*Case2026 2026.02.10 「興和 v. 東亜薬品」 知財高裁令和7年(行ケ)10073 ― リパスジルの光安定性向上に関する発明の効果(進歩性)をめぐる審決取消訴訟
Summary本件は、リパスジル製剤の光安定化に関する特許の特許権者である興和(原告)が、当該特許を進歩性欠如を理由として無効とした審決(請求人:東亜薬品)の取消しを求めた事案である。知財高裁は、原告主張の取消事由はいずれも理由がないとして請求を棄却した。本判決は、医薬品分野における進歩性判断、とりわけ「効果」の位置付けに重要な示唆を与えるものである。第一に、薬事承認のために必ず実施される試験によ...
