*Case2007

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*Case2007

2007.09.26 「エーザイ(株) v. (有)エーザイ」 東京地裁平成19年(ワ)12863

エーザイ事件: 東京地裁平成19年(ワ)12863 【背景】 製薬会社であるエーザイ(原告)が、「有限会社エーザイ」の商号の被告に対し、被告は 「エーザイ」及び「E - Z A I 」の表示を商品等表示として使用するとともに、「e-zai.com」のドメイン名を使用して営業活動をしていると主張して、不正競争防止法3条、2条1項1号、2号、12号に基づき被告表示等の使用の差止め及び被告商号の抹消登記...
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2007.09.11 「Aventis and King v. Lupin」 CAFC Docket No. 2006-1530, -1555

光学異性体の非自明性: CAFC Docket No. 2006-1530, -1555 【背景】 King社が販売する降圧薬であるramipril (商標名: Altace; Angiotensin-Converting Enzyme (ACE) inhibitor)について、ジェネリックメーカーであるLupin社がFDAにANDA申請したことに対し、ramiprilをカバーするUS 5,061...
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*Case2007

2007.09.05 「Forest v. Ivax and Cipla」 CAFC Docket No.2007-1059

光学異性体の非自明性: CAFC Docket No.2007-1059 【背景】 "substantially pure (+)-enantiomer of citalopram"つまり"escitalopram"をカバーするUS reissue Patent 34,712の特許権者であるForest社が販売する抗うつ薬であるescitalopram oxalate(商標名: Lexapro; ...
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2007.08.30 「バクスター v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10559

国際公開が特30条1項「刊行物に発表」に該当するか?: 知財高裁平成18年(行ケ)10559 【背景】 「腹膜透析または連続的な腎臓置換治療のための2部分の重炭酸塩ベースの溶液」に関する出願(特願2001-167510、特開2002-370988)に係る発明について、出願人(バクスター社)がした国際出願の公開(WO01/17534)は、特30条1項にいう「刊行物に発表」には該当しないから、同規定の...
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2007.08.21 「セプラコール v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10498

光学異性体の進歩性: 知財高裁平成18年(行ケ)10498 【背景】 「β2気管支拡張薬の改善使用」に関する出願(特願平4-81971、特開平5-97707)に係る発明について、特29条2項違反を理由に拒絶審決が下されたため、原告(セプラコール)は審決取消訴訟を提起した。 請求項1: R-エナンチオマーを95%以上含有するテルブタリン又はR,R-エナンチオマーを95%以上含有するフォルモテロールを...
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2007.08.08 「ファリスバイオテック v. 日本スキャンティボディ」 知財高裁平成18年(行ケ)10406

hPTH(1-37)配列由来のペプチド: 知財高裁平成18年(行ケ)10406 【背景】 原告(ファリスバイオテック )は、「hPTH(1-37)配列由来のペプチド」を発明の名称とする特許第3457004号の特許権者であり、29条2項違反等により無効とする審決が下されたため、審決取消訴訟を提起した。 【要旨】 裁判所は、 取消事由4(相違点の判断の誤り)についての (1) 相違点(a)の判断の誤り...
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2007.07.11 「Daiichi Sankyo v. Apotex」 CAFC Docket No.06-1564

FLOXIN OTIC事件(the level of ordinary skill in the art): CAFC Docket No.06-1564 【背景】 第一三共が販売するニューキノロン系抗菌耳科用製剤であるオフロキサシン(ofloxacin、商標名:FLOXIN OTIC、日本ではTARIVID、タリビッド)について、ジェネリックメーカーであるApotex社がFDAにANDA申請(パ...
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2007.07.05 「イミュネックス v. 国」 東京地裁平成19年(行ウ)56

年金の追納期限徒過: 東京地裁平成19年(行ウ)56 【背景】 原告が「後期段階炎症反応の治療用組成物」に関する特許権(特許第3122139)の第5年分の特許料納付期限の追納期限の経過後に第5年分の追納手続を行ったのに対し、特許庁長官が前記納付書について手続却下処分を行ったことについて、前記追納期限の徒過につき原告の責めに帰することができない理由(特112条の2第1項)があるとして、前記却下処分の...
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2007.07.04 「メルク v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10271

結晶多形発明と進歩性: 知財高裁平成18年(行ケ)10271 【背景】 原告は、「タキキニン受容体拮抗薬~メチルモルホリンの多形結晶」とする発明(特願平11-507368、特表2000-513383、WO1999/001444)について拒絶査定不服審判を請求したが、請求は成り立たない旨の審決をされたため、審決取消訴訟を提起した。 審決の理由は、引用発明(WO/1995/023798、出願人はMer...
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2007.05.30 「フレゼニウス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10244

記載不備の訂正の許否: 知財高裁平成17年(行ケ)10244 【背景】 「非PVC多層フィルム」に関する特許(特許第3155924号)に対して、異議申立てがされたところ、記載不備(特36条4項、36条6項2号違反)を理由に取消し決定がなされ、この決定に対して、原告は特許取消決定取消請求訴訟を提起した。 【要旨】 当裁判所の判断 「前記第3に記載のとおり,原告は,本件訂正審判請求に係る訂正を認める審...
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2007.05.30 「フレゼニウス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10799

記載不備の訂正の許否: 知財高裁平成17年(行ケ)10799 【背景】 医薬バッグ用の「非PVC多層フィルム」に関する特許(特許第3155924号)に対して、異議申立て(異議2001-72839号)がされたところ、記載不備(特36条4項、36条6項2号違反)を理由に取消し決定がなされ、この決定に対して、原告は特許取消決定取消請求訴訟を提起(本事件と同日に判決言渡。2007.05.30 「フレゼニウ...
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2007.06.28 「杏林ファルマ v. 杏林製薬」 知財高裁平成19年(ネ)10014

杏林事件: 知財高裁平成19年(ネ)10014 【背景】 杏林ファルマが周知営業表示たる杏林製薬の商号と類似する商号を使用して、杏林製薬の営業と混同を生じさせたことが不競法2条1項1号に該当し、杏林製薬の営業上利益が侵害されたとして、杏林製薬が「杏林ファルマ株式会社」なる商号の使用差止め及び抹消登記手続きを求めた事案。原審にて、杏林ファルマの商号は、営業表示としての杏林製薬の商号と類似しており、不...
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2007.06.28 「アプライド・リサーチ・システムズ v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10442

医薬用途発明の効果の定量性: 知財高裁平成18年(行ケ)10442 【背景】 原告は、「受精能を変化させる方法」との発明(特表平9-509418)について拒絶査定不服審判を請求したが、請求は成り立たない旨の審決をされたため、審決取消訴訟を提起した。 【要旨】 裁判所は、特36条4項について、 「この要件を医薬についての用途発明についてみると,一般に,物質名,化学構造だけからその有用性を予測すること...
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2007.05.16 「ロレアル v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10291

公知成分同士の組合せ: 知財高裁平成18年(行ケ)10291 【背景】 「(a)グラフトシリコーンポリマーと、(b)アミノシリコーン、シリコーン樹脂、及びシリコーンガムから選択される少なくとも1つのシリコーンとを含有する、ケラチン物質をトリートメントすることを意図した化粧用または皮膚病用組成物」に関する発明についての、進歩性なしとの拒絶審決に対する取消訴訟。 引例との相違点は、本願発明が、組成物の...
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2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10016

プロピオン酸ベクロメタゾンの存続期間延長登録出願: 知財高裁平成19年(行ケ)10016 本件処分は「キュバール100エアゾール」承認番号21400AMY00147000に対しての事案。 「キュバール50エアゾール」承認番号21400AMY00146000について同内容の判決が同日付で下されている。 参照: 2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)...
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2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017

プロピオン酸ベクロメタゾンの存続期間延長登録出願: 知財高裁平成19年(行ケ)10017 【背景】 原告(スリーエム)は、 処分の対象になった物: プロピオン酸ベクロメタゾン、 処分の対象となった物について特定された用途: 気管支喘息 ただし、 「下記の気管支喘息 ・全身性ステロイド剤依存の患者におけるステロイド剤の減量又は離脱 ・ステロイド剤以外では治療効果が十分得られない患者」 を除く。 とす...
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2007.03.28 「ノバルティス v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10371

バルサルタンの固体経口剤形: 知財高裁平成18年(行ケ)10371 【背景】 「バルサルタンの固体経口剤形」に関する発明(特表2000-506540; WO97/49394)について、拒絶査定を受け、審判請求とともに手続補正書を提出したが、手続補正を却下された上で、審判請求は成り立たない旨の審決をされたため、取消決定取消訴訟を提起した。 審決の理由は、補正後の本願発明は(ノバルティス自身の出願公開...
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2007.03.28 「大正薬品 v. アステラス製薬」 知財高裁平成18年(行ケ)10427

ハルナールとハルンナート: 知財高裁平成18年(行ケ)10427 【背景】 大正薬品(原告)は、「ハルンナート」の片仮名文字と「HARNNAT」の欧文字とを上下二段に書してなり指定商品を第5類「薬剤」とする登録商標の商標権者であったが、アステラス製薬(被告(請求人))の「前立腺肥大症の排尿障害改善剤」を表示するものとして「ハルナール」、「HARNAL」又は「Harnal」との標章(使用標章)が使用...
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2007.07.19 「武田 v. 特許庁長官(長期徐放型マイクロカプセル事件)」 知財高裁平成18年(行ケ)10311

特許権の存続期間延長登録要件の解釈: 知財高裁平成18年(行ケ)10311 【背景】 原告(武田薬品)は、先の薬事承認処分(販売名:リュープリン注射用3.75、酢酸リュープロレリンを有効成分とし効能・効果を前立腺癌とする1ヵ月製剤)の後、本件薬事承認処分(販売名:リュープリンSR注射用キット11.25、酢酸リュープロレリンを有効成分とし効能・効果を前立腺癌とする3ヵ月製剤)に基づいて新規製剤特許(...
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*Case2007

2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10588

ランソプラゾールの効能・効果である「ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助」は「抗菌」用途と実質的に違うのか: 知財高裁平成17年(行ケ)10588 タケプロンカプセル30の承認に基づく事件であり、2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10587の判決内容と同じ。
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*Case2007

2007.03.27 「武田薬品 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10587

ランソプラゾールの効能・効果である「ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助」は「抗菌」用途と実質的に違うのか: 知財高裁平成17年(行ケ)10587 【背景】 ランソプラゾール(Lansoprazole、プロトンポンプインヒビター、販売名タケプロンカプセル15)の一変承認に基づく特許権存続期間延長登録出願(2000-700166)の拒絶審決取消訴訟。 本件処分は、「効能及び効果」について、「胃潰瘍又は...
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2007.03.15 「X v. 大塚製薬」 知財高裁平成18年(ネ)10074

物質発明において生物系研究者が発明者たるには?: 知財高裁平成18年(ネ)10074 【背景】 抗血小板剤プレタール®(Pletaal®、一般名: シロスタゾール(Cilostazol)に関する職務発明対価請求事件。 テトラゾリルアルコキシカルボスチリル誘導体とそれを含有する医薬成分に関する米国特許権にかかる発明(抗血小板薬プレタール)について、元従業員である控訴人(原告)が、控訴人は本件発明の発...
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*Case2007

2007.03.01 「ブリストルマイヤーズスクイブ v. 日本ケミカルリサーチ」 知財高裁平成17年(行ケ)10818

臨床試験プロトコールと引例適格: 知財高裁平成17年(行ケ)10818 【背景】 BRISTOL MYERS SQUIBB(原告)は「タキソールを有効成分とする制癌剤」に関する特許(特許第2848760号)の特許権者であったが、新規性、進歩性、及びサポート要件を満たさないとの理由で無効審決とされたため、取消訴訟を提起した。 問題となった請求項1は、 「固形癌、白血病または卵巣癌~患者を治療するため...
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*Case2007

2007.02.28 「エスエス v. 東光薬品」 知財高裁平成18年(行ケ)10375

「イブペイン」と「EVEPAIN」と「EVE」と「PAIN」: 知財高裁平成18年(行ケ)10375 【背景】 被告(東光薬品)は「イブペイン」の片仮名文字を横書きしてなり、指定商品を第5類「薬剤」等とする商標権者。原告(エスエス)は、被告を被請求人として、本件商標権の通常使用権者が指定商品についての登録商標に類似する商標の使用であって、原告の業務に係る商品と混同を生ずるものをしたとして、商53条...
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*Case2007

2007.02.27 「味の素 v. 中外」 知財高裁平成17年(行ケ)10732

味の素 v. 中外 「生理活性タンパク質の製造法」: 知財高裁平成17年(行ケ)10732 【背景】 「生理活性タンパク質の製造法」とする発明(特許第2576200号)の特許権者であった原告(味の素)が、特29条2項等により無効とすべきものであるとした無効審決について、その取消訴訟を提起した。 【要旨】 原告は、審決が進歩性の引例とされた論文について周知技術の認定等の進歩性の判断を誤ったものである...
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*Case2007

2007.02.27 「味の素 v. 中外」 知財高裁平成18年(ネ)10038

先使用権の判断はされず: 知財高裁平成18年(ネ)10038 【背景】 中外の腎性貧血症治療剤「エポジン(遺伝子組換えヒトEPO)」と白血球減少症治療剤「ノイトロジン(遺伝子組換えヒトG-CSF)」の製造・販売行為が味の素の「生理活性タンパク質の製造法」とする発明の特許権(特許第2576200号)を侵害するとして味の素が損害賠償請求訴訟を提起した。 請求項1: 「生理活性タンパク質をコードする遺伝...
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*Case2007

2007.01.30 「クレハ v. メルクホエイ・扶桑薬品」 知財高裁平成18年(ネ)10061

クレメジン、ジェネリックとの攻防: 知財高裁平成18年(ネ)10061 【背景】 球形吸着炭を有効成分として含有する慢性腎不全治療薬クレメジンの内服用吸着剤の分包包装体及びその製法について特許権(特許第2607422号)を有する一審原告である控訴人(クレハ)が、一審被告らである被控訴人(メルクホエイ・扶桑薬品)に対し、被告製品(後発品)が特許発明の技術的範囲に属しており、特許侵害であるとともに、不...
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*Case2007

2007.01.18 「エーザイ v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10726

存続期間延長の「用途(効能・効果)」の異同: 知財高裁平成17年(行ケ)10726 【背景】 ラベプラゾールナトリウム(Sodium Rabeprazole、プロトンポンプ阻害剤、販売名パリエット(Pariet)錠)の一変承認に基づく特許権存続期間延長の出願の拒絶審決取消訴訟。先の薬事承認処分と本件薬事承認処分との違いは「用法・用量」だったが、原告は、本件処分は新しい効能・効果があることを前提にな...
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*Case2007

2007.01.18 「エーザイ v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10725

存続期間延長の「用途(効能・効果)」の異同: 知財高裁平成17年(行ケ)10725 【背景】 ラベプラゾールナトリウム(Sodium Rabeprazole、プロトンポンプ阻害剤、販売名パリエット(Pariet)錠)の一変承認に基づく特許権存続期間延長の出願の拒絶審決取消訴訟。先の薬事承認処分と本件薬事承認処分との違いは「用法・用量」だったが、原告は、本件処分は新しい効能・効果があることを前提にな...
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*Case2007

2007.01.18 「エーザイ v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10724

存続期間延長の「用途(効能・効果)」の異同: 知財高裁平成17年(行ケ)10724 【背景】 ラベプラゾールナトリウム(Sodium Rabeprazole、プロトンポンプ阻害剤、販売名パリエット(Pariet)錠)の一変承認に基づく特許権存続期間延長の出願の拒絶審決取消訴訟。先の薬事承認処分と本件薬事承認処分との違いは「用法・用量」だったが、原告は、本件処分は新しい効能・効果があることを前提にな...
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*Case2007

2007.01.17 「X v. 三共有機合成」 東京地裁平成18年(ワ)18196

職務発明の相当対価請求権の消滅時効の起算点: 東京地裁平成18年(ワ)18196 【背景】 職務発明に係る特許を受ける権利を被告に譲渡したとして、原告は、特35条3項に基づき、相当の対価等を請求した。特許発明当時、被告においては特に職務発明の取扱いについて明示的に定めた勤務規則等の定めはなかった。 【要旨】 職務発明についての特許を受ける権利を使用者に承継させた場合、従業者は、対価の支払い時期が契...
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*Case2007

2007.06.28 「Takeda v. Alphapharm」 CAFC Docket No.06-1329

ACTOS(アクトス)米国特許侵害訴訟: CAFC Docket No.06-1329 【背景】 武田薬品が販売するチアゾリジンジオン系糖尿病治療薬である塩酸ピオグリタゾン(pioglitazone hydrochloride、商標名:ACTOS、アクトス)について、ジェネリックメーカーであるAlphapharm社がFDAにANDA申請したことに対し、特許権者である武田薬品が侵害訴訟を提起した。 ...
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*Case2007

2007.09.10 「大洋薬品 v. アステラス」 知財高裁平成19年(ネ)10034

セフジニルの結晶形特許の有効性は?: 知財高裁平成19年(ネ)10034 【背景】 2007.03.13 「アステラス v. 大洋薬品」 東京地裁平成17年(ワ)19162の控訴審。 抗生物質セフジニル(商品名:セフゾン®カプセル)のA型結晶に関する発明(特許第1943842)の特許権者であるアステラス製薬が、その後発医薬品としてセフジニルを有効成分とする大洋薬品製剤の製造販売の差止め及び同製剤の...
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*Case2007

2007.07.12 「エンシステックス v. バイエルクロップサイエンス」 知財高裁平成18年(行ケ)10482

進歩性判断の引用発明の認定(適格性): 知財高裁平成18年(行ケ)10482 【背景】 被告(バイエルクロップサイエンス)の有する「工芸素材類を害虫より保護するための害虫防除剤」に関する特許(特許3162450号)に係る発明について、原告(エンシステックス)が無効審判を請求。 特許庁は、被告がした訂正請求に係る訂正を認めた上、上記審判請求は成り立たない(進歩性あり)との審決(無効2005-8022...
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*Case2007

2007.12.06 「Novopharm v. Janssen-Ortho, Daiichi」 Supreme Court of Canada Docket No. 32200

Levofloxacin(レボフロキサシン)特許の有効性は?(カナダ最高裁上告棄却): Supreme Court of Canada Docket No. 32200 Levaquin(一般名:levofloxacin(レボフロキサシン)、ニューキノロン系抗生物質、日本での販売名はクラビット)の後発品をカナダで販売するNovopharm(Tevaの子会社)に対して、その特許権者である第一製薬(現...
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*Case2007

2007.11.29. 「イエダ v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10105

実験的に実証されていないから進歩性があるのか?: 知財高裁平成19年(行ケ)10105 【背景】 「溶解型TNF受容体のマルチマー,その製造方法,およびそれを含有する医薬組成物(特開平7-145068号)」に関する発明が引例との関係で進歩性を有しないとの拒絶審決に対して取消しを求めた事案。 請求項1: TNFのその受容体への結合の妨害能を有しTNFの作用を遮断できる,溶解型TNF-Rのマルチマーま...
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*Case2007

2007.11.22 「アンジオテック v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10303

発明の構成要素の用途は発明を特定する要素となり得るか?: 知財高裁平成18年(行ケ)10303 【背景】 「抗-血管形成性組成物およびそれにより被覆されたステント」に関する発明の特許権者(共有者)である原告が、特許異議の申立てを受けた特許庁により本件特許(特許第3423317号)を取り消す旨の決定がされたため、同決定の取消しを求めた。 請求項1: 身体通路の管腔の開放状態を維持するためのステントで...
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*Case2007

2007.11.13 「ホーファーリサーチ v. 東洋新薬」 知財高裁平成19年(行ケ)10098

動機付けは、本願発明と引用発明とが同じ効果の観点でなければならないか?: 知財高裁平成19年(行ケ)10098 【背景】 被告(東洋新薬)は「皮膚外用剤」に関する特許(第3533392号)の特許権者である。本件は、無効審判請求人である原告(ホーファーリサーチ)が、審決のうち請求不成立とされた部分についての取消しを求めた事案である。 争点は、進歩性及びサポート要件。 請求項1: 松樹皮抽出物および平...
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*Case2007

2007.10.31 「エフ エム シー v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10031

補正却下・拒絶査定は、クレームごとに処分されるのか?: 知財高裁平成19年(行ケ)10031 【背景】 「カデュサホスのマイクロカプセル化製剤」に関する特許出願(特願2000-561829号)についての拒絶査定不服審判において、特許庁は、原告が審判請求時にした請求項13についての補正は、特17条の2第4項第2号に掲げる『特許請求の範囲の減縮』を目的とするものではないとした上で、補正を却下し、本件出...
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*Case2007

2007.10.11 「プロクター&ギャンブル (P&G) v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10509

効果の言及が定性的な記載のみの場合でもサポート要件は満たされるのか?: 知財高裁平成18年(行ケ)10509 【背景】 原告が「中間鎖分岐界面活性剤」に関する特許出願(特表2000-503700号)の拒絶審決取消訴訟。サポート要件(特36条6項1号)が主たる争点となった。 【要旨】 裁判所は、 「特許請求の範囲の記載が,明細書のサポート要件に適合するか否かは,特許請求の範囲の記載と発明の詳細な説明...
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*Case2007

2007.10.18 「メルク v. ユーロドラッグ」 知財高裁平成18年(行ケ)10378

アレンドロネートの用法・用量をカバーする特許の進歩性は?: 知財高裁平成18年(行ケ)10378 【背景】 「骨吸収を抑制する方法」に関する特許(特許第3479780号)に係る発明について、特29条2項違反を理由に無効審決が下されたため、特許権者である原告(メルク)が同審決の取消しを求めた事案。 請求項1: アレンドロネート,薬剤として許容できるその塩およびこれらの混合物より成る群の中から選択され...
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*Case2007

2007.10.11 「大幸薬品 v. 和泉薬品」 大阪高裁平成18年(ネ)2387

正露丸/ラッパのマークには自他商品識別力あるか?: 大阪高裁平成18年(ネ)2387 【背景】 原審: 2006.07.27 大阪地裁平成17年(ワ)11663 原告(大幸薬品)は、胃腸薬「正露丸」につき、類似の包装を使用した胃腸薬を製造販売している被告(和泉薬品)に対し、不競法2条1項1号又は2号の不正競争、また商標権侵害に当たると主張して、製造販売の差止め、包装の廃棄、損害賠償を請求した。 【...
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