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*Case2017

2017.03.22 「コスメディ製薬 v. バイオセレンタック」 知財高裁平成28年(ネ)10094

訴訟提起した者が敗訴した場合、訴えの提起が相手方に対する違法な行為とされるのか?知財高裁平成28年(ネ)10094【背景】本件は、バイオセレンタックが提起した特許権侵害訴訟(バイオセレンタックが敗訴。東京地裁平成25年(ワ)4303; 知財高裁平成26年(ネ)10109)の被告であったコスメディと同社の代表取締役であるXが、同訴訟の原告であったバイオセレンタック、同訴訟でバイオセレンタックを代表し...
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*Case2017

2017.03.08 「ホスピーラ v. デビオファーム」 知財高裁平成27年(行ケ)10167

「緩衝剤」としての「シュウ酸」は添加シュウ酸に限られ、解離シュウ酸を含まない(審決取消): 知財高裁平成27年(行ケ)10167【背景】被告(デビオファーム)が保有する「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許第4430229号の無効審判請求を不成立とした審決(無効2014-800121)の審決取消訴訟。請求項1(訂正発明1):オキサリプラチン,有効安定化量の緩衝剤およ...
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*Case2017

2017.02.22 「エヌ・エル・エー v. 東洋新薬」 知財高裁平成27年(行ケ)10231

「一部」、僅かな部分のサポート要件違反: 知財高裁平成27年(行ケ)10231【背景】東洋新薬(被告)が保有する「黒ショウガ成分含有組成物」に関する特許権(第5569848号)の無効審判(無効2015-800007)請求不成立の審決取消訴訟。請求項1:黒ショウガ成分を含有する粒子を芯材として,その表面の一部又は全部を,ナタネ油あるいはパーム油を含むコート剤にて被覆したことを特徴とする組成物。原告は...
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*Case2017

2017.02.02 「沢井・テバ・ホスピーラ v. イーライ リリー」 知財高裁平成27年(行ケ)10249; 平成28年(行ケ)10017; 平成28年(行ケ)10070

抗悪性腫瘍剤アリムタ®のビタミン療法特許:知財高裁平成27年(行ケ)10249; 平成28年(行ケ)10017; 平成28年(行ケ)10070【背景】被告(イーライリリー)が保有する「新規な葉酸代謝拮抗薬の組み合わせ療法」に関する特許5102928について原告(沢井製薬、テバ、ホスピーラ)がした無効審判請求を不成立とした特許庁審決(無効2014-800039)に対して、原告が審決取消しを求めて本件...
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*Case2017

2017.02.02 「沢井・テバ・ホスピーラ v. イーライ リリー」 知財高裁平成28年(行ケ)10001; 平成28年(行ケ)10018; 平成28年(行ケ)10082

抗悪性腫瘍剤アリムタ®のビタミン併用療法特許: 知財高裁平成28年(行ケ)10001; 平成28年(行ケ)10018; 平成28年(行ケ)10082【背景】被告(イーライリリー)が保有する「新規な葉酸代謝拮抗薬の組み合わせ療法」に関する特許5469706について原告(沢井製薬、テバ、ホスピーラ)がした無効審判請求を不成立とした特許庁審決(無効2014-800063)に対して、原告が審決取消しを求め...
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*Case2017

2017.01.26 「デビオファーム v. ナガセ医薬品・日本ケミファ」 東京地裁平成27年(ワ)29159

オキサリプラチンのシュウ酸包含溶液特許は無効: 東京地裁平成27年(ワ)29159「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(ナガセ医薬品)に対し、被告製品の生産等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の生産等の差止め及び廃棄を求めた事案。無効理由の有無が判断の決め手となった。請求項1:オキサリプラチン,有...
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*Case2017

2017.01.18 「X v. ロート製薬」 知財高裁平成28年(行ケ)10005

「平均分子量」とは?(明確性要件): 知財高裁平成28年(行ケ)10005【背景】ロート製薬(被告)が保有する「眼科用清涼組成物」に関する特許権(第5403850号)の無効審判(無効2015-800023)請求不成立の審決取消訴訟。請求項1:a)メントール,カンフル又はボルネオールから選択される化合物を,それらの総量として0.01w/v%以上0.1w/v%未満,b)0.01~10w/v%の塩化カリ...
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*Case2017

2017.01.17 「テバ ブランデット v. 特許庁長官」 知財高裁平成28年(行ケ)10133; 平成28年(行ケ)10134; 平成28年(行ケ)10135; 平成28年(行ケ)10136

DuoResp Spiromax®吸入デバイスの意匠: 知財高裁平成28年(行ケ)10133; 平成28年(行ケ)10134; 平成28年(行ケ)10135; 平成28年(行ケ)10136意匠に係る物品を吸入器とする下記態様等の意匠に関する登録出願の拒絶審決取消訴訟。判決内容は 2016.12.21 「テバ v. 特許庁長官」 知財高裁平成28年(行ケ)10125; 平成28年(行ケ)10126;...
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*Case2016

2016.12.21 「テバ v. 特許庁長官」 知財高裁平成28年(行ケ)10125; 平成28年(行ケ)10126; 平成28年(行ケ)10127; 平成28年(行ケ)10128; 平成28年(行ケ)10129; 平成28年(行ケ)10130; 平成28年(行ケ)10131; 平成28年(行ケ)10132

DuoResp Spiromax®吸入デバイスの意匠: 平成28年(行ケ)10125; 平成28年(行ケ)10126; 平成28年(行ケ)10127; 平成28年(行ケ)10128; 平成28年(行ケ)10129; 平成28年(行ケ)10130; 平成28年(行ケ)10131; 平成28年(行ケ)10132意匠に係る物品を吸入器とする下記態様等の意匠に関する登録出願の拒絶審決取消訴訟。判決内容は2...
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*Case2016

2016.12.20 「デビオファーム v. 武田テバファーマ」 東京地裁平成27年(ワ)28467

オキサリプラチンのシュウ酸包含溶液特許は無効:東京地裁平成27年(ワ)28467「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(武田テバファーマ)に対し、被告製品の生産等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の生産等の差止及び廃棄を求めた事案。無効理由の有無が判断の決め手となった。請求項1:オキサリプラチン,有...
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*Case2016

2016.12.20 「デビオファーム v. 沢井製薬」 東京地裁平成27年(ワ)28698

オキサリプラチンのシュウ酸包含溶液特許は無効:東京地裁平成27年(ワ)28698「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(沢井製薬)に対し、被告製品の生産等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の生産等の差止及び廃棄を求めた事案。無効理由の有無が判断の決め手となった。請求項1:オキサリプラチン,有効安定化...
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*Case2016

2016.12.08 「日本化薬 v. デビオファーム」 知財高裁平成28年(ネ)10031

「緩衝剤」としての「シュウ酸」は添加シュウ酸に限られ、解離シュウ酸を含まない(原判決取消):知財高裁平成28年(ネ)10031(原審:2016.03.03 「デビオファーム v. 日本化薬」 東京地裁平成27年(ワ)12416)「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する被控訴人(デビオファーム)が、控訴人(日本化薬)に対し、控訴人製品の生...
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*Case2016

2016.12.06 「デビオファーム v. マイラン」 東京地裁平成27年(ワ)29001

オキサリプラチンが分解して生じた解離シュウ酸は「緩衝剤」には当たらない:東京地裁平成27年(ワ)29001「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(マイラン)に対し、被告製品の生産等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の生産等の差止及び廃棄を求めた事案。本件発明の構成要件「緩衝剤」であるシュウ酸は、オキ...
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*Case2016

2016.12.02 「デビオファーム v. 第一三共エスファ・富士フイルムファーマ・ニプロ」 東京地裁平成27年(ワ)28699・平成27年(ワ)28848・平成27年(ワ)29004

オキサリプラチンが分解して生じた解離シュウ酸は「緩衝剤」には当たらない:東京地裁平成27年(ワ)28699・平成27年(ワ)28848・平成27年(ワ)29004「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告らに対し、被告各製品の製造等が特許権侵害に当たると主張して、被告各製品の製造等の差止及び廃棄を求めた事案。...
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*Case2016

2016.12.07 「デビオファーム v. 共和クリティケア」 東京地裁平成27年(ワ)29158

オキサリプラチンが分解して生じた解離シュウ酸は「緩衝剤」には当たらない: 東京地裁平成27年(ワ)29158「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(共和クリティケア)に対し、被告製品の製造等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の製造等の差止及び廃棄を求めた事案。本件発明の構成要件「緩衝剤」であるシュウ...
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*Case2016

2016.11.28 「旭化成ファーマ v. 特許庁長官」 知財高裁平成27年(行ケ)10241

患者群を特定した医薬用途発明の進歩性(骨粗鬆症治療剤テリボン®):知財高裁平成27年(行ケ)10241【背景】「1回当たり100~200単位のPTHが週1回投与されることを特徴とする,PTH含有骨粗鬆症治療/予防剤」に関する特許出願(特願2011-530844; 再表2011/030774; WO2011/030774)の拒絶審決(不服2015-9596)取消訴訟。争点は新規性・進歩性。請求項1(...
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*Case2016

2016.11.30 「テバ v. 特許庁長官」 知財高裁平成28年(行ケ)10121; 平成28年(行ケ)10122; 平成28年(行ケ)10123; 平成28年(行ケ)10124

DuoResp Spiromax®吸入デバイスの意匠: 知財高裁平成28年(行ケ)10121; 知財高裁平成28年(行ケ)10122; 知財高裁平成28年(行ケ)10123; 知財高裁平成28年(行ケ)10124【背景】意匠に係る物品を吸入器とする下記態様の意匠に関する登録出願(意願2014-007570; 意願2014-007571; 意願2014-007572; 意願2014-007573)の...
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*Case2016

2016.11.16 「イーライ・リリー v. 沢井製薬」 知財高裁平成27年(行ケ)10166

骨粗鬆症治療剤エビスタ® ラロキシフェン用途特許無効審決の維持判決: 知財高裁平成27年(行ケ)10166【背景】原告が保有する「ベンゾチオフェン類を含有する医薬製剤」に関する特許2749247号の無効審決(無効2013-800139)取消訴訟。争点は進歩性。本件訂正発明1:ラロキシフェンまたはその薬学上許容し得る塩を活性成分として含む,ヒトの骨粗鬆症の治療または予防用医薬製剤であって,タモキシフ...
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*Case2016

2016.10.28 「デビオファーム v. 日医工」 東京地裁平成27年(ワ)28468

対応外国出願の禁反言が特許発明の技術的範囲に適用されるのか: 東京地裁平成27年(ワ)28468【背景】「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(日医工)に対し、被告製品の製造販売等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の製造等の差止及び廃棄を求めた事案。本件発明:A オキサリプラチン,B 有効安定化量の...
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*Case2016

2016.10.31 「ヤクルト・デビオファーム v. 日本化薬」 東京地裁平成28年(ワ)15355

オキサリプラチンが溶媒中で分解して生じたシュウ酸と特許発明の技術的範囲: 東京地裁平成28年(ワ)15355【背景】「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)及び専用実施権者(ヤクルト)が、被告(日本化薬)に対し、被告製品の製造販売が特許権・専用実施権の侵害に当たると主張して、損害賠償を求めた事案。本件発明:1A オ...
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*Case2016

2016.10.12 「セルビオス-ファーマ v. ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ・中外製薬」 知財高裁平成27年(行ケ)10251

マキサカルシトールの製造方法の進歩性: 知財高裁平成27年(行ケ)10251【背景】被告ら(ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ・中外製薬)が保有する「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許3310301号に対してなされた無効審判請求を不成立とした審決(無効2014-800174号)の取消訴訟。争点は、進歩性の有無。【要旨】主 文1 原告の請...
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*Case2016

2016.09.21 「ラプトール ファーマシューティカル v. 特許庁長官」 知財高裁平成27年(行ケ)10188

過度の試行錯誤が必要とされた例: 知財高裁平成27年(行ケ)10188【背景】「環状受容体関連蛋白ペプチド」に関する特許出願(特願2010-501126号)に対する拒絶審決(不服2013-25515号)取消訴訟。争点は実施可能要件違反についての判断の当否。請求項1(本願発明):「配列番号97に少なくとも70%同一である50個の連続するアミノ酸を含み,そして1x10-8M以下の結合親和性KdでCR含...
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*Case2016

2016.08.30 「富士フイルム v. ディーエイチシー」 東京地裁平成27年(ワ)23129

アスタキサンチン含有スキンケア用化粧料の進歩性: 東京地裁平成27年(ワ)23129【背景】「分散組成物及びスキンケア用化粧料並びに分散組成物の製造方法」に関する特許権(第5046756号)を有する原告(富士フイルム)が、被告(ディーエイチシー)に対し、被告による被告製品(DHCアスタキサンチン ジェル(販売名 DHCアスタジェル)およびDHCアスタキサンチン ローション(販売名 DHCアスタロー...
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*Case2016

2016.07.28 「X v. 興和・興和創薬」 知財高裁平成28年(ネ)10023

特許発明の技術的範囲を明細書記載から限定解釈: 知財高裁平成28年(ネ)10023「メニエール病治療薬」に関する特許権(第4778108号)を有する控訴人(X)が、被控訴人ら(興和及び興和創薬)による被控訴人製品イソバイドシロップ(有効成分: イソソルビド(Isosorbide))の製造販売が上記特許権の侵害に当たると主張して、被控訴人製品製造等差止め及び損害賠償を求めた事案。原審(2016.01...
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*Case2016

2016.06.22 「メルク シャープ アンド ドーム v. ファイザー」 知財高裁平成27年(ワ)12609

フィナステリド(プロペシア®錠後発品)の特許権侵害差止請求事件: 知財高裁平成27年(ワ)12609 (別紙)【背景】「5α-レダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン脱毛症の治療方法」に関する特許権(第3058351号)を有する原告(メルク シャープ アンド ドーム)が被告(ファイザー)に対し被告各製品は特許発明(請求項1)の技術的範囲に属し、かつ、存続期間延長登録を受けた本件特許権の効力は被告による...
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*Case2016

2016.04.20 「メルク シャープ アンド ドーム v. マイラン・テバ」 知財高裁平成27年(行ケ)10033

プロペシア®錠特許(用量発明)の無効審決取消訴訟: 知財高裁平成27年(行ケ)10033【背景】原告(メルク シャープ アンド ドーム)が保有する「5α-レダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン脱毛症の治療方法」に関する特許(第3058351号)の無効審決(無効2013-800194)取消訴訟。本件明細書の記載によれば、アンドロゲン脱毛症や前立腺ガンの治療におけるフィナステライドの有用性は文献に例示さ...
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*Case2016

2016.03.25 「DKSH・岩城製薬・高田製薬・ポーラファルマ v. 中外製薬・ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク」 知財高裁平成27年(行ケ)10014

マキサカルシトールの製法特許: 知財高裁平成27年(行ケ)10014【背景】被告ら(中外製薬・ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク)が保有する「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許(第3310301号)の無効審判請求を不成立とした審決(無効2013-800222)の取消訴訟。争点は甲4発明からの進歩性の...
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*Case2016

2016.03.25 「DKSH・岩城製薬・高田製薬・ポーラファルマ v. 中外製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10014

均等侵害を認めた知財高裁大合議(オキサロールの有効成分マキサカルシトールの製造方法): 知財高裁平成27年(ネ)10014【背景】「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許第3310301号の特許権(出願日1997年9月3日)の共有者である被控訴人(中外製薬)が、控訴人(DKSH)の輸入販売に係るマキサカルシトール原薬、並びに控訴人(岩城製薬、高田製薬及びポー...
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*Case2016

2016.03.24 「東和薬品 v. イコス」 知財高裁平成27年(行ケ)10113

タダラフィルの特定用量製剤(シアリス錠)特許: 知財高裁平成27年(行ケ)10113【背景】被告(イコス)が保有する「単位製剤」に関する特許(第4975214号; WO2000/066099; 存続期間満了日2020.4.26)の無効審判請求を不成立とした審決(無効2013-800243)の取消訴訟。争点は進歩性の有無。請求項1(本件発明1):1日あたり20mgの総用量を上限として,以下の構造式:...
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*Case2016

2016.03.09 「ホスピーラ v. デビオファーム」 知財高裁平成27年(行ケ)10105

「からなる」の解釈: 知財高裁平成27年(行ケ)10105【背景】被告(デビオファーム)が保有する「オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤」に関する特許登録(第3547755号)の無効審判請求を不成立とした審決(無効2014-800083)の取消訴訟。争点は明確性要件の有無及びサポート要件の有無である。請求項1:濃度が1ないし5mg/mlでpHが4.5ないし6のオキサリプラティヌムの水溶液からな...
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*Case2016

2016.03.03 「デビオファーム v. 日本化薬」 東京地裁平成27年(ワ)12416

「包含」されるシュウ酸は組成物中に存在する全てのシュウ酸をいい、添加したシュウ酸に限定されない: 東京地裁平成27年(ワ)12416【背景】「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(日本化薬)に対し、被告製品の生産等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の生産等の差止め及び廃棄を求めた事案。本件発明:A ...
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*Case2016

2016.02.17 「アッヴィ v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10272

自己乳化性製剤と固体分散製剤の違い: 知財高裁平成26年(行ケ)10272【背景】「自己乳化性の活性物質配合物およびこの配合物の使用」に関する特許出願(特願2001-587743号; WO01/91727; 特表2003-534369号)の拒絶審決(不服2012-17374)取消訴訟。争点は、進歩性判断の当否(①相違点の看過,②相違点判断の誤り)及び③手続違反の有無。補正発明は、固体の自己乳化性の...
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*Case2016

2016.03.09 「日産化学 v. 相模化成工業・日医工・壽製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10108

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10108ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人(相模化成工業・日医工・壽製薬)原薬の使用、保存及び製剤の製造販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1...
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*Case2016

2016.03.09 「日産化学 v. 日本ケミファ・日新製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10104

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10104ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人(日本ケミファ・日新製薬)原薬の使用、保存及び製剤の製造販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基...
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*Case2016

2016.02.24 「日産化学v. 沢井製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10080

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10080ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人(沢井製薬)原薬の使用、保存及び製剤の製造販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止め...
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*Case2016

2016.02.24 「日産化学 v. 沢井製薬」 知財高裁平成27年(行ケ)10081

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角: 知財高裁平成27年(行ケ)10081【背景】原告(日産化学)が保有する「ピタバスタチンカルシウム塩の結晶」に関する特許(第5186108号)に対する無効審決(無効2013-800211号)取消訴訟。争点は、新規性及び進歩性の判断。請求項1(本件発明1):式(1)(省略)で表される化合物であり,7~13%の水分を含み,CuKα放射線を使用して測定する...
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*Case2016

2016.02.16 「わかもと製薬 v. 富士レビオ」 東京地裁平成26年(ワ)17390

ネイティブなカタラーゼに対する抗体とはネイティブなカタラーゼのみと結合する抗体?: 東京地裁平成26年(ワ)17390【背景】「ヘリコバクター・ピロリへの感染を判定する検査方法及び検査試薬」に関する特許権(第3504633号)を有する原告(わかもと製薬)が、被告(富士レビオ)に対し、被告製品(メリディアン HpSA ELISAII及びイムノカードST HpSA)の輸入等が特許権侵害に当たると主張し...
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*Case2016

2016.01.27 「大阪ガスケミカル v. 田岡化学工業」 知財高裁平成26年(行ケ)10202

結晶多形関連発明のサポート要件、実施可能要件、進歩性等が争われた事例: 知財高裁平成26年(行ケ)10202【背景】被告(田岡化学工業)が保有する「フルオレン誘導体の結晶多形体およびその製造方法」に関する特許(第4140975号)に対する無効審判請求(無効2013-800029号)を不成立とした審決の取消訴訟。争点は、サポート要件違反、実施可能要件違反、進歩性、新規性の判断。請求項1(本件発明1)...
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*Case2016

2016.01.28 「X v. 興和・興和創薬」 東京地裁平成26年(ワ)25013

特許発明の技術的範囲を明細書記載から限定解釈: 東京地裁平成26年(ワ)25013【背景】「メニエール病治療薬」に関する特許権(第4778108号)を有する原告(X)が、被告ら(興和及び興和創薬)による被告製品イソバイドシロップ(有効成分: イソソルビド(Isosorbide))の製造販売が上記特許権の侵害に当たると主張して、被告製品製造等差止め及び損害賠償を求めた事案。本件発明は次の構成要件に分...
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*Case2015

2015.06.25 「日産化学v. 日本ケミファ・日新製薬」 東京地裁平成26年(ワ)3344;平成26年(ワ)3345

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成26年(ワ)3344;平成26年(ワ)3345内容は下記記事(東京地裁第47部)とほぼ同じ。2015.04.28 「日産化学 v.沢井製薬」 東京地裁平成26年(ワ)5187
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*Case2016

2016.01.28 「日産化学 v. 三和化学・キョーリンメディオ」 大阪地裁平成26年(ワ)12527; 大阪地裁平成26年(ワ)12531

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 大阪地裁平成26年(ワ)12527; 大阪地裁平成26年(ワ)12531【背景】ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告ら(三和化学、キョーリンメディオ)による原薬及び製剤の製造販売等が上記各特許権の侵害...
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*Pharma/IP news

抗悪性腫瘍剤アリムタ®のビタミン療法特許の無効審判で特許維持審決

日本イーライリリー(株)のpress release(2015.12.15 「抗悪性腫瘍剤アリムタ®のビタミン療法特許に関する特許庁の特許維持審決について」)によれば、抗悪性腫瘍剤アリムタ®(ペメトレキセド注射剤)に関する2件のビタミン療法特許(特許第5102928号及び特許第5469706号)に関し、沢井製薬(株)が請求した無効審判(無効2014-800039及び無効2014-800063)にお...
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*Case2015

2015.12.24 「日産化学 v. 陽進堂」 知財高裁平成27年(ネ)10036

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10036ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人による原薬及び製剤の使用・製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事...
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*Case2015

2015.12.24 「日産化学・興和 v. ダイト・持田・東和・鶴原・科研・小林化工・Meiji Seikaファルマ」 知財高裁平成27年(ネ)10031

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10031【背景】ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人らによる原薬及び製剤の製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求め...
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*Case2015

2015.12.24 「セルビオス-ファーマ v. ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ・中外製薬」 知財高裁平成26年(行ケ)10263

マキサカルシトールの製造方法の進歩性: 知財高裁平成26年(行ケ)10263【背景】被告ら(ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ・中外製薬)が保有する「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許3310301号に対してなされた無効審判請求を不成立とした審決(無効2013-800080号)の取消訴訟。争点は、①進歩性の有無、②実施可能要件違反の有無...
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*Case2015

2015.10.22 「興和 v. 共和薬品工業」 知財高裁平成27年(ネ)10073

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その13): 知財高裁平成27年(ネ)10073【背景】2015.04.27 「興和 v. 共和薬品工業」 東京地裁平成26年(ワ)766の控訴審。原判決は、被控訴人による被控訴人標章1~3の使用が商標的使用に該当せず、また、本件商標は公序良俗に反する商標(商標法4条1項7号)であるから本件商標権を行使することはできない(商標法39条,特許法104条の3第1項...
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*Case2015

2015.10.21 「興和 v. テバ」 知財高裁平成27年(ネ)10074

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その12): 知財高裁平成27年(ネ)10074【背景】2015.04.27 「興和 v. テバ製薬」 東京地裁平成26年(ワ)771の控訴審。【要旨】裁判所は、被告商品の錠剤に付された被告標章は「需要者が何人かの業務に係る商品であることを認識することができる態様により使用されていない商標」(商標法26条1項6号)に該当するものと認められ、控訴人が有する本件分...
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*Case2015

2015.10.13 「キメリクス v. 特許庁長官」 知財高裁平成27年(行ケ)10021

併用医薬発明の実施可能要件: 知財高裁平成27年(行ケ)10021【背景】「ウイルス感染症およびその他の内科疾患を治療するための化合物,組成物および方法」に関する特許出願(特願2008-505632号。特表2008-538354号、WO2006/110656)の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決(不服2012-1280号)の取消訴訟。争点は、本願併用医薬発明の実施可能要件(特許法36条4項1号...
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*Case2015

2015.09.09 「興和 v. 小林化工」 知財高裁平成26年(ネ)10137

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その11): 知財高裁平成26年(ネ)10137【背景】2014.11.28 「興和 v. 小林化工」 東京地裁平成26年(ワ)767の控訴審。原審は、被控訴人各商品に付された被控訴人各標章は、商標としての自他商品識別機能又は出所表示機能を果たす態様で使用されているということはできず,被控訴人各標章の表示は商標的使用に該当すると認めることができないとして、控訴...
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*Case2015

2015.08.27 「興和 v. 沢井製薬」 知財高裁平成26年(ネ)10129

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その10): 知財高裁平成26年(ネ)10129【背景】「PITAVA」の標準文字からなる商標(分割商標権第4942833号の2、指定商品はピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤)の商標権者である控訴人(興和)が、被控訴人(沢井製薬)に対し、「ピタバ」を錠剤の中央に付したピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤の販売差止め及び廃棄を求めた事案。原審: 2014....
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