003/097052)の拒絶審決(不服2009-7935号)取消訴訟。 争点は進歩性。 本件補正発明: 治療上有効な量の化合物3-(4-アミノ...
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*Case2013

2013.03.27 「大長企画 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10284

引用発明の1成分にことさら着目することの動機づけ: 知財高裁平成24年(行ケ)10284 【背景】 「強筋肉剤,抗炎症剤」に関する特許出願(特願2002-303877、特開2004-182599)の拒絶審決取消訴訟。争点は進歩性。 請求項1: A.シムノールまたはシムノール硫酸エステル B.大豆イソフラボンまたは大豆イソフラボン配糖体 C.クルクミン のA,BおよびCの成分を含むことを特徴とする強...
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*Case2013

2013.03.25 「本州化学工業 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10245

製造方法の進歩性判断: 知財高裁平成24年(行ケ)10245【背景】「1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサンの製造方法」に関する特許出願(特願2002-526737, WO02/22536)の拒絶審決(不服2009-22810)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1: (a)フェノールと3,3,5-トリメチルシクロヘキサノンとを,酸触媒の存在下に,1,1-ビス(4-...
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*Case2013

2013.03.13 「X v. Y」 知財高裁平成24年(行ケ)10059

共同出願違反かどうか: 知財高裁平成24年(行ケ)10059 【背景】 被告(Y)が保有する「二重瞼形成用テープまたは糸及びその製造方法」に関する特許第3277180号に対する無効審判請求について、「本件審判の請求は,成り立たない。」との特許庁の審決に対する審決取消訴訟。争点は共同出願違反(特許法38条)かどうか。 【要旨】 主 文 1 原告の請求を棄却する。 2 訴訟費用は原告の負担とする。 裁...
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*Case2013

2013.02.28 「マクニール v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10205

ニコチンの口腔内投与製剤: 知財高裁平成24年(行ケ)10205 【背景】 「口腔内投与のためのニコチンを含む液体医薬製剤」に関する特許出願(特願2003-556064、特表2005-518392、WO2003/055486)の拒絶審決(不服2009-7293)取消訴訟。争点は進歩性。 請求項1: ニコチン遊離塩基を含む液体医薬製剤であって,スプレーにより口腔に投与するためのものであり,そして緩衝...
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*Case2013

2013.02.27 「アクゾノーベル v. 昭和電工」 知財高裁平成24年(行ケ)10221

共通する成分が主成分か不純物かは、容易想到性判断に影響を与えるか2: 知財高裁平成24年(行ケ)10221 【背景】 被告(昭和電工)が有している「洗浄剤組成物」に関する特許権(特許3927623号)について、原告(アクゾノーベル)がした無効審判請求(無効2011-800146)を不成立とした審決の取消訴訟。 争点は進歩性。 請求項1(本件発明1): A)アスパラギン酸二酢酸塩類及び/またはグルタ...
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*Case2013

2013.02.27 「アクゾノーベル v. 昭和電工」 知財高裁平成24年(行ケ)10177

共通する成分が主成分か不純物かは、容易想到性判断に影響を与えるか: 知財高裁平成24年(行ケ)10177 【背景】 被告(昭和電工)が有している「洗浄剤組成物」に関する特許権(特許4114820号)について、原告(アクゾノーベル)がした無効審判請求(無効2009-800152)を不成立とした審決の取消訴訟。 争点は進歩性。 請求項1: 水酸化ナトリウム,アスパラギン酸二酢酸塩類及び/またはグルタミ...
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*Case2013

2013.02.20 「宇部興産 v. 国」 知財高裁平成24年(行コ)10007

存続期間延長分の特許料納付期限徒過: 知財高裁平成24年(行コ)10007 【背景】 2012.08.31 「宇部興産 v. 国」 東京地裁平成23年(行ウ)443の控訴審。 【要旨】 主 文 1 本件控訴を棄却する。(他略) 裁判所の判断(抜粋) 1 当裁判所は,控訴人の請求は理由がないものと判断する。その理由は,次のとおり付加,訂正するほかは,原判決の「事実及び理由」欄第3の1ないし3(原判決...
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*Case2013

2013.02.12 「MIT v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10071

併用医薬の薬理試験結果と実施可能要件: 知財高裁平成24年(行ケ)10071 【背景】 「処方した人の脳シチジンレベルを上昇させる薬を調合するためのウリジンの使用方法及び同薬として使用する組成物」に関する出願(特願2000-562028; 特表2003-517437; WO00/006174)の拒絶審決(不服2008-23607号)取消訴訟。 審決は、本件出願は実施可能要件を満たしていないから拒絶...
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*Case2013

2013.01.31 「X v. アステラス」 知財高裁平成24年(ネ)10052

塩酸タムスロシン関連発明の職務発明対価請求事件: 知財高裁平成24年(ネ)10052 (原審: 2012.04.27 「A1 v. アステラス」 東京地裁平成21年(ワ)34203) 【背景】 アステラス(第1審被告)の元従業員である第1審原告(X)が、第1審被告に対し、ハルナールの有効成分である塩酸タムスロシンに関する物質発明(日本物質特許1443699号)及び塩酸タムスロシンの製法に関する発明...
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*Case2012

2012.12.26 「エーザイ v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10131

塩酸ドネペジルの製剤発明: 知財高裁平成24年(行ケ)10131 【背景】 「甘味を有する薬剤組成物」に関する特許出願(特願2001-98970、特開2001-342151)の拒絶審決(不服2011-25385号)取消訴訟。争点は進歩性の有無。 請求項1: 塩酸ドネペジルおよびスクラロースを含有する薬剤組成物 引用発明: 苦味を有する薬剤及びスクラロースを含有する薬剤組成物 一致点: スクラロース...
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*Case2012

2012.12.03 「三栄源エフ・エフ・アイ v. ツルヤ化成工業」 知財高裁平成24年(行ケ)10057

酸味のマスキング方法の進歩性: 知財高裁平成24年(行ケ)10057 【背景】 原告(三栄源エフ・エフ・アイ)の「酸味のマスキング方法」に関する特許第3929101号の無効審判請求を認容した審決(無効2011-800050号)の取消訴訟。争点は進歩性。 請求項1(本件発明): 「クエン酸,酒石酸及び酢酸からなる群から選択される少なくとも1種の酸味剤を含有し,経口摂取又は口内利用時に酸味を呈する製品...
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*Case2012

2012.10.16 「P1 v. ニプロ」 大阪地裁平成21年(ワ)4377

職務発明の対価請求事件: 大阪地裁平成21年(ワ)4377 【背景】 被告(ニプロ)の元従業員である原告(P1)が、被告に対し、被告在職中に、単独又は共同でした職務発明等に係る特許等を受ける権利又はその共有持分を被告に承継させたとして、平成16年法律第79号による改正前の特許法35条3項等に基づき、上記承継の相当の対価の未払い分である金12億2052万8199円のうち金1億円等の支払を求めた事案。...
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