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*Case2016

2016.06.22 「メルク シャープ アンド ドーム v. ファイザー」 知財高裁平成27年(ワ)12609

フィナステリド(プロペシア®錠後発品)の特許権侵害差止請求事件: 知財高裁平成27年(ワ)12609 (別紙) 【背景】 「5α-レダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン脱毛症の治療方法」に関する特許権(第3058351号)を有する原告(メルク シャープ アンド ドーム)が被告(ファイザー)に対し被告各製品は特許発明(請求項1)の技術的範囲に属し、かつ、存続期間延長登録を受けた本件特許権の効力は被告に...
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*Case2016

2016.04.20 「メルク シャープ アンド ドーム v. マイラン・テバ」 知財高裁平成27年(行ケ)10033

プロペシア®錠特許(用量発明)の無効審決取消訴訟: 知財高裁平成27年(行ケ)10033 【背景】 原告(メルク シャープ アンド ドーム)が保有する「5α-レダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン脱毛症の治療方法」に関する特許(第3058351号)の無効審決(無効2013-800194)取消訴訟。 本件明細書の記載によれば、アンドロゲン脱毛症や前立腺ガンの治療におけるフィナステライドの有用性は文献に...
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*Case2016

2016.03.31 「タイワンジェ v. 特許庁長官」 知財高裁平成27年(行ケ)10052

医薬用途発明の記載要件: 知財高裁平成27年(行ケ)10052 【背景】 「ナルメフェン及びそれの類似体を使用する疾患の処置」に関する特許出願(特願2007-531272; 特表2008-512462)拒絶審決(不服2012-20646号)取消訴訟。争点は記載要件。 請求項1: B型肝炎より選択された,ウィルス性の感染,器官の損傷が肝臓の損傷,肺の損傷,及び腎臓の損傷であるところの器官の損傷,並び...
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*Case2016

2016.03.30 「東和薬品 v. メルク シャープ アンド ドーム」 知財高裁平成27年(行ケ)10054

モメタゾンフロエート薬剤発明の顕著な効果の判断: 知財高裁平成27年(行ケ)10054 【背景】 被告(メルク)が保有する「気道流路および肺疾患の処置のためのモメタゾンフロエートの使用」に関する特許登録(第3480736号)の無効審判請求を不成立とした審決(無効2014-800055)の取消訴訟。審決は、本件発明1の構成については容易想到であると判断したが、その効果: アレルギー性鼻炎に対して1日...
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*Case2016

2016.03.25 「DKSH・岩城製薬・高田製薬・ポーラファルマ v. 中外製薬・ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク」 知財高裁平成27年(行ケ)10014

マキサカルシトールの製法特許: 知財高裁平成27年(行ケ)10014 【背景】 被告ら(中外製薬・ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク)が保有する「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許(第3310301号)の無効審判請求を不成立とした審決(無効2013-800222)の取消訴訟。争点は甲4発明からの進歩...
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*Case2016

2016.03.25 「DKSH・岩城製薬・高田製薬・ポーラファルマ v. 中外製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10014

均等侵害を認めた知財高裁大合議(オキサロールの有効成分マキサカルシトールの製造方法): 知財高裁平成27年(ネ)10014 【背景】 「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許第3310301号の特許権(出願日1997年9月3日)の共有者である被控訴人(中外製薬)が、控訴人(DKSH)の輸入販売に係るマキサカルシトール原薬、並びに控訴人(岩城製薬、高田製薬及び...
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*Case2016

2016.03.24 「東和薬品 v. イコス」 知財高裁平成27年(行ケ)10113

タダラフィルの特定用量製剤(シアリス錠)特許: 知財高裁平成27年(行ケ)10113 【背景】 被告(イコス)が保有する「単位製剤」に関する特許(第4975214号; WO2000/066099; 存続期間満了日2020.4.26)の無効審判請求を不成立とした審決(無効2013-800243)の取消訴訟。争点は進歩性の有無。 請求項1(本件発明1): 1日あたり20mgの総用量を上限として,以下の...
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*Pharma/IP news

ヤクルト・デビオファームがエルプラット® (オキサリプラチン)後発品販売の日本化薬に対して製剤特許侵害訴訟を提起

(株)ヤクルト本社およびデビオファーム社は、ヤクルト本社が製造販売する抗悪性腫瘍剤オキサリプラチン-販売名「エルプラット®点滴静注液50mg」、「エルプラット®点滴静注液100mg」、および「エルプラット®点滴静注液200mg」の後発医薬品の製造販売承認を取得し販売を行っている日本化薬(株)に対し、デビオファーム社が保有しヤクルト本社に実施権を許諾している製剤特許(特許第4430229号)の侵害を...
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*Case2016

2016.03.09 「ホスピーラ v. デビオファーム」 知財高裁平成27年(行ケ)10105

「からなる」の解釈: 知財高裁平成27年(行ケ)10105 【背景】 被告(デビオファーム)が保有する「オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤」に関する特許登録(第3547755号)の無効審判請求を不成立とした審決(無効2014-800083)の取消訴訟。争点は明確性要件の有無及びサポート要件の有無である。 請求項1: 濃度が1ないし5mg/mlでpHが4.5ないし6のオキサリプラティヌムの水溶...
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*Pharma/IP news

バクスアルタ社が国内臨床試験中emicizumabの製造・使用を特許侵害にあたるとして中外製薬を提訴

中外製薬のニュースリリースによると、中外製薬が臨床開発中の血友病Aに対する新薬候補物質「emicizumab」(開発コード:ACE910)が、バクスアルタ社保有の特許第4313531号に触れるとし、上記emicizumabの製造、使用、譲渡、輸出、譲渡の申出の差止め、ならびに廃棄を求める訴えがバクスアルタ社により東京地裁において提起されたとのことです。 原告は、臨床試験のための日本国内でのemic...
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*Case2016

2016.03.03 「デビオファーム v. 日本化薬」 東京地裁平成27年(ワ)12416

「包含」されるシュウ酸は組成物中に存在する全てのシュウ酸をいい、添加したシュウ酸に限定されない: 東京地裁平成27年(ワ)12416 【背景】 「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用」に関する特許権(第4430229号)を有する原告(デビオファーム)が、被告(日本化薬)に対し、被告製品の生産等が特許権侵害に当たると主張して、被告製品の生産等の差止め及び廃棄を求めた事案。 本件発明...
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*Case2016

2016.03.09 「日産化学 v. 相模化成工業・日医工・壽製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10108

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10108 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人(相模化成工業・日医工・壽製薬)原薬の使用、保存及び製剤の製造販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条...
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*Case2016

2016.03.09 「日産化学 v. 日本ケミファ・日新製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10104

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10104 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人(日本ケミファ・日新製薬)原薬の使用、保存及び製剤の製造販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に...
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*Case2016

2016.03.30 「デビオファーム v. 東和薬品」 東京地裁平成27年(ワ)12414

延長された特許権の効力が争点となった判決: 東京地裁平成27年(ワ)12414 【背景】 「オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤」に関する特許第3547755号の特許権者であるデビオファーム(原告)が、東和薬品(被告)各製品は本件発明の技術的範囲に属し、かつ、存続期間の延長登録を受けた本件特許権の効力は被告各製品の生産等に及ぶ旨主張して、被告に対し被告各製品の生産等の差止め及び廃棄を求めた事案...
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*Case2016

2016.02.24 「日産化学v. 沢井製薬」 知財高裁平成27年(ネ)10080

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10080 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人(沢井製薬)原薬の使用、保存及び製剤の製造販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止...
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*Case2016

2016.02.24 「日産化学 v. 沢井製薬」 知財高裁平成27年(行ケ)10081

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角: 知財高裁平成27年(行ケ)10081 【背景】 原告(日産化学)が保有する「ピタバスタチンカルシウム塩の結晶」に関する特許(第5186108号)に対する無効審決(無効2013-800211号)取消訴訟。争点は、新規性及び進歩性の判断。 請求項1(本件発明1): 式(1)(省略)で表される化合物であり,7~13%の水分を含み,CuKα放射線を使用して...
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*Pharma/IP news

イーライリリー 東京地裁にエビスタ®後発品の販売差止仮処分申立て

2016年3月14日の日本イーライリリー(株)のプレスリリースによれば、米国イーライリリー・アンド・カンパニーが、本年2月に弊社骨粗鬆症治療剤エビスタ®(ラロキシフェン塩酸塩)の後発医薬品の製造販売承認を取得した全ての会社に対し、エビスタの用途特許(特許第2749247号)の侵害を理由として、東京地裁にエビスタ®の後発品医薬品の販売差止め等の仮処分命令の申立てをしました。 参考: 日本イーライリリ...
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*Case2016

2016.01.28 「X v. 興和・興和創薬」 東京地裁平成26年(ワ)25013

特許発明の技術的範囲を明細書記載から限定解釈: 東京地裁平成26年(ワ)25013 【背景】 「メニエール病治療薬」に関する特許権(第4778108号)を有する原告(X)が、被告ら(興和及び興和創薬)による被告製品イソバイドシロップ(有効成分: イソソルビド(Isosorbide))の製造販売が上記特許権の侵害に当たると主張して、被告製品製造等差止め及び損害賠償を求めた事案。 本件発明は次の構成要...
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*Case2015

2015.06.25 「日産化学v. 日本ケミファ・日新製薬」 東京地裁平成26年(ワ)3344;平成26年(ワ)3345

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成26年(ワ)3344;平成26年(ワ)3345 内容は下記記事(東京地裁第47部)とほぼ同じ。 2015.04.28 「日産化学 v.沢井製薬」 東京地裁平成26年(ワ)5187
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*Pharma/IP news

富山化学工業がオゼックス(トスフロキサシントシル酸塩)後発品を販売する3社に対して特許侵害訴訟を提起

2016年3月7日、富山化学工業(株)は、同社が製造販売権を有するニューキノロン系経口抗菌製剤「オゼックス細粒小児用15%」(一般名:トスフロキサシントシル酸塩水和物)の後発医薬品について、Meiji Seikaファルマ、高田製薬、東和薬品の3社に対し、同社の所有する「トスフロキサシンおよびポリビニルピロリドンを含有する粒状固形製剤」に関する特許権(特許第5799061号)を侵害していることを理由...
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*Pharma/IP news

デビオファームがエルプラット® (オキサリプラチン)後発品販売の日本化薬に対して特許侵害訴訟で勝訴

2016年3月4日のデビオファーム・インターナショナルのプレスリリースのよれば、抗癌剤であるエルプラット(Elplat)® (オキサリプラチン(Oxaliplatin))点滴剤 50mg、100mg 及び 200mgを保護するデビオファーム保有特許(特許番号4430229)の侵害訴訟において、同日、東京地裁は、日本化薬(株)によって販売された後発医薬品の抗癌剤が侵害にあたるとの判決を下したとのこと...
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*Case2016

2016.01.28 「日産化学 v. 三和化学・キョーリンメディオ」 大阪地裁平成26年(ワ)12527; 大阪地裁平成26年(ワ)12531

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 大阪地裁平成26年(ワ)12527; 大阪地裁平成26年(ワ)12531 【背景】 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告ら(三和化学、キョーリンメディオ)による原薬及び製剤の製造販売等が上記各特許権の...
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*Pharma/IP news

抗悪性腫瘍剤アリムタ®のビタミン療法特許の無効審判で特許維持審決

日本イーライリリー(株)のpress release(2015.12.15 「抗悪性腫瘍剤アリムタ®のビタミン療法特許に関する特許庁の特許維持審決について」)によれば、抗悪性腫瘍剤アリムタ®(ペメトレキセド注射剤)に関する2件のビタミン療法特許(特許第5102928号及び特許第5469706号)に関し、沢井製薬(株)が請求した無効審判(無効2014-800039及び無効2014-800063)にお...
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*Pharma/IP news

明治 「カバくん」類似でムンディ・シオノギヘルスケアを不正競争行為差止め求め提訴

(株)明治websiteより (株)明治は、2016年2月9日付で、ムンディファーマ(株)およびシオノギヘルスケア(株)に対して、不正競争行為差止等の仮処分命令を求めて、東京地裁に申立てを行ったとのことです。 (株)明治 press releae: 2016.02.09 「ムンディファーマ株式会社およびシオノギヘルスケア株式会社に対する不正競争行為差止等仮処分命令申立に関するお知らせ」 申立てに至...
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*Case2015

2015.12.24 「日産化学 v. 陽進堂」 知財高裁平成27年(ネ)10036

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10036 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人による原薬及び製剤の使用・製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた...
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*Case2015

2015.12.24 「日産化学・興和 v. ダイト・持田・東和・鶴原・科研・小林化工・Meiji Seikaファルマ」 知財高裁平成27年(ネ)10031

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 知財高裁平成27年(ネ)10031 【背景】 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する控訴人(日産化学)が、被控訴人らによる原薬及び製剤の製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを...
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*Case2015

2015.12.24 「セルビオス-ファーマ v. ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ・中外製薬」 知財高裁平成26年(行ケ)10263

マキサカルシトールの製造方法の進歩性: 知財高裁平成26年(行ケ)10263 【背景】 被告ら(ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティ・中外製薬)が保有する「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許3310301号に対してなされた無効審判請求を不成立とした審決(無効2013-800080号)の取消訴訟。 争点は、①進歩性の有無、②実施可能要件違反...
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*Pharma/IP news

マキサカルシトール製法特許の均等侵害事件を知財高裁が大合議事件に指定

2016年1月15日、知財高裁は、2014.12.24 「中外製薬 v. DKSH」 東京地裁平成25年(ワ)4040の控訴審を大合議で審理すると発表しました。本件特許第3310301号は、マキサカルシトール(maxacalcitol)の製造方法に関するもの。マキサカルシトールは活性型ビタミンD3誘導体であり、中外製薬が販売する角化症治療剤オキサロール(Oxarol)®軟膏の有効成分。本事件は、D...
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*Pharma/IP news

レボノルゲストレル(Levonorgestrel)を有効成分とする緊急避妊剤「ノルレボ®錠」に関する特許権について

2015年12月25日、あすか製薬(株)より「レボノルゲストレルに関する特許権について」の謹告文が掲載されました(参照: 日刊薬業website: 【謹告】レボノルゲストレルに関する特許権について)。 あすか製薬は、レボノルゲストレル(Levonorgestrel)を有効成分とする緊急避妊剤「ノルレボ®錠0.75mg」を製造販売しており、レボノルゲストレルに関し、日本特許第5809367号および日...
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*Pharma/IP news

プラバスタチンのプロダクト・バイ・プロセス・クレームに関してテバ社と協和発酵キリンとが争った特許侵害訴訟が終了

2015年12月16日付の協和発酵キリンのpress releaseによれば、協和発酵キリンとテバ社との間で係争していたテバ社保有のプラバスタチンナトリウムに関する特許3737801号に係る特許権侵害訴訟が終了したとのことです。 本件は、2015年6月5日に最高裁により言い渡された、原判決[知財高裁大合議判決]を破棄し、事件を知財高裁に差し戻す旨の判決を受け、知財高裁に係属していましたが、テバ社は...
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*Pharma/IP news

イーライリリーと特許侵害訴訟中の沢井製薬、エビスタ®後発品「ラロキシフェン塩酸塩錠」が薬価収載

骨粗鬆症治療剤エビスタ®(一般名:ラロキシフェン塩酸塩(Raloxifene Hydrochloride))の後発品である沢井製薬のラロキシフェン塩酸塩錠「サワイ」が薬価収載されました。 日本イーライリリー(株)のpress release( 2015.11.20 「骨粗鬆症治療剤エビスタ®用途特許に関する特許侵害訴訟の反訴提起及び販売差止め等の仮処分命令の申立てについて」)によれば、米国本社イー...
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*Case2015

2015.06.30 「テバ v. イーライ リリー」 無効2014-800145

オランザピンの進歩性(エチル基からメチル基に置き換えてみること): 無効2014-800145 【背景】 イーライリリーが保有する「チエノ〔2,3-b〕〔1,5〕ベンゾジアゼピン誘導体及び該誘導体を含有する抗精神病薬組成物」に関する特許第2527860号に対してテバ製薬が請求した無効審判。本件特許は、イーライリリーにおいて開発され製造販売されているチエノベンゾジアゼピン系抗精神病薬ジプレキサ®(Z...
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*Pharma/IP news

ジプレキサ®(Zyprexa®)の有効成分オランザピン(Olanzapine)を保護する物質特許

「チエノ〔2,3-b〕〔1,5〕ベンゾジアゼピン誘導体及び該誘導体を含有する抗精神病薬組成物」に関する特許第2527860号は、イーライリリーにおいて開発され製造販売されているチエノベンゾジアゼピン系抗精神病薬ジプレキサ®(Zyprexa®)の有効成分オランザピン(olanzapine)を保護する物質特許である。 出願日は1991.04.24、20年の存続期間満了日は2011.04.24であるが存...
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*Case2015

2015.11.17 「特許庁長官 v. ジェネンテック」 最高裁 平成26年(行ヒ)356

特許権の存続期間の延長登録出願の登録要件についての最高裁判決(アバスチン事件): 平成26年(行ヒ)356 【背景】 被上告人(ジェネンテック)は、アバスチン®(一般名: ベバシズマブ(遺伝子組換え))についての用法及び用量に関する事項を追加することを主な変更内容とする製造販売承認事項一部変更承認(本件処分)に基づき、本件医薬品を保護する「血管内皮細胞増殖因子アンタゴニスト」に関する特許権(第33...
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*Case2015

2015.10.22 「興和 v. 共和薬品工業」 知財高裁平成27年(ネ)10073

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その13): 知財高裁平成27年(ネ)10073 【背景】 2015.04.27 「興和 v. 共和薬品工業」 東京地裁平成26年(ワ)766の控訴審。原判決は、被控訴人による被控訴人標章1~3の使用が商標的使用に該当せず、また、本件商標は公序良俗に反する商標(商標法4条1項7号)であるから本件商標権を行使することはできない(商標法39条,特許法104条の3第...
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*Case2015

2015.10.21 「興和 v. テバ」 知財高裁平成27年(ネ)10074

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その12): 知財高裁平成27年(ネ)10074 【背景】 2015.04.27 「興和 v. テバ製薬」 東京地裁平成26年(ワ)771の控訴審。 【要旨】 裁判所は、被告商品の錠剤に付された被告標章は「需要者が何人かの業務に係る商品であることを認識することができる態様により使用されていない商標」(商標法26条1項6号)に該当するものと認められ、控訴人が有す...
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*Case2015

2015.10.13 「キメリクス v. 特許庁長官」 知財高裁平成27年(行ケ)10021

併用医薬発明の実施可能要件: 知財高裁平成27年(行ケ)10021 【背景】 「ウイルス感染症およびその他の内科疾患を治療するための化合物,組成物および方法」に関する特許出願(特願2008-505632号。特表2008-538354号、WO2006/110656)の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決(不服2012-1280号)の取消訴訟。争点は、本願併用医薬発明の実施可能要件(特許法36条4項...
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*Case2015

2015.09.09 「興和 v. 小林化工」 知財高裁平成26年(ネ)10137

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その11): 知財高裁平成26年(ネ)10137 【背景】 2014.11.28 「興和 v. 小林化工」 東京地裁平成26年(ワ)767の控訴審。原審は、被控訴人各商品に付された被控訴人各標章は、商標としての自他商品識別機能又は出所表示機能を果たす態様で使用されているということはできず,被控訴人各標章の表示は商標的使用に該当すると認めることができないとして、...
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*Case2015

2015.08.27 「興和 v. 沢井製薬」 知財高裁平成26年(ネ)10129

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その10): 知財高裁平成26年(ネ)10129 【背景】 「PITAVA」の標準文字からなる商標(分割商標権第4942833号の2、指定商品はピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤)の商標権者である控訴人(興和)が、被控訴人(沢井製薬)に対し、「ピタバ」を錠剤の中央に付したピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤の販売差止め及び廃棄を求めた事案。 原審: 20...
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*Case2015

2015.07.31 「日産化学 v. 相模化成工業・日医工・壽製薬」 東京地裁平成26年(ワ)688

ピタバスタチン結晶の特許性: 東京地裁平成26年(ワ)688 【背景】 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告らによる原薬又は製剤の製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事案。本件各特許権が特許無効審判によ...
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*Case2015

2015.07.23 「興和 v. 東和薬品」 知財高裁平成26年(ネ)10138

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その9): 知財高裁平成26年(ネ)10138 【背景】 「PITAVA」の標準文字からなる商標(分割商標権第4942833号の2、指定商品はピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤)の商標権者である控訴人(興和)が、被控訴人(東和薬品)に対し、「ピタバ」を付したPTPシートを包装とするピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤の販売差止め及び廃棄を求めた事案。 原...
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*Pharma/IP news

イーライリリー エビスタ®の用途特許の無効審決の取り消し求め審決取消訴訟を提起

イーライリリーは、骨粗鬆症治療剤エビスタ®(一般名:ラロキシフェン塩酸塩(Raloxifene Hydrochloride)、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM))の用途特許(特許第2749247号)に関する特許庁の特許無効審決(2015.04.15 無効2013-800139)に対し、これを不服として、同審決の取り消しを求め、知財高裁へ審決取消訴訟を提訴しました。 沢井製薬が無効審...
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*Pharma/IP news

塩野義がアイセントレスを販売するMSDに対して特許侵害訴訟を提起

2015年8月18日の塩野義製薬のpress releaseによれば、同社が保有するドイツ特許及び日本特許(第5207392号)に基づき、アイセントレス®(有効成分はラルテグラビルカリウム(raltegravir potassium)、HIVインテグラーゼ阻害剤)を販売するMSD社に対し特許侵害訴訟を提起したとのことです。 参考: 塩野義press release: 2015.08.18 「MSD...
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*Case2015

2015.07.16 「興和 v. Meiji Seikaファルマ」 知財高裁平成26年(ネ)10098

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その8): 知財高裁平成26年(ネ)10098 【背景】 「PITAVA」の標準文字からなる商標(分割商標権第4942833号の2、指定商品はピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤)の商標権者である控訴人(興和)が、「ピタバ」を付したピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤を販売する被控訴人(Meiji Seikaファルマ)の行為が商標権侵害に該当すると主張して...
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*Case2015

2015.06.08 「興和 v. ニプロ」 知財高裁平成26年(ネ)10128

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その7): 知財高裁平成26年(ネ)10128 (原審: 2014.10.30 「興和 v. ニプロ」東京地裁平成26年(ワ)773; 別紙目録) 【背景】 控訴人(興和)が、被控訴人(ニプロ)による被控訴人各全体標章(それぞれ横書きの「ピタバ」と「スタチン」を上下二段に配して成る標章)あるいは被控訴人各標章(被控訴人各全体標章からそれぞれ「ピタバ」の部分を抜...
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*Case2015

2015.04.28 「日産化学 v. 沢井製薬」 東京地裁平成26年(ワ)5187

ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成26年(ワ)5187 ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告による原薬の保存行為、製剤の製造・販売が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事案。 ...
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*Case2015

2015.04.27 「興和 v. テバ製薬」 東京地裁平成26年(ワ)771

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その6): 東京地裁平成26年(ワ)771 【背景】 「ピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤」を指定商品とする商標権(第4942833号の2)を有する原告(興和)が、被告(テバ製薬)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章を付した薬剤販売の差止め及び廃棄を求めた事案。 【要旨】 主 文...
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*Case2015

2015.04.27 「興和 v. 共和薬品工業」 東京地裁平成26年(ワ)766

ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その5): 東京地裁平成26年(ワ)766 【背景】 「ピタバスタチンカルシウムを含有する薬剤」を指定商品とする商標権(第4942833号の2)を有する原告(興和)が、被告(共和薬品工業)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章を付した薬剤販売の差止め及び廃棄を求めた事案。 【要旨】 主...
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2015.06.10 特許庁 「プロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する審査基準及び審査・審判の取扱いについて」

2015年6月10日、特許庁は、プロダクト・バイ・プロセス・クレーム(物の発明に係るクレームにその物の製造方法が記載されている場合)に関する最高裁判決 2015.06.05 「テバ v. 協和発酵キリン」 最高裁平成24年(受)1204 2015.06.05 「テバ v. 東理」 最高裁平成24年(受)2658 を受けて、プロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する審査基準及び審査・審判の取扱いを...
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*Case2015

2015.06.05 「テバ v. 東理」 最高裁平成24年(受)2658

プロダクト・バイ・プロセス・クレームの発明の要旨の認定は物同一説で判断: 最高裁平成24年(受)2658 【背景】 プロダクト・バイ・プロセス・クレームの特許発明の技術的範囲の確定の在り方に関する知財高裁大合議判決を破棄した最高裁判決(2015.06.05 「テバ v. 協和発酵キリン」 最高裁平成24年(受)1204)と同日に出された最高裁判決。本件では、同特許についての特許権侵害差止請求事件に...
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