Legal Issues

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*Case2008

2008.12.25 「バイエルクロップサイエンス v. 特許庁長官」 知財高裁平成20年(行ケ)10302

木材及び木質合板類浸み込用: 知財高裁平成20年(行ケ)10302 【背景】 「工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤」に関する特許(特許第3162459号)に関し、原告が訂正審判請求したところ、特許庁が請求不成立との審決をしたことから、原告がその取消しを求めた事案。争点は、本件訂正が、独立特許要件を満たしているか(すなわち特開昭61-267575号公報(「刊行物1」)に記載された発明との関...
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*Pharma/IP news

2009.04.09 「医療用後発医薬品の薬事法上の承認審査に係る医薬品特許の取扱いについて」に関する意見募集について

厚生労働省医薬食品局審査管理課がパブリックコメントを募集中(「医療用後発医薬品の薬事法上の承認審査に係る医薬品特許の取扱いについて」に関する意見募集について)。「医療用後発医薬品の薬事法上の承認審査及び薬価収載に係る医薬品特許の取扱いについて」を通知することを予定しており、最終的な決定に際してパブリックコメントを参考にするとのこと。募集期間は2009年5月11日まで。 以下はその抜粋。(2)の文章...
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*Case2008

2008.12.16 「訴訟記録閲覧等制限申立事件 申立人 萬有製薬」 知財高裁平成20年(行タ)10008

独メルクと米メルクの合意: 知財高裁平成20年(行タ)10008 【要旨】 2008.12.16 「訴訟記録閲覧等制限申立事件 申立人 萬有製薬」 知財高裁平成20年(行タ)10007 と同様の内容。 基本事件については下記参照: 2008.10.30 「メルク・コマンデイトゲゼルシヤフト・アウフ・アクチエン v. 萬有製薬」知財高裁平成20年(行ケ)10314
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*Case2008

2008.12.16 「訴訟記録閲覧等制限申立事件 申立人 萬有製薬」 知財高裁平成20年(行タ)10007

独メルクと米メルクの合意: 知財高裁平成20年(行タ)10007 【背景】 基本事件(2008.10.30 「メルク・コマンデイトゲゼルシヤフト・アウフ・アクチエン v. 萬有製薬」知財高裁平成20年(行ケ)10308)の訴訟記録中、別紙記録目録記載の部分について、基本事件原告(メルク・コマンデイトゲゼルシヤフト・アウフ・アクチエン)の親会社であるE.Merck(現在の名称:Merck KGaA,...
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*Case2008

2008.12.15 「ニプロファーマ v. 富田製薬」 知財高裁平成20年(行ケ)10144

重炭酸透析用人工腎臓潅流用剤: 知財高裁平成20年(行ケ)10144 【背景】 被告(富田製薬)が特許権者である「重炭酸透析用人工腎臓潅流用剤の製造方法及び人工腎臓潅流用剤」に関する特許(第2769592号)の請求項9及び10について、無効審判請求不成立の審決に不服の原告(ニプロファーマ)が審決取消訴訟を提起した。 争点は、 ①実施可能要件及びサポート要件違反の有無、 ②特開平2-311419号公...
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*Case2008

2008.11.26 「バイエル v. 大洋薬品」 東京地裁平成19年(ワ)26761

高純度アカルボース事件: 東京地裁平成19年(ワ)26761 【背景】 高純度アカルボースについての特許権(第2502551号)を有する原告(バイエル)が、被告(大洋薬品)製剤の製造・販売行為は特許権を侵害するとして、被告製剤の製造及び販売の差止め等を求めた。 主な争点は、 (1)本件特許発明は特開昭57-185298(乙2)及び特開昭57-212196(乙3)(いずれも原告自身の出願公開)により...
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*Case2007

2007.09.26 「エーザイ(株) v. (有)エーザイ」 東京地裁平成19年(ワ)12863

エーザイ事件: 東京地裁平成19年(ワ)12863 【背景】 製薬会社であるエーザイ(原告)が、「有限会社エーザイ」の商号の被告に対し、被告は 「エーザイ」及び「E - Z A I 」の表示を商品等表示として使用するとともに、「e-zai.com」のドメイン名を使用して営業活動をしていると主張して、不正競争防止法3条、2条1項1号、2号、12号に基づき被告表示等の使用の差止め及び被告商号の抹消登記...
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*Case2008

2008.10.30 「メルク・コマンデイトゲゼルシヤフト・アウフ・アクチエン v. 萬有製薬」知財高裁平成20年(行ケ)10314

「メルク萬有」不使用取消: 知財高裁平成20年(行ケ)10314 【背景】 被告(萬有製薬)は,登録第642075号商標「メルク萬有」の商標権者である。 原告(メルク)は、本件商標の指定商品中第5類「薬剤」についての不使用取消審判を請求した。 しかし、特許庁は、被告が本件審判請求の登録前3年以内に日本国内において,本件商標を請求に係る指定商品中の「薬剤」について使用していたことを証明したとして、「...
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*Case2008

2008.10.30 「メルク・コマンデイトゲゼルシヤフト・アウフ・アクチエン v. 萬有製薬」 知財高裁平成20年(行ケ)10308

「日本メルク萬有」不使用取消: 知財高裁平成20年(行ケ)10308 【背景】 被告(萬有製薬)は,登録第640192号商標「日本メルク萬有」の商標権者である。 原告(メルク)は、本件商標の指定商品中第5類「薬剤」についての不使用取消審判を請求した。 しかし、特許庁は、被告が本件審判請求の登録前3年以内に日本国内において、本件商標を請求に係る指定商品中の「薬剤」について使用していたことを証明したと...
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*Case2007

2007.09.11 「Aventis and King v. Lupin」 CAFC Docket No. 2006-1530, -1555

光学異性体の非自明性: CAFC Docket No. 2006-1530, -1555 【背景】 King社が販売する降圧薬であるramipril (商標名: Altace; Angiotensin-Converting Enzyme (ACE) inhibitor)について、ジェネリックメーカーであるLupin社がFDAにANDA申請したことに対し、ramiprilをカバーするUS 5,061...
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*Case2007

2007.09.05 「Forest v. Ivax and Cipla」 CAFC Docket No.2007-1059

光学異性体の非自明性: CAFC Docket No.2007-1059 【背景】 "substantially pure (+)-enantiomer of citalopram"つまり"escitalopram"をカバーするUS reissue Patent 34,712の特許権者であるForest社が販売する抗うつ薬であるescitalopram oxalate(商標名: Lexapro; ...
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*Case2007

2007.08.30 「バクスター v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10559

国際公開が特30条1項「刊行物に発表」に該当するか?: 知財高裁平成18年(行ケ)10559 【背景】 「腹膜透析または連続的な腎臓置換治療のための2部分の重炭酸塩ベースの溶液」に関する出願(特願2001-167510、特開2002-370988)に係る発明について、出願人(バクスター社)がした国際出願の公開(WO01/17534)は、特30条1項にいう「刊行物に発表」には該当しないから、同規定の...
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*Case2008

Levofloxacin – Daiichi’s patent term extension revoked in appeal proceedings.

無効2007-800168及び無効2007-800169 【背景】 第一製薬(現: 第一三共)はクラビット(Cravit)®(有効成分はレボフロキサシン(levofloxacin))の〈適応菌種〉レジオネラ属の効能追加承認(承認番号: 20500AMZ00563000号)に基づいて特許権(特許番号: 1659502及び2008845(前者の分割))の存続期間延長登録(延長登録出願番号: 2006-...
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*Case2008

2008.11.26 「グラクソ v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10379

薬を含む加圧容器の貯蔵方法および包装: 知財高裁平成19年(行ケ)10379 【背景】 「薬を含む加圧容器の貯蔵方法および包装」に関する発明(特表2002-532216、WO2000/037336)について、本願発明と引用発明との相違点である包装を備えている点は周知技術であり、引用発明の容器に該周知技術を適用することは当業者であれば容易に想到し得ることであるとして進歩性無しとした拒絶審決に対して、...
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*Case2007

2007.08.21 「セプラコール v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10498

光学異性体の進歩性: 知財高裁平成18年(行ケ)10498 【背景】 「β2気管支拡張薬の改善使用」に関する出願(特願平4-81971、特開平5-97707)に係る発明について、特29条2項違反を理由に拒絶審決が下されたため、原告(セプラコール)は審決取消訴訟を提起した。 請求項1: R-エナンチオマーを95%以上含有するテルブタリン又はR,R-エナンチオマーを95%以上含有するフォルモテロールを...
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*Case2008

2008.11.20 「バイエルクロップサイエンス v. エンシステックス」 知財高裁平成20年(ネ)10027

工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤: 知財高裁平成20年(ネ)10027 原審: 2008.01.30 「エンシステックス v. バイエルクロップサイエンス」 東京地裁平成19年(ワ)24878 【背景】 エンシステックス(被控訴人)が、「工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤」に関する特許権(特許3162450号)を有するバイエルクロップサイエンス(控訴人)に対し、バイエルクロッ...
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*Case2008

2008.11.20 「バイエルクロップサイエンス v. エンシステックス」 知財高裁平成20年(行ケ)10068

イエシロアリ又はヤマトシロアリより保護するための害虫防除剤: 知財高裁平成20年(行ケ)10068 【背景】 バイエルクロップサイエンス(原告)が有する「工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤」に関する特許(特許3162450号)について、エンシステックス(被告)から無効審判請求がなされ、その中で特許庁が訂正を認めた上、本件訂正発明1,2についての特許を無効とする旨の審決をしたことから、原告...
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*Pharma/IP news

Aricept – Eight generic companies file request for invalidation of Eisai’s patent term extension

エーザイの販売するアリセプトをカバーする特許権存続期間延長登録に対して後発品メーカー(沢井製薬・シオノケミカル・大正薬品工業・大洋薬品工業・東和薬品・日医工・日本薬品工業・陽進堂)が無効審判を請求しました(2008年11月)。記事「アリセプト®の特許権存続期間延長登録」に関して読者の方から情報を頂きました。ありがとうございました。 問題となっているのは特許2578475についての下記存続期間延長登...
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*Case2008

2008.10.29 「X v. 三菱化学」 知財高裁平成20年(ネ)10039

職務発明の相当の対価請求権の消滅時効: 知財高裁平成20年(ネ)10039 原判決: 2008.02.29 「A v. 三菱化学」 東京地裁平成19年(ワ)12522 【背景】 被控訴人(三菱化学)の元従業員である控訴人(X)が、被控訴人に対し、職務発明に係る特許権について相当対価の支払を求めた。 被控訴人は、相当の対価請求権は時効により消滅したと主張した。 本件発明は、職務発明であり、被控訴人は...
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*Case2008

2008.10.28 「参天製薬 v. 千寿製薬」 知財高裁平成19年(行ケ)10331

開口点眼容器: 知財高裁平成19年(行ケ)10331 【背景】 被告(千寿製薬)は、「開口点眼容器及びそれの製造方法」に関する本件特許(第3694446号)について無効審判を請求、特許権者である原告(参天製薬)は訂正請求したが、訂正後の請求項1ないし9はいずれも進歩性なしであるとされ無効審決。本件はその審決取消訴訟。 【要旨】 原告は、本件発明1と甲1発明Aとの一致点の認定の誤り及び相違点看過、さ...
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*Case2008

2008.10.06 「ユーロスクリーン v. 小野薬品」 大阪地裁平成18年(ワ)7760

ケモカイン受容体88C(CCR5)の機能: 大阪地裁平成18年(ワ)7760 【背景】 原告は、被告のスクリーニング行為などがケモカイン受容体88C(CCR5)に関する本件特許権(第3288384号)を侵害するとして、被告に対し、特100条1項又は2項等に基づき、ケモカイン受容体CCR5のDNA、DNAベクター、トランスフェクトされた細胞及びポリペプチド、並びにこれらを使用して得られた記録媒体及び...
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*Case2007

2007.08.08 「ファリスバイオテック v. 日本スキャンティボディ」 知財高裁平成18年(行ケ)10406

hPTH(1-37)配列由来のペプチド: 知財高裁平成18年(行ケ)10406 【背景】 原告(ファリスバイオテック )は、「hPTH(1-37)配列由来のペプチド」を発明の名称とする特許第3457004号の特許権者であり、29条2項違反等により無効とする審決が下されたため、審決取消訴訟を提起した。 【要旨】 裁判所は、 取消事由4(相違点の判断の誤り)についての (1) 相違点(a)の判断の誤り...
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*Case2007

2007.07.11 「Daiichi Sankyo v. Apotex」 CAFC Docket No.06-1564

FLOXIN OTIC事件(the level of ordinary skill in the art): CAFC Docket No.06-1564 【背景】 第一三共が販売するニューキノロン系抗菌耳科用製剤であるオフロキサシン(ofloxacin、商標名:FLOXIN OTIC、日本ではTARIVID、タリビッド)について、ジェネリックメーカーであるApotex社がFDAにANDA申請(パ...
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*Case2007

2007.07.05 「イミュネックス v. 国」 東京地裁平成19年(行ウ)56

年金の追納期限徒過: 東京地裁平成19年(行ウ)56 【背景】 原告が「後期段階炎症反応の治療用組成物」に関する特許権(特許第3122139)の第5年分の特許料納付期限の追納期限の経過後に第5年分の追納手続を行ったのに対し、特許庁長官が前記納付書について手続却下処分を行ったことについて、前記追納期限の徒過につき原告の責めに帰することができない理由(特112条の2第1項)があるとして、前記却下処分の...
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*Case2007

2007.07.04 「メルク v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10271

結晶多形発明と進歩性: 知財高裁平成18年(行ケ)10271 【背景】 原告は、「タキキニン受容体拮抗薬~メチルモルホリンの多形結晶」とする発明(特願平11-507368、特表2000-513383、WO1999/001444)について拒絶査定不服審判を請求したが、請求は成り立たない旨の審決をされたため、審決取消訴訟を提起した。 審決の理由は、引用発明(WO/1995/023798、出願人はMer...
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*Case2008

2008.10.02 「大洋薬品 v. バイエル」 知財高裁平成19年(行ケ)10430

高純度アカルボース事件: 知財高裁平成19年(行ケ)10430 【背景】 大洋薬品(原告)が、バイエル(被告)を特許権者とする「高純度アカルボース」に関する特許第2502551号のうち請求項1ないし3に係る発明の特許につき無効審判請求(2007年4月19日)をしたが、審判請求は成り立たないとの審決(同年12月11日)がされたため、同審決の取消しを求め知財高裁に提訴した事案。 請求項1: 水とは別に...
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*Case2007

2007.05.30 「フレゼニウス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10244

記載不備の訂正の許否: 知財高裁平成17年(行ケ)10244 【背景】 「非PVC多層フィルム」に関する特許(特許第3155924号)に対して、異議申立てがされたところ、記載不備(特36条4項、36条6項2号違反)を理由に取消し決定がなされ、この決定に対して、原告は特許取消決定取消請求訴訟を提起した。 【要旨】 当裁判所の判断 「前記第3に記載のとおり,原告は,本件訂正審判請求に係る訂正を認める審...
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*Case2007

2007.05.30 「フレゼニウス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10799

記載不備の訂正の許否: 知財高裁平成17年(行ケ)10799 【背景】 医薬バッグ用の「非PVC多層フィルム」に関する特許(特許第3155924号)に対して、異議申立て(異議2001-72839号)がされたところ、記載不備(特36条4項、36条6項2号違反)を理由に取消し決定がなされ、この決定に対して、原告は特許取消決定取消請求訴訟を提起(本事件と同日に判決言渡。2007.05.30 「フレゼニウ...
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*Case2007

2007.06.28 「杏林ファルマ v. 杏林製薬」 知財高裁平成19年(ネ)10014

杏林事件: 知財高裁平成19年(ネ)10014 【背景】 杏林ファルマが周知営業表示たる杏林製薬の商号と類似する商号を使用して、杏林製薬の営業と混同を生じさせたことが不競法2条1項1号に該当し、杏林製薬の営業上利益が侵害されたとして、杏林製薬が「杏林ファルマ株式会社」なる商号の使用差止め及び抹消登記手続きを求めた事案。原審にて、杏林ファルマの商号は、営業表示としての杏林製薬の商号と類似しており、不...
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*Case2007

2007.06.28 「アプライド・リサーチ・システムズ v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10442

医薬用途発明の効果の定量性: 知財高裁平成18年(行ケ)10442 【背景】 原告は、「受精能を変化させる方法」との発明(特表平9-509418)について拒絶査定不服審判を請求したが、請求は成り立たない旨の審決をされたため、審決取消訴訟を提起した。 【要旨】 裁判所は、特36条4項について、 「この要件を医薬についての用途発明についてみると,一般に,物質名,化学構造だけからその有用性を予測すること...
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*Case2008

2008.09.30 「Wyeth et al. v. Dudas」 Civil Action No. 07-1492 (D.D.C. 2008)

PTA(patent term adjustment)の算定解釈を巡る争いで、裁判所はWyethの主張を支持しました。 つまり、今までのUSPTOによるPTAの算定解釈が誤っていたということを意味するインパクトのある判決。 現時点で登録直前・直後のケースがある場合、USPTOによるPTAの算定が本判決に照らして妥当なものかどうか早急に確認する必要があるでしょう。 判決文: 「Wyeth et al...
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*Case2007

2007.05.16 「ロレアル v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10291

公知成分同士の組合せ: 知財高裁平成18年(行ケ)10291 【背景】 「(a)グラフトシリコーンポリマーと、(b)アミノシリコーン、シリコーン樹脂、及びシリコーンガムから選択される少なくとも1つのシリコーンとを含有する、ケラチン物質をトリートメントすることを意図した化粧用または皮膚病用組成物」に関する発明についての、進歩性なしとの拒絶審決に対する取消訴訟。 引例との相違点は、本願発明が、組成物の...
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*Case2007

2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10016

プロピオン酸ベクロメタゾンの存続期間延長登録出願: 知財高裁平成19年(行ケ)10016 本件処分は「キュバール100エアゾール」承認番号21400AMY00147000に対しての事案。 「キュバール50エアゾール」承認番号21400AMY00146000について同内容の判決が同日付で下されている。 参照: 2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)...
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*Topics

クラビット®の特許権存続期間延長登録

・2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017の記事で寄せられたコメント ・アリセプト®の特許権存続期間延長登録の記事で寄せられたコメント に関してのメモです。コメントありがとうございました。 クラビット(Cravit)®(有効成分はレボフロキサシン(levofloxacin))の製造承認は1993年10月1日であり、その後、2000年8月2...
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*Topics

アリセプト®の特許権存続期間延長登録

2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017の記事で寄せられたコメントに関してのメモです。コメントありがとうございました。 エーザイはアリセプト®の承認に基づいて有効成分をカバーする化合物特許権(特許番号: 2578475)について下記の存続期間延長登録をした。 延長登録出願番号: 平11-700114 延長登録の年月日: 平13.12.19...
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*Case2007

2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017

プロピオン酸ベクロメタゾンの存続期間延長登録出願: 知財高裁平成19年(行ケ)10017 【背景】 原告(スリーエム)は、 処分の対象になった物: プロピオン酸ベクロメタゾン、 処分の対象となった物について特定された用途: 気管支喘息 ただし、 「下記の気管支喘息 ・全身性ステロイド剤依存の患者におけるステロイド剤の減量又は離脱 ・ステロイド剤以外では治療効果が十分得られない患者」 を除く。 とす...
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*Case2007

2007.03.28 「ノバルティス v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10371

バルサルタンの固体経口剤形: 知財高裁平成18年(行ケ)10371 【背景】 「バルサルタンの固体経口剤形」に関する発明(特表2000-506540; WO97/49394)について、拒絶査定を受け、審判請求とともに手続補正書を提出したが、手続補正を却下された上で、審判請求は成り立たない旨の審決をされたため、取消決定取消訴訟を提起した。 審決の理由は、補正後の本願発明は(ノバルティス自身の出願公開...
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*Case2007

2007.03.28 「大正薬品 v. アステラス製薬」 知財高裁平成18年(行ケ)10427

ハルナールとハルンナート: 知財高裁平成18年(行ケ)10427 【背景】 大正薬品(原告)は、「ハルンナート」の片仮名文字と「HARNNAT」の欧文字とを上下二段に書してなり指定商品を第5類「薬剤」とする登録商標の商標権者であったが、アステラス製薬(被告(請求人))の「前立腺肥大症の排尿障害改善剤」を表示するものとして「ハルナール」、「HARNAL」又は「Harnal」との標章(使用標章)が使用...
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*Case2008

2008.08.06 「スキーペンズ アイ リサーチ v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10304

局所投与の有用性を裏付ける記載: 知財高裁平成19年(行ケ)10304 【背景】 「シェーグレン症候群における眼のアンドロゲン療法」に関する特許出願(WO93/20823; 特表平07-508716)について、明細書の記載要件を満たしていないと判断された拒絶審決の取消しを求めた事案。 本願明細書には、アンドロゲン等の有用性に関する薬理試験として、マウスを用いた「全身投与」の実験結果の記載があるのみ...
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*Case2007

2007.07.19 「武田 v. 特許庁長官(長期徐放型マイクロカプセル事件)」 知財高裁平成18年(行ケ)10311

特許権の存続期間延長登録要件の解釈: 知財高裁平成18年(行ケ)10311 【背景】 原告(武田薬品)は、先の薬事承認処分(販売名:リュープリン注射用3.75、酢酸リュープロレリンを有効成分とし効能・効果を前立腺癌とする1ヵ月製剤)の後、本件薬事承認処分(販売名:リュープリンSR注射用キット11.25、酢酸リュープロレリンを有効成分とし効能・効果を前立腺癌とする3ヵ月製剤)に基づいて新規製剤特許(...
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*Case2007

2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10588

ランソプラゾールの効能・効果である「ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助」は「抗菌」用途と実質的に違うのか: 知財高裁平成17年(行ケ)10588 タケプロンカプセル30の承認に基づく事件であり、2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10587の判決内容と同じ。
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*Case2007

2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10587

ランソプラゾールの効能・効果である「ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助」は「抗菌」用途と実質的に違うのか: 知財高裁平成17年(行ケ)10587 【背景】 ランソプラゾール(Lansoprazole、プロトンポンプインヒビター、販売名タケプロンカプセル15)の一変承認に基づく特許権存続期間延長登録出願(2000-700166)の拒絶審決取消訴訟。 本件処分は、「効能及び効果」について、「胃潰瘍又は...
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*Case2007

2007.03.15 「X v. 大塚製薬」 知財高裁平成18年(ネ)10074

物質発明において生物系研究者が発明者たるには?: 知財高裁平成18年(ネ)10074 【背景】 抗血小板剤プレタール®(Pletaal®、一般名: シロスタゾール(Cilostazol)に関する職務発明対価請求事件。 テトラゾリルアルコキシカルボスチリル誘導体とそれを含有する医薬成分に関する米国特許権にかかる発明(抗血小板薬プレタール)について、元従業員である控訴人(原告)が、控訴人は本件発明の発...
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*Case2008

2008.07.30 「ファルマシア・アンド・アップジョン v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10377

用途発明の引用適格: 知財高裁平成19年(行ケ)10377 【背景】 「高選択的ノルエピネフリン再取込みインヒビターおよびその使用方法」に関する発明(特表2003-503450)は引例との関係で進歩性なし、とされた拒絶審決に対する審決取消訴訟。 請求項1(本願補正発明1): ノルエピネフリン再取込みの選択的阻害は望まれるが,セロトニン再取込みの阻害は望まれない慢性疼痛の治療または予防のための医薬組...
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*Case2008

2008.07.30 「スミスクライン ビーチャム v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10224

内面の被覆に特徴があるサルメテロール吸入器の発明: 知財高裁平成19年(行ケ)10224 【背景】 「サルメテロール用計量投与用吸入器」に関する請求項1に係る本願発明(特表平11-509434号)は、引例および周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから進歩性なし、とされた拒絶審決に対する審決取消訴訟。 【要旨】 アルブテロールで争われた 2008.07.30 「スミスクラ...
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*Case2008

2008.07.30 「スミスクライン ビーチャム v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10223

内面の被覆に特徴があるアルブテロール吸入器の発明: 知財高裁平成19年(行ケ)10223 【背景】 「アルブテロール用計量投与用吸入器」に関する請求項1に係る本願発明(特表平11-509433号)は、引例および周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから進歩性なし、とされた拒絶審決に対する審決取消訴訟。 請求項1: 「一以上のフルオロカーボンポリマーを一以上の非フルオロカー...
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*Case2007

2007.03.01 「ブリストルマイヤーズスクイブ v. 日本ケミカルリサーチ」 知財高裁平成17年(行ケ)10818

臨床試験プロトコールと引例適格: 知財高裁平成17年(行ケ)10818 【背景】 BRISTOL MYERS SQUIBB(原告)は「タキソールを有効成分とする制癌剤」に関する特許(特許第2848760号)の特許権者であったが、新規性、進歩性、及びサポート要件を満たさないとの理由で無効審決とされたため、取消訴訟を提起した。 問題となった請求項1は、 「固形癌、白血病または卵巣癌~患者を治療するため...
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*Case2007

2007.02.28 「エスエス v. 東光薬品」 知財高裁平成18年(行ケ)10375

「イブペイン」と「EVEPAIN」と「EVE」と「PAIN」: 知財高裁平成18年(行ケ)10375 【背景】 被告(東光薬品)は「イブペイン」の片仮名文字を横書きしてなり、指定商品を第5類「薬剤」等とする商標権者。原告(エスエス)は、被告を被請求人として、本件商標権の通常使用権者が指定商品についての登録商標に類似する商標の使用であって、原告の業務に係る商品と混同を生ずるものをしたとして、商53条...
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*Case2008

2008.08.20 「AstraZeneca v. Apotex and Impax」 CAFC Docket No. 2007-1414, -1416, -1458, -1459

臨床試験(clinical study)は公然実施(public use)?: CAFC Docket No. 2007-1414, -1416, -1458, -1459 (In re omeprazole patent litigation) 【背景】 Astrazenecaが販売するPrilosecの有効成分omeprazole(オメプラゾール、プロトンポンプインヒビター)製剤をカバーする特...
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*Case2007

2007.02.27 「味の素 v. 中外」 知財高裁平成17年(行ケ)10732

味の素 v. 中外 「生理活性タンパク質の製造法」: 知財高裁平成17年(行ケ)10732 【背景】 「生理活性タンパク質の製造法」とする発明(特許第2576200号)の特許権者であった原告(味の素)が、特29条2項等により無効とすべきものであるとした無効審決について、その取消訴訟を提起した。 【要旨】 原告は、審決が進歩性の引例とされた論文について周知技術の認定等の進歩性の判断を誤ったものである...
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